とりあえず携帯電話というものを持ち歩きはしているが、人前で滅多にそれを使うことはない。
着信があれば応じるが、自分から電話をするということはほとんどないので「電話番号を教えて」なんて
ことも言わない。ただ、酒の席では、その都度「あれ、携帯ついに持つようになったの?。じゃあ、
俺のもいれとくわ。」と勝手に触られることになる。
その時、大抵言われるのが「もし、この携帯がテーブルに放置されていても誰もハリーのだとは
思わないだろうな。」である。うーむ。確かにフロントにカエルとリラックマのシールを貼っていれば
私の物だとは思わないかもしれない。しかし、ストラップはジャック・ダニエルである。
開ければ待ち受け画像は菅野○穂である。職場の人間なら、これでわかるだろう。(笑)
カエルの造形というのが好きだ。まあ、この場合一般的なアマガエルを指し、あまりに毒々しい
色合いのカエルを意味するのではない。成体になる前の「オタマジャクシ」というのも、面白い
形だと思うし、その変態の過程も面白い。
カエルを使ったレコード・ジャケットで有名なのが、フロッギー・ビーヴァーの「FROM THE POND」。
水面から顔を出したカエルの写真をアルバム・ジャケットにしているので、何の疑念も抱かないが
古い隠語でバンド名を読み解くと、それは「フランス人の女性器」になり、そうするとアルバム・
タイトルも自ずとニュアンスが変わってくる。まあ、私が助平で頭がおかしいから(笑)そんな
勝手な解釈をしているのかもしれないが。
アメリカはネブラスカのバンドで、アルバムは73年に自主制作されたもの。一聴してサイケというよりは
プログレ寄りな音に思えるのはキーボードのせいだろうが、どの曲も出来は良い。アコースティック・
ギターと、さして当たり障りのないボーカルが上手くマッチしているから、心地よい瞬間もある。
サイケ好きがこの盤を捕獲対象にする理由は、CDでいうと5曲目の『AWAY FROM HOME』に
顕著で、プログレ・サイケと言うべき音がそこにある。
気が付けば6月も、そろそろ終わる。
ケロケロ。