Piano Music Japan

シューベルトピアノ曲がメインのブログ(のはず)。ピアニスト=佐伯周子 演奏会の紹介や、数々のシューベルト他の演奏会紹介等

佐伯周子がシューマンピアノ協奏曲op.54を弾く 3(No.2498)

2016-10-07 20:10:12 | 作曲家・シューマン(1810-1856)

シューマンピアノ協奏曲イ短調op.54 は「ピアノソロ曲」タイプ? 「歌曲」タイプ?


  私高本は、そこら辺に居て「周辺に迷惑を掛けまくっているクラシック音楽ヒョーロンカ」の一員なので、今日のブログが気に食わない人は即退出して下さい。否定的なコメント書いても、採用しませんからwww


 私高本にとって、「衝撃的な出来事」が(数え間違いで無ければ)6年前にあった。

日本ドイツリート協会「夏季講習」(日本国内で初開催)


である。当時、佐伯周子は「ソロピアニスト」を目指していたので、何だかわからんメールは全部「流して」いた、とのこと。まあ、そうだろな。すると、

日本ドイツリート協会会長 = 岡原慎也 から、電話が掛かって来て、ウェーバー「舞踏への勧誘」ならぬ、「日本ドイツ協会夏季講習への勧誘」があった


とのことである。既にいくつかの契約をしていたので、「行きたいのですが、全期間は既に入っている契約もあり無理です>< 」との回答をした、とのことだが、何と「できる範囲でいいから参加して!」との暖かいお言葉を頂いた。結局(ところどころ虫食い日程で)参加することになった。私高本は、「佐伯周子専属マネジャー」なので、(歌うことも弾くことも出来ないので)聴講料を払って参加させて頂いた。岡原慎也さんに感謝するばかりである。


 (今もそうだが)私高本は猫頭なので、「ドイツリート」については、シューベルトの(しかも一部だけ!)曲しか知らなかった。佐伯周子の課題曲(シューベルトだけでなく、シューマン、ブラームス、ヴォルフ、マーラー、R.シュトラウス などから歌手の皆様が選んだ曲)を「ドイツリートのトップ歌手&ピアニスト」に指導して頂く、と言う「あり得ん状況」を作って頂いた。


 ・・・で、シューマン歌曲の楽譜を見て「唖然」、

シューマンop1 - op.23 ( -1839)の「ピアノソロ作曲時代」は、超絶ダイナミクス指向の作曲家


だったのだが

シューマンop.24 - 39(1840)の「歌曲の年」は、ダイナミクスが小さくなってる>< 


である。


 目を疑うよな(爆


「シューマンのop.23以前のピアノソロ作品のデュナーミク」 > 「シューマンのop.24-39の『歌曲の年』のデュナーミク」


だったことである。「えっ? 歌手パートも、ピアノ伴奏パートも、こんなにデュナーミク狭いの?」が偽らざる感想であった。「リーダースクライス op.25,op.39」「詩人の恋」「女の愛と生涯 op.25」「ミルテの花 op.24」などが、クララと結婚した年に生まれる。その曲は名曲だらけ。岡原慎也さんを始め、名手揃いに指導して頂いたのだ。その中で(指導も受けていない猫頭ヒョーロンカ=私高本は、それまでに作曲された「シューマン:ピアノソロ曲」のダイナミクス無いじゃん!!! と感じていた。う~ん、「シューマンはシューベルトの後継者」なんて言うが、「歌曲のダイナミクスレンジ」を見る限りは言えない水準だ、と私高本は感じる次第である。



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