活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

思い出は億千万だが,一眼レフは数万という現状。

2008-06-16 08:11:53 | Weblog
「ニコンカメラの小(古)ネタ」は毎回古めのニコンカメラやニッコールレンズがのネタのブログ。
あまりにもマニアックなことまでこれでもかこれでもか責めてくるので,ひょっとしてニコンの中の人が書いてるのかしら。
毎日楽しみにチェックしているお気に入りサイトです(愛)。

で,本日のネタは,1964年に「写真工業」に掲載されたニコンの広告。
13万回使って・・・<異常なし>
ニュージーランドの写真家バーハムさんが13年間で13万枚撮ったニコンSを日本光学にオーバーホールに出してきたが,テスト結果は異常なしだった,というもの。
13万枚を言うのに,毎月36枚撮りのフィルムを3本づつ使って100年の計算,というフレーズは当時はリアルなたとえだったんでしょうね。

デジタルになってから撮影枚数は飛躍的に増えました。
個人的には現在年間1万枚くらい。銀塩時代の3~5倍になっています。
ま,私はその辺をぶらつきながらしみじみ撮るタイプなので多い方じゃないと思うんですが,スポーツとか野鳥とか撮ってる人は凄いんでしょうね。
アマはともかくもプロになると月1万ショットというのもザラだとか。

デジタル一眼レフの耐用ショット数は,ミッドクラスで10万ショット,プロ用で15~20万ショット,エントリークラスだと3~5万ショットだということです。
これは銀塩一眼レフとあまり変わってはいないハズ。
でも昔であれば3万枚撮るのに23年かかったわけですが,今はヘタすると3年以内にイっちゃいますねえ。
オーバーホールや修理の費用を考えたら,また新しいものほど確実に高性能であることを考えたら,今や全てのカメラが使い捨てになったと言ってもいいのかも。
と,バーハムさんが嘆いておられることでしょう。