ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記

宝塚から始まった観劇人生。ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎、映画やTVドラマ等も書きます。

07/10/22 厚生企画で鎌倉へ

2007-10-22 21:38:09 | おでかけ、旅行

今年の厚生企画は該当部署職員の投票の結果、鎌倉行きになった。秩父で蕎麦打ち体験と多摩動物園からの三択アンケートだったが、鎌倉でよかった。
昨年の都内めぐりの時の記事①はこちら ②はこちら
今年も青空に恵まれた。東京駅近くの鍛冶橋駐車場集合。はとバスに乗り込んで湾岸道路を通って鎌倉へ。バスガイドさんの四大工業地帯の京浜工業地帯を通っているとか、レインボーブリッジや他の橋の構造説明とかも面白かった。天気がいいので房総の工業地帯もうっすら見える。

1.建長寺
ここだけが全く初めてだったので行く前にネット検索で調べていった。
ウィキペディアの「建長寺」の項はこちら
北条時頼がつくった鎌倉五山一位の禅寺。当時の伽藍は残っていないが、徳川幕府が秀忠夫人の霊屋を移築するなど、バックアップしていたようだ。開山の蘭渓道隆の銘による梵鐘が国宝になっていてしっかりチェック。純粋禅の道場としても古いということで、官寺的な性格が強く、庶民の信仰の寺ではないようだ。
夢窓疎石の庭園に鳶の声が響き渡っていたが、太い古木は切り株だけになってしまっていてちょっと寂しい印象。立派だけれど地味な寺。
修学旅行の小学生は山の中腹にある建長寺の鎮守「半僧坊」まで行くことになっているようで、道を聞かれて一緒に探す。階段がすごいし、タイムアップで私は途中で引き返した。
2.鶴岡八幡宮
小学校の修学旅行以来。大河ドラマの「炎立つ」で出てきた源頼義が最初に祀ったのかと納得。「義経記」や「仮名手本忠臣蔵」の鶴ヶ岡社頭兜改めの場などのイメージも湧いてきて楽しめる。史跡めぐりというのは子どもの頃よりも大人になってからの方が楽しいのはこういうことだと思う。
八幡宮の額の「八」の字が「対い鳩」のような形になっている。鳩は「八幡さまのお使い」だからだが、それにちなんで豊島屋の「鳩サブレー」がつくられているといるのも確認できた。
「鳩紋」についてのサイトもご紹介
【昼食】団体用のお座敷でお弁当。おかずはたいしたことないが、かやく御飯がおいしくて思わずおかわり!(小さいお茶碗ですよ~(^^ゞ)
3.鎌倉大仏
ウィキペディアの「高徳院」の項はこちら
ここも小学校の修学旅行以来。鎌倉時代に鋳造された大仏が残っていて国宝になっている。納めていた建物は台風や津波で何回も壊れたのだという。今回は20円出して胎内に入った。段をつくって鋳造してつなげている部分も内側から見えたがそのつなぎ目の説明図などがあるといいと思った。
出てきてから写真のような角度で見たら、大仏の顔がハンサムに見えた。与謝野晶子が「鎌倉やみほとけなれど釈迦牟尼は美男におわす夏木立かな」と歌うのも納得。歌碑のチェックはもれてしまった。
4.長谷寺(長谷観音)
ここは数年前に玲小姐さんと鎌倉在住の友人とで散策して以来。写経所で簡易版の般若心経の写経もした。
今回は白やピンクのシュウメイギクが綺麗に咲いていた。そして今回は展望台からの海を臨む景色も綺麗に見えた。大きな金色の観音像もいいが、ここで一番のお気に入りは「弁天窟」。弁財天像を中心に十六童子の像も石から浮き彫りにされている。童子ごとに何にご利益があるか書いてあり、私は○×童子に祈念(内緒にしよう)。ろうそくが献灯されていて、ちょっと息苦しいのが難点。

今回のお土産は「大仏せんべい(瓦煎餅)」と「鳩サブレー」の2点。

帰りは高速道路がちょっと渋滞。東京駅丸の内口前で解散。それよりも京浜東北線で線路内への人の立ち入りで電車が止まってしまったのに困った。線路内に人が入ることで遅れることが最近はちょくちょくある。精神不安定な人が増えているのだろうか。
充実した日帰り旅行には感謝m(_ _)m