rakitarouのきままな日常

人間様の虐待で小猫の時に隻眼になったrakitarouの名を借りて政治・医療・歴史その他人間界のもやもやを語ります。

自民党ホームページに思う

2009-08-26 20:45:42 | 政治
選挙投票日が近くなりはっきりとした支持政党を持たない私も各党のマニフェストなどを見比べてどこに投票するか思案しています。中身はともかくパンフレットの出来としてはさすがに民主党のマニフェストは見栄えがよろしい。それに比べると自民党はやや書き方が慎重で後から「こんなこと書いてもどうせできゃしないの解ってたろう。」という批判を党の内外から受けることを意識しているようです。中小の政党に至っては主な主張はあるものの、政権を取る気まではないので「そこは考えてません」と言いたげな、自分たちでも「練られていない」と判るようなものが多いですね。

マニフェスト以外の各党ホームページを見て「ほほう」と興味深く思ったのは自民党の「日本の未来が危ない」という民主党批判の特集ページ。内容は一言で言うと「民主党は反日政党です。」というもの。確かに民主党は寄せ集め政党で、かなりの部分反日左翼思想を持った人達が支持母体になっていて今までも外国人参政権や東京裁判史観を定着させる歴史認識に関する議員立法を提出してきました。今回の民主党のマニフェストではそれら国論を二分するような事案は出さずに「私たちにお任せ下さい」「とにかく政権交代」しか言ってない。政権を取ったら国民が望んでいないような懸案事項を次々と立法化してしまおうと手ぐすね引いているとしたらこれは確かに悪質です。自民党も思い切ったPRをしたなあと感心。

一方で、では自民党は「反日」でなかったか、私は強く問いたい。日本の貴重な社会資源や資産を米国に献上してきたのは自民党政権だったから今国民は政権交代を望んでいることを自民党はしっかり理解しているのだろうか。小泉政権終了後、安倍福田麻生の各政権は小泉路線の修正を彼らなりにやろうとしてきたけれども、常に内部からやくざ的な力で捩じ伏せられ、もとに戻され、「もうやってられません。」と政権を投げ出さざるを得ない状況に追い込まれてきました。小泉後の政権が彼らの目指すところ通りに行われていたら国民の自民党に対する評価は今とは異なるものになっていたと思います。そもそも公明党と連立した時点で自民党は矛盾をかかえたのであり、今民主党を批判しているような内容の事案を支持する公明党とは相いれなかったはずです。ホームページで反日を批判したからには、公明とは離反することを自民は覚悟したということでしょう。だから「ほほう」と感心した次第です。

「自民は一度下野するべき。しかし民主党で大丈夫か?」はまっとうな日本人の殆どの意見です。政権取ったらおとなしくしていた民主党内左翼勢力が暴れ出して反日政策炸裂、良識の杞憂的中、といったあからさまな愚策はよもや取らないとは思いますが「自民でできなかった真に日本のためになる改革」は大変な労力知力が必要なだけに、安易な反日政策に走る事がないようよくよく見張っていかないといけないでしょう。
コメント (2)
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