活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

【大容量】じっぷらしていってね!【20世紀】

2008-06-23 22:00:10 | Weblog
デジカメ所有者の約6割は撮影総量「10GB 未満」―デジタルカメラに関する調査
インターネットコムと goo リサーチが行った「デジタルカメラに関する調査」によると、撮影データが50GB以上というユーザーが若干増えていることがわかった。
と,これまで撮影したデータのおおよその総量と撮影したデータの保存先について,1084人に聞きました。

撮影容量の最も多い回答は,「1GB 以上5GB 未満」の25%。
「わからない」を除いた場合,撮影総量が10GB未満というユーザーが6割とのこと。
えー本当?そんな少ないかあ。
あまり枚数を撮る方じゃないと思うんだけど,「100GB以上」6%に入ってしまう私はどうよ。

で,面白いのがデータの保存先(複数回答)。
最も多いのは「PCのハードディスク」で8割ほど。
次いで「CD」の36%で,「DVD」は意外に少なくて15%。
その一方,「メモリーカードに保存したまま」が37%と結構多い。
そして,泣かせるのが「Zip」0.7%の8人。

Zipって,最近の若者に言っても知らないだろうなあ。
Zipは1994年後半にアメリカのアイオメガ社によって開発されたリムーバブル磁気ディスクメディアで,特にアメリカで広く普及し,ポスト・フロッピーディスクの本命と言われたもの。ただし,同時期には日本ではなぜかMOの方が普及していました。
しかし,ZipもMOも見かけなくなりましたねぇ。

さて,ご存知のようにFDやCDに直接記録するデジカメはありました(ソニーのDigital Mavicaですね)。
では,Zipに書き込むデジカメはあったのか。
Zip採用の2.1Mピクセル光学4倍ズーム機「ZipCam」を参考出品
アメリカで高い普及率を誇るiomegaのZip。今回は、プロトタイプながらも、このZipを使ったデジタルカメラを参考出品していた。
このモデルは、2.1Mピクセルの光学4倍ズーム搭載機だ。
説明員によると、100MBのZipディスク1枚で標準モードの場合、200枚の撮影ができるという。また、記録時間は1コマあたり1秒と高速で、サウンドの記録もできる。

時に1999年のCOMDEX(ハード関係のIT見本市のようです)のこと。
ちなみに3倍ズームタイプも用意されていました。
が,結局このZipCamは試作に終わったようです。

しかし,この頃のデジカメの試行錯誤ぶりや自在なデザインには曰く言いがたい魅力がありますねえ。
振り返ってみて,200万画素から400万画素に至るあたりの時期はホント面白かったな,とつくづく思います。