72年にサム・パリーが発表した「IF SADNESS COULD SING」は英国音楽マニア
にはよく知られたアルバムである。アーゴというレーベルからたった1枚のみ
アルバムを出し(他にセッション参加のものが1枚ある)、表舞台から
姿を消したこと、よくニック・ドレイクと比較されるように内容が秀逸で
あること、何よりジャケットが素晴らしいこと、といったように様々な意味で
琴線を擽るのだ。オリジナルのアナログは当然高価でとても手が出る代物でない。
掲載写真は少々怪しい感じがするレーベル「SMALL TOWN」からCD化された
もので、このCD自体も今では見つけることは難しい。ジャケットの
「SMALL TOWN」のロゴがオリジナル盤の「ARGO」に似せている感じがするのが
「ま、いいか。」という気分にさせる。(笑)
憂いを帯びたボーカルは魅力的だし、ギターだけでなくハーモニカの演奏も
エモーショナルで基本的に弾き語りであるものの、ハードな側面とデリケートな
側面がうまく混ざり合った稀有なアルバムだと思う。
サム以外にもう一人のギタリストと、ベーシストが参加していてドラムレス
であるが、ドラムスの不在を不満に思う要素は何一つ無い。
サムの演奏かもう一人のギタリストの演奏かわからないが、器用に
ボトルネックを使う曲もある。それがスライドギターでなく、アルペジオ
だったりするところが英国フォークの香りを漂わせる。
ジャケット撮影はミック・ロック。流石に格好いいはずである。
シド・バレットの1STに匹敵する写真であるのは言うまでもないだろう。
全11曲、全ての音が心の奥深くに響く43分間を約束する。
にはよく知られたアルバムである。アーゴというレーベルからたった1枚のみ
アルバムを出し(他にセッション参加のものが1枚ある)、表舞台から
姿を消したこと、よくニック・ドレイクと比較されるように内容が秀逸で
あること、何よりジャケットが素晴らしいこと、といったように様々な意味で
琴線を擽るのだ。オリジナルのアナログは当然高価でとても手が出る代物でない。
掲載写真は少々怪しい感じがするレーベル「SMALL TOWN」からCD化された
もので、このCD自体も今では見つけることは難しい。ジャケットの
「SMALL TOWN」のロゴがオリジナル盤の「ARGO」に似せている感じがするのが
「ま、いいか。」という気分にさせる。(笑)
憂いを帯びたボーカルは魅力的だし、ギターだけでなくハーモニカの演奏も
エモーショナルで基本的に弾き語りであるものの、ハードな側面とデリケートな
側面がうまく混ざり合った稀有なアルバムだと思う。
サム以外にもう一人のギタリストと、ベーシストが参加していてドラムレス
であるが、ドラムスの不在を不満に思う要素は何一つ無い。
サムの演奏かもう一人のギタリストの演奏かわからないが、器用に
ボトルネックを使う曲もある。それがスライドギターでなく、アルペジオ
だったりするところが英国フォークの香りを漂わせる。
ジャケット撮影はミック・ロック。流石に格好いいはずである。
シド・バレットの1STに匹敵する写真であるのは言うまでもないだろう。
全11曲、全ての音が心の奥深くに響く43分間を約束する。
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