活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

Mのマミヤについて。

2008-06-18 07:32:10 | Weblog
昨日,宮崎勤死刑囚の死刑執行されたとのニュースがありました。
もう20年経ったのか。
事件そのものではなく,写真,映像,カメラの点からちょっと。

この事件以後,街で子どものスナップができなくなった。
カメラを持ってうろついているだけで通報される,ということも。
“アクションカメラ”はあったけど(ヤラセとして),いわゆる“盗撮”がクローズアップされたのもこの事件からだったように思います。

宮崎の愛車が日産ラングレーで,マスコミがそれを喧伝し,そのためイメージが著しく悪化して生産終了になった,という都市伝説はよく知られています。
同じような話として,マミヤプレス(ポラバック付き)を使っていたこともニュース映像で明らかになり,「犯人と同じカメラなんか使えない」と中古店に叩き売りにきた人が居た,とチョートクさんがどこかに書いていましたが,これは本当にあったことなのだろうか。
なお,宮崎は東京工芸短大で写真や映像を学んでいます(川崎麻世と同級生だったのもよく報じられていた)。
「オタク」と言うコトバもこの事件から一般化しました。
が,実はマスコミの映像の印象操作があったことも今日ではよく知られています。

先日の秋葉原の事件も,マスコミの視点はまずはロリ・オタ批判から,それがうまくいかなくなると派遣労働にシフトしていますが,本質はどうも別のような気がします。
関係ないけど,台湾の閣僚が尖閣諸島を巡って開戦も辞せずと発言した件がほとんど報道されていないのは不思議としか言いようがない(中国紙では日台の海上戦力の比較が掲載されたらしい)。
なぜ何のためどこからバイアスがかかるんだろうね。ネットがなかったら,一体どうなっていたことか(ま,ネットだって同じような部分がありますが)。

それはともかく,名機マミヤプレスは今でも憧れのカメラであり,時々思いついてはヤフオクをチェックしています。