HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

追憶のブートレグ61・ACT19 / THE FLYING BURRITO BROTHERS

2008-06-13 23:57:54 | ROCK
フライング・ブリトー・ブラザースを話題にする場合、大抵はグラム・パースンズ
在籍時の2枚のアルバムを壇上に乗せることが多い。グラム脱退後もバンドは
しばらく存続し、解散後も再編成して活動をしたのだが私はそこまでは
追いかけていない。グラムのソロやライブ盤は購入し続けているのは、
ボーカリストとしてのグラムが好きだからである。

ブリトーズの曲で何が一番好きかと問われると難しいが、印象に残っている
というか、すぐ思い浮かぶのは「OLDER GUYS」だ。ブリトーズの映像を
初めて見たのがこの曲というのが最大の理由である。「カリフォルニア・ロック
の軌跡」というビデオに収録されていたプロモ・ビデオがそれで
船上で歌う彼らの姿は曲調にぴったりの楽しいものであった。
ティーンエイジ・ファンクラブがカバーしたというのも大きい。
曲の良さとバンドのセンスの良さを改めて感じたのは言うまでもない。

掲載写真はブリトーズの69年7月27日の演奏を中心に収録したブートレグ。
まあまあの音質のサウンドボードで、歓声を拾っていないので臨場感に
欠けるが、グラム在籍時のライブを聴けると言うことで嬉しかったものだ。
昨年はグラム名義ではあったがブリトーズ初期のライブを収録した2枚組CDが
リリースされた。そこでは69年4月4日と4月6日のライブを聴くことが
できたのだが、2日とも演奏された「HOT BURRITO#1」「#2」はこの
ブートレグでは聴くことが出来ない。ライブのハイライトの一つでもあると
思うこの2曲が何故セット・リストから外されたのか、気になって仕方が無い。

先のグラムのライブ盤には「ARCHIVES VOLUME ONE」というタイトルが
ついている。続編を期待しているのであるが、オフィシャルでこの日の音が
陽の目を見るまで、ブートレグがお役御免になる日は来ない。
このブートレグにどれほどの需要があったか解らないが、こんなものも
存在するのがブートレグの面白いところである。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 追憶のブートレグ61・ACT1... | トップ | 腰掛ける男 »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Farther Along (kura_mo)
2008-06-17 02:39:48
昨年の発掘ライブ音源には狂喜しました。ブートを買い集めるほどの財力がない俺には正に天からの贈り物って感じでしたねー。
あれはまだVol.1なんですよね。今後は出るのでしょうか怪しい所もありますが、こうして他にも音源があることが分かってしまうとやはり期待してしまいます。
そういえばヴェルヴェッツの公式ライブブートシリーズも1で終わっちゃいましたしね。あれはまあ仕方ないのか。。誰か意思を継いで出して欲しいなぁ。
返信する
BEFORE I DIE・・・ (ハリー)
2008-06-18 20:24:11
kura_moさん。

あの発掘ライブのリリースは本当に嬉しかったです。
収められた2枚のCDの収録月日が近かったのと
「VOL.1」という表記があったので、「あるだけ
出してくれ」と思ったものです。
V.U.は音源提供者が亡くなったので続編というのは
期待していないのですが、グラムに関しては
毎年2枚組CD1セットずつでいいから、続いて
欲しいですね。
返信する

コメントを投稿