私の大のご贔屓番組「3年B組・金八先生」の第8シリーズ開始の2時間スペシャル!第7シリーズで終ったと思っていたので本当に嬉しい。それにしても金曜8時からの番組だったから「金八先生」だったはずなのに、アレアレ「木9」になってしまってるなぁ。こんなところにも時代の変化を感じる。
午後9時開始にあわせて御飯をつくって娘と観る。夕寝していた娘も「金八先生始まるよ」と言うとガバッと起きてくる。
娘「いつの分の再放送?」
私「新シリーズだよ」
娘「エエッ?」
と2時間しっかり観てしまう。私の方がいろいろ口に出すと「うるさい、今のところ聞こえなかったじゃない」とおこられてしまう。
母娘してそれくらい好きな番組だ。
実際の教師をしている方からは「現実はあんなもんじゃないよ」という声もお聞きするが、やはり武田鉄矢の金八先生の人間味あふれるこのドラマは引き込まれて見てしまう。
小山内美江子さんの脚本が本当によかったが、前回シリーズの途中くらいから病気闘病に入られて若手の脚本家さんに変わっている。原作に小山内美江子さんの名があるのであらすじは書いてくださっているのだろうか?
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前回シリーズのスペシャルドラマの感想の記事はこちら
今回は特に中心的になる子を決めない初期のシリーズのような群像劇になるらしい。
学校選択制が始まって保護者の人気がない桜中学存続の危機?!人気のある学校は冷暖房完備って、ええっ?公立中学でそんなところあるの???
しょっぱなからインターネットでの学校裏サイトの話や自宅に居場所がなくてネットカフェに泊まる女の子の話とかモンスターペアレンツの話......てんこもり!!!
ちょっと前のTV番組「オーラの泉」で武田鉄矢がゲストで出ていたのを偶然見ることができた。海援隊の初ヒット曲「母に捧げるバラード」は美輪明宏のかつてのヒット曲「ヨイトマケの唄」の完全なパクリ曲ということで、武田は美輪に初めて会った時に開口一番あやまったのだという。そこで美輪はすっかり武田が気に入ったらしい。
その「母に捧げるバラード」を聞いた山田洋次監督が武田を自分の台詞をしゃべれる若者だと「幸せの黄色いハンカチ」に抜擢されたのが俳優としてのスタート。金八先生へとつながっていくのだ。美輪はその番組がシリーズを重ねて毎回いろいろな問題を社会に投げかけて大きな役割を果たしたと褒めた。さらに「あなた、参議院選挙で声がかかったのを断ったのは偉かったわ」と美輪明宏に言われて武田鉄也は驚いていた。ヤンキー先生とは大きな違いだ(けっこうヤンキー→侠気→男を見込んでと頼まれるとその気になるという単純思考のイメージが強い。これって偏見だとは思うのだが......)。
最後に武田鉄矢が言っていたことが印象に残っている。議員になる道は選ばなかったのは「僕はあくまでも労働者階級の芸人でいたい」というような気持ちかららしい。ジーン~。これはもう応援するしかないだろう!!
昨年の大河ドラマの吉兵衛最後の日の感想記事もリンク
写真は公式サイトのギャラリーより。この荒川の土手の登校シーンはもう名物化している。こんな通学路、うらやましすぎるぞ~。