掲載写真は、マーヴィン・ゲイのDVDと未発表ライブCDをセットにして
発売された作品。2年前にリリースされていたのだが何となくスルーしていた。
ここのところ、テンプテーションズやフォー・トップスといった、モータウンの
歴史を彩ったレジェンズ達のDVDが幾つも発売されているので、
それらを購入しようと思ったところ、「そういえばマーヴィンのヤツも
気になるな。」と今更ながら思い立ち購入した次第。
丁度、国内版も再発されたばかりだが、価格差を考慮して私は輸入版を
手に入れた。
DVDはリージョン・フリーなので再生に何の支障も無い。問題は
曲間に挿入されるテレビ番組でのマーヴィンと司会者のやりとりの対訳である。
ここは日本版なら当然日本語字幕が入るのだろうけど、輸入版にそんなものは
無い。英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語の字幕が出せるので
各人の得意な(笑)言語で見るのがよろしかろう。
この手のアンソロジーにありがちな、曲が途中でカットされたり無粋な
編集が施されていないのが良い。「25 FULL LENGTH PERFORMANCES」に
偽りはない。本編は64年から81年までのテレビ出演時のライブで
構成され、曲によってはエンディングの際あたりからインタビュー・シークエンス
に入るものもあるが、大勢に影響は無い。
72年のピアノを弾きながら歌う「WHAT'S GOING ON」が素晴らしいが
一番感動したのはタミー・テレルと「AIN'T NO MOUNTAIN HIGH ENOUGH」を
歌う67年のカラー映像だ。曲が絶品なのは言うまでも無いが二人とも
生き生きと本当に歌うのが楽しいという表情なのが素晴らしい。
それほど多く映像を見たわけではないが、マーヴィンのこんな表情は初めて
見たし、この後は見られない表情でもある。あまりの素晴らしさとこの後の
悲劇を思うと少々感傷的にもなってしまうのだけど。
ボーナス映像には本編で2曲使われた81年のライブの映像が約50分ほど
収録されている。また、音声トラックではスタジオ録音された11曲の
代表曲の中から、マーヴィンの声だけ抜き出したトラックを聴くことが出来る。
ボーナスCDはそれまでリリースされていない76年のライブを60分の
尺で聴くことができ、文字通り気の利いたボーナスと言える。
もちろん、熱心なファンになればなるほど「こんなもんじゃないだろ。
まだまだあるだろ。」という声が出るのも理解できるが、この映像作品が
今後はマーヴィンの歴史を録音物で辿る際の「基本の基本」になるのは
間違いない。
そう言えば、「SOUL TRAIN」の映像はひとつも収録されていないのだな。
ドン・コーネリアスとバスケットをする場面をもう一度見たくなった。
押入れを探すとするか・・・。
発売された作品。2年前にリリースされていたのだが何となくスルーしていた。
ここのところ、テンプテーションズやフォー・トップスといった、モータウンの
歴史を彩ったレジェンズ達のDVDが幾つも発売されているので、
それらを購入しようと思ったところ、「そういえばマーヴィンのヤツも
気になるな。」と今更ながら思い立ち購入した次第。
丁度、国内版も再発されたばかりだが、価格差を考慮して私は輸入版を
手に入れた。
DVDはリージョン・フリーなので再生に何の支障も無い。問題は
曲間に挿入されるテレビ番組でのマーヴィンと司会者のやりとりの対訳である。
ここは日本版なら当然日本語字幕が入るのだろうけど、輸入版にそんなものは
無い。英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語の字幕が出せるので
各人の得意な(笑)言語で見るのがよろしかろう。
この手のアンソロジーにありがちな、曲が途中でカットされたり無粋な
編集が施されていないのが良い。「25 FULL LENGTH PERFORMANCES」に
偽りはない。本編は64年から81年までのテレビ出演時のライブで
構成され、曲によってはエンディングの際あたりからインタビュー・シークエンス
に入るものもあるが、大勢に影響は無い。
72年のピアノを弾きながら歌う「WHAT'S GOING ON」が素晴らしいが
一番感動したのはタミー・テレルと「AIN'T NO MOUNTAIN HIGH ENOUGH」を
歌う67年のカラー映像だ。曲が絶品なのは言うまでも無いが二人とも
生き生きと本当に歌うのが楽しいという表情なのが素晴らしい。
それほど多く映像を見たわけではないが、マーヴィンのこんな表情は初めて
見たし、この後は見られない表情でもある。あまりの素晴らしさとこの後の
悲劇を思うと少々感傷的にもなってしまうのだけど。
ボーナス映像には本編で2曲使われた81年のライブの映像が約50分ほど
収録されている。また、音声トラックではスタジオ録音された11曲の
代表曲の中から、マーヴィンの声だけ抜き出したトラックを聴くことが出来る。
ボーナスCDはそれまでリリースされていない76年のライブを60分の
尺で聴くことができ、文字通り気の利いたボーナスと言える。
もちろん、熱心なファンになればなるほど「こんなもんじゃないだろ。
まだまだあるだろ。」という声が出るのも理解できるが、この映像作品が
今後はマーヴィンの歴史を録音物で辿る際の「基本の基本」になるのは
間違いない。
そう言えば、「SOUL TRAIN」の映像はひとつも収録されていないのだな。
ドン・コーネリアスとバスケットをする場面をもう一度見たくなった。
押入れを探すとするか・・・。