HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

NOT GOOD ENOUGH

2014-12-21 00:05:48 | ROCK

      

さて、今年のリリースもあらかた出揃ったので、年末恒例の「HARRY'S ROCK AND
ROLL VILLAGE認定ロック大賞」(笑)の選出をしなければならない。本当はまだ未着の
大物が二つほどあるのだが、当ブログの規定(笑)では毎年12月20日我が家着が選出条件
であるので昨日が締切日であったのだ。

ロック大賞選出前に、今年今一つ「盛り上がれなかった」複雑な感情を抱いたブツをまとめて
取り上げてみる。

まずはキンクスの「LOLA VERSUS POWERMAN AND MONEYGOROUND & PERCY」。
これまでのキンクスのデビューアルバム以降のDX盤は、全て単体のアルバムに大量の
BBCライブやら未発表テイクやらが追加されて2枚組でリリースされていたのだが、
今回はよりによって「LOLA」と「PERCY」の合体作であるというのが、そもそも
気に入らない。

例えスタジオ録音のボーナス・トラックが少なくなったとしても、ライブ音源を収録して
嵩を増す(大歓迎)ことで分売は可能だったと思うのだが。

もう一つ残念なのは、再発プロジェクトの途中で販売権が移行したため、日本での販売
会社が変わったことだ。ユニバーサル・ミュージックからのリリースは実に丁寧な
愛情がこもったものであった。ソニー・ミュージックのリリースの痛いところは
それまでユニバーサルがリリースしてきた「紙ジャケ」を踏襲せずプラスチック・ケースで
リリースしたところだ。

私は「紙ジャケ」愛好家ではないが、それまでずっと続いてきた流れが変わったのが
腹立たしいのだ。普通、アルバムは棚に整理するときはリリース順に並べる。
今回だと「ARTHUR OR THE DECLINE AND FALL OF BRITISH EMPIRE」と
「MUSWELL HILLBILLIS」の2枚の紙ジャケの間に「LOLA+PERCY」のプラケを
並べることになる。何だかなあ。

そういえば、キンクスは15,6年前の再発プロジェクトの時も、英米での販売権が
移動して一時再発プロジェクトが中断したことがある。全くファンをやきもきさせる
バンドである。(笑)

レッド・ツェッペリンのオリジナル・アルバムのDXエディションも、とりあえず
2CDバージョンで全て手にした。今回の再発プロジェクトはアナログ盤の出来が良い
という話を見聞きするが、とてもそこまでは手が出なかった。

ジミー・ペイジいうところの「コンパニオン・ディスク」に収録された曲に期待が
高まったのだが、細かいミックス違いに終始する曲が多かったのが個人的に盛り上がり
きれなかったところか。ツェッペリンのスタジオ・アウトテイクのまとまったリリースは
これまで無かったので、過度に期待をしすぎたのかもしれない。

比較的気に入ってよく聴いたのが3枚目のディスク2であるので掲載写真に選んだ。
勿論、どのオリジナル・アルバムも素晴らしいのはいうまでもない。

あっ、わかった。何故今一つ盛り上がれなかったか。
コンパニオンだから駄目だったのだ。やっぱりスーパー・コンパニオンでないと。
意味不明ですね。(笑)

コメント
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