HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

WHAT GOE ON IN YOUR MIND ?

2014-12-17 20:47:52 | ROCK

V.U.の3枚目のアルバム「VELVET UNDERGROUND」発売45周年記念として
6枚組のスーパー・デラックス・エディションがリリースされた。

一般的に最初の2枚に比べると地味な扱いの盤であるが、聴けば聴くほどに愛着が
湧くのが、この3枚目という人も多いだろう。私のように「セカンドのA面とサードの
A面でアルバムが構成されたら、世界最強。」などと眠たいことを呟く間抜けもいる。(笑)

それはさておき。今回の6枚組であるが、個人的には大いに気に入っている。それは、
「ヴァレンティン・ミックス」「クローゼット・ミックス」「プロモーショナル・モノ」と
3つの違ったミックスを、簡単に一つのセットで楽しむことができるからであるし、
単純に過去の2枚のDX盤に比べてV.U.の音源を多く聴くことができるからでもある。

「クローゼット・ミックス」が初めてCDになったのは、93年にでた3枚組「WHAT
GOES ON」だったように記憶するが、あれは買わなかった。金が無くて買えなかったのかも
しれないが、95年に出た5枚組「PEEL SLOWLY AND SEE」で聴くことができた。
ただ、どちらも編集物なので1枚のCDに1枚のオリジナル・アルバムを収録している
わけではなかったので、これですっきりと各ミックスと対峙できると思うと実に嬉しい。

また、85年に「VU」(1曲以外84年ミックス)として登場した音源の多くを69年の
オリジナル・ミックスで聴くことが出来るし、翌年に出た「ANOTHER VU」収録曲の幾つか
は最新ミックスが施されたものがあり、熱心なファンは聴き比べに余念が無いだろう。
2枚に亘って収録されたライブも聴き応えがある。

で、ここで思うことはこのスーパー・デラックス・シリーズも「これで終わりかなあ。」
ということである。次の「LOADED」は発売元が違うし、既に「LOADED」と「MAX'S
KANSAS CITY」は2枚組が出ているということもあるし。
次があるとしたら、やはり「ライブ集大成」のような組物になるのかもしれない。

「ヴァレンティン・ミックス」と「クローゼット・ミックス」のどちらが好きか、
なんて聞かないでね。(笑)一応、朝聴くなら前者で夜なら後者という逃げ道は
用意してはいるけれど。(笑)



コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする