ワッキーズというレーベルは、レゲエ好きには避けて通ることの出来ない
レーベルの一つである。ジャマイカやイギリスでなくニューヨークに拠点を置いた
レーベルというのが面白いし、なんとなくクールで渋い作品が多いのは
レーベル・オーナーのロイド・バーンズの気質とニューヨークという土地柄が
うまくミックスされた賜物と考えると、このレーベルへの愛着も一段と深まると
いうものだ。
毎年何枚かCD化されていくので、気になるアーティストの名前が冠されている
ものや、ジャケットのデザインの気に入ったものから適当に購入しているのだが
これが今時の再発とは思えないほど不親切の極みである。
例えていうなら、一昔前の自動車教習所の教官のようなものだ。(笑)
私は19歳の時に実家の近所の教習所で車の運転免許を取った。
初めて教習所内で車に乗った時のことは今でもよく覚えている。
「周りを良く見て。乗ったらシートベルトを締める。ミラーを見て。
エンジンをかけろ。ギアをローに入れて発進。」
自動車教習所の教官と言うのはクソ生意気でバカなヤツが多いと話には
聞いていたが、こいつもまさにそんな感じで偉そうにふんぞり返って
いる割りには、会話と言うより箇条書きでしか話せないのかとか思いながら
ギアをローに入れて発進。
しばらくすると、こう言いやがった。
「おい、おまえ。いつまでローで走っとるんや。」
これには頭にきた。いままで箇条書きの命令口調で喋っていたのだから
こっちは「次、2速に入れて」とか言うのを待っていただけである。
お望みならあの狭い教習所の直進コースで80キロ出して急ブレーキを
踏むことだって出来たんだぜ。ギアを2速ではなくニュートラルに入れて
車を止め「おい、てめえ降りろ」と教官と喧嘩をして1コマ無駄にしてしまった。
近所に住んでいる別の教官が、「まあまあ。」と止めに来たので、
その人の顔を立ててその場は終わらせたのだが、その後そいつが助手席に乗っている教習車を見つけると、後ろにピッタリついて煽り続けたのは言うまでも無い。
原付バイクの教習の日にあたった別の教官もふざけていた。
「雨降りやなあ。君らどうせ原付は無免で乗ったことあるやろ。
2時間ほど、時間潰して帰ってくれ。教習終わったことにするから。」
私は、教習所の脇を流れる川を煙草を吸いながらぼんやり眺めるだけで
教習が終わるのなら、それも別にかまわないのだけど、その阿呆な教官が
こんな講習で金を稼いでいるかと思うと、その点だけがムカついて仕方なかった。
原付は軽い気持ちで乗ると、危ない乗り物だと思うのだが
それを教えないと言うのは不親切の極みである。
大幅に話がそれたが(笑)つまりワッキーズの再発CDはそれくらい
不親切と言うことだ。今時の再発なら簡単なライナーの一つも添付されて
レーベルの成り立ちとかアルバムがレコーディングされた経緯とかが
書いてあるのが一般的だが、ワッキーズ関連は当時のレコードのジャケットの
裏表以外の情報は何一つ無い。興味を持ったら自分で調べるしかないのである。
私が一番気に入っているのは「AFRICAN ROOTS ACT1」というアルバム。
ロイド・バーンズではなくクライヴ・ハントの製作で、なんとも篭った
音質がスタジオ内に立ち込めたであろう紫煙を連想させるのが格好いい。
掲載写真はRoots Undergroundの「Tribesman Assault」。
なんとなくストーンズ者は、自然と1976年のネブワースのロゴマークを
想起したりして、そこが気に入って掲載写真に選んだ。
レーベルの一つである。ジャマイカやイギリスでなくニューヨークに拠点を置いた
レーベルというのが面白いし、なんとなくクールで渋い作品が多いのは
レーベル・オーナーのロイド・バーンズの気質とニューヨークという土地柄が
うまくミックスされた賜物と考えると、このレーベルへの愛着も一段と深まると
いうものだ。
毎年何枚かCD化されていくので、気になるアーティストの名前が冠されている
ものや、ジャケットのデザインの気に入ったものから適当に購入しているのだが
これが今時の再発とは思えないほど不親切の極みである。
例えていうなら、一昔前の自動車教習所の教官のようなものだ。(笑)
私は19歳の時に実家の近所の教習所で車の運転免許を取った。
初めて教習所内で車に乗った時のことは今でもよく覚えている。
「周りを良く見て。乗ったらシートベルトを締める。ミラーを見て。
エンジンをかけろ。ギアをローに入れて発進。」
自動車教習所の教官と言うのはクソ生意気でバカなヤツが多いと話には
聞いていたが、こいつもまさにそんな感じで偉そうにふんぞり返って
いる割りには、会話と言うより箇条書きでしか話せないのかとか思いながら
ギアをローに入れて発進。
しばらくすると、こう言いやがった。
「おい、おまえ。いつまでローで走っとるんや。」
これには頭にきた。いままで箇条書きの命令口調で喋っていたのだから
こっちは「次、2速に入れて」とか言うのを待っていただけである。
お望みならあの狭い教習所の直進コースで80キロ出して急ブレーキを
踏むことだって出来たんだぜ。ギアを2速ではなくニュートラルに入れて
車を止め「おい、てめえ降りろ」と教官と喧嘩をして1コマ無駄にしてしまった。
近所に住んでいる別の教官が、「まあまあ。」と止めに来たので、
その人の顔を立ててその場は終わらせたのだが、その後そいつが助手席に乗っている教習車を見つけると、後ろにピッタリついて煽り続けたのは言うまでも無い。
原付バイクの教習の日にあたった別の教官もふざけていた。
「雨降りやなあ。君らどうせ原付は無免で乗ったことあるやろ。
2時間ほど、時間潰して帰ってくれ。教習終わったことにするから。」
私は、教習所の脇を流れる川を煙草を吸いながらぼんやり眺めるだけで
教習が終わるのなら、それも別にかまわないのだけど、その阿呆な教官が
こんな講習で金を稼いでいるかと思うと、その点だけがムカついて仕方なかった。
原付は軽い気持ちで乗ると、危ない乗り物だと思うのだが
それを教えないと言うのは不親切の極みである。
大幅に話がそれたが(笑)つまりワッキーズの再発CDはそれくらい
不親切と言うことだ。今時の再発なら簡単なライナーの一つも添付されて
レーベルの成り立ちとかアルバムがレコーディングされた経緯とかが
書いてあるのが一般的だが、ワッキーズ関連は当時のレコードのジャケットの
裏表以外の情報は何一つ無い。興味を持ったら自分で調べるしかないのである。
私が一番気に入っているのは「AFRICAN ROOTS ACT1」というアルバム。
ロイド・バーンズではなくクライヴ・ハントの製作で、なんとも篭った
音質がスタジオ内に立ち込めたであろう紫煙を連想させるのが格好いい。
掲載写真はRoots Undergroundの「Tribesman Assault」。
なんとなくストーンズ者は、自然と1976年のネブワースのロゴマークを
想起したりして、そこが気に入って掲載写真に選んだ。