HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

THE ROLLING STONES / HYDE PARK 1969

2006-05-31 23:14:10 | ROCK
はじめて「ハイド・パーク」の映像を見たときはショックだった。
映画「LET'S SPEND THE NIGHT TOGETHER」での溌剌とした躍動感溢れる
ストーンズと「刺青の男」が私の振り出しだったせいもあるが、
リハ不足の不安定な演奏と、「LET'S SPEND・・・」より10年以上前とは
思えないくたびれかたに戸惑いを感じたのだ。

その歴史背景を知り、その後60年代から最新ツアーまで集めまくった数々の
ライブ音源を聴いて「でたらめな演奏」も多々あることを了解した
今となっては、「大好きな、ある日のストーンズ」のライブとなった。

掲載写真は89年にリリースされたブートレグ。いろいろな音源を
かき集めて、カットがあるものもあるが、とりあえずこの日演奏された曲は
全て聴くことが出来るCDだ。
「MIDNIGHT RAMBLER」の演奏時間が短いのは、ラジオ放送から収録したこの
音源の間奏時にかぶるアナウンサーのナレーションをきれいにカットして
あるせいである。アナログ2枚組「STONES IN THE PARK」ではその
ナレーションがかぶった部分も収録されていて、コーティング・ジャケで
マルチ・カラー・ヴィニールなので、未だに手放せないでいる。

映像版「ハイド・パーク」が再びDVD化されるのだが、今度は3曲追加に
なるらしい。「No Expectations」「Mercy Mercy」「Stray Cat Blues」
という渋いセレクションなのが大いに購買意欲をそそる。
この3曲は実際のライブの曲順では3~5曲めにあたる。
映像版「ハイド・パーク」は実際の曲順を大幅に変えての流れでの収録なので
この3曲は「ギミー・シェルター」におまけがついた時と同じような
形で収録されるのだろう。

もし7曲目の「DOWN HOME GIRL」の映像が出てきたら全世界のストーンズ・ファンは
度肝を抜かれたのだが、贅沢は言うまい。
ステージ横からストーンズの演奏に冷徹な眼差しを向けるロバート・フリップさんの
お姿も確認できるこの映像は、クリムズン・ファンも必携であるのは
言うまでもない。

それにしても7月5日発売というのが洒落ている。
もう37年も経つのだなあ・・・・。
コメント
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