ティラノザウルス・レックス名義の最後のアルバム「A BEARD OF STARS」とT . レックスに名前を
変更して最初のアルバム「T . REX」がそれぞれ2枚組のデラックス・エディションとして登場した。
04年に再発された際には前者に16曲、後者に9曲のボーナス・トラックが添付され、やたらと
贅沢な気分になったが、今回はそれを超える大幅増量。
まず「A BEARED OF STARS」の増量曲数は33。そのうち16曲が未発表のアウトテイクやデモ。
「T . REX」の増量曲数は24で、そのうち12曲が未発表。この2セットを手にすれば28曲の
未発表デモやアウトテイクを聴くことができるわけで、これは嬉しい。
まあ、御存知の通りマーク・ボランのデモは適当なギター弾き語りの、やりっぱなし感満載の
テイクが多い(笑)のだが、そんなものでも今となっては、否昔から有り難く聴いていた身としては
大して変わり映えしないテイクが続いても嬉しいのだ。(笑)どちらもCDのディスク2は、そんな
テイクばかりなので、今回のDXエディションはマニア向きかもしれない。
さて、今回のDX盤は普通にどこでも買うことができるのだが、ユニバーサル・ミュージックの
HPでしか購入できないのが同時発売された2枚の7インチ。
どちらも今回のDX盤に収録されたデモやBBCライブを7インチにしたものなので、大して音の
良くないデモを7インチで聴いて音質的な楽しみがあるかどうかというと、それは甚だ疑問だが
とにかくアナログ7インチを切ってくれたことが嬉しい。
当初はCDはそこらで買って7インチのみをユニバーサルで購入しようと思ったのだが、送料に
それほど差が無かったことと、CDと7インチを同時に買えば割引(笑)があったので、全て
ユニバーサルのHPで購入した。送料込みの約58ポンドなので決して安い買い物ではない
のだが、現物を手にすると顔はニヤけてくる。
さて、次は「TANX & ZINC ALLOY」のDXエディションだ。