Piano Music Japan

シューベルトピアノ曲がメインのブログ(のはず)。ピアニスト=佐伯周子 演奏会の紹介や、数々のシューベルト他の演奏会紹介等

岡原慎也のマーラー(ピアノ伴奏) 批評 前編(No.1955)

2011-12-11 23:49:05 | ピアニスト兼指揮者・岡原慎也
 唐突に予告も無しに、「岡原慎也のマーラー」を聴いて来た。「指揮」では無く、「ピアノ」。ブログ読者の皆様はご安心して読んで下さい><

 5日前には 神戸新聞松方ホール にて、ドヴォルザーク室内楽を聴いて来たばかり。1週間に2回「岡原慎也演奏会」を聴くのは、「同一プログラム」以外では初めてのハズである。演奏会全体は「日本ドイツリート協会 関東例会」なので、多彩な(岡原慎也よりも若々しい演奏家ばかりが)登場して全力の演奏を聴かせてくれた。その中で(岡原慎也と共演できるはずもないピアニストに)素晴らしい人が2人いたので名前だけ書く。

西川典子 と 志茂征彦


 この2人は「ピアノパートに最善の心配り」をしていたが、結果としては「岡原慎也会長」ほどの演奏の高みには達しなかった。原因は「猫頭の私高本」にはワカラン。岡原会長に尋ねてほしい。
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 演奏順は「おそらく、歌手の生年順に若い方から並べて、最後にJDL 会長&副会長の模範演奏」の予定だったのだった、と推測される。随分(良い方に)見込みが違ったのだが(爆
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 演奏順では「最後に据えられていた JDL副会長ソプラノ = 浅田啓子 と 岡原慎也」から批評する。マーラー自身が(どんな形でも)オーケストラ化しなかった「若き日の歌」から4曲。まず間違いなく、「登録された曲を全部外しての模範演奏」と推察される。プログラミングがキツいわなあ(泣
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「ハンスとグレーテ」の超名演を聴かせた「浅田啓子 + 岡原慎也」


  この曲難しいんだよね。超初期のマーラーの名曲なんだが。フィッシャー=ディスカウも「生涯に1回だけセッション録音だけ残した曲」だし(爆

 浅田啓子JDL副会長が選んだ曲なのか? 岡原慎也JDL会長が選んだ曲なのか? は全くわからん(爆

 これほど素晴らしい「ハンスとグレーテ」が聴けたのは幸いである。


信じられない素晴らしい「マーラーの世界」を「若き日の歌 ~ リュッケルト歌曲集」で聴かせてくれた 内藤稚子 + 岡原慎也


には深く感謝するばかり。(私高本の猫頭だと)これが初の共演。内藤は「関東人」と打ち上げでは言っていた。
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 「模範演奏」にするはずだった「マーラー:若き日の歌」の「浅田啓子 + 岡原慎也」は素晴らしかった。おそらく「岡原慎也の頭」に想定していなかったことは

模範演奏を遥かに越す演奏が「一般参加者 = 内藤稚子」に生まれたこと!


だろう。このソプラノは凄いわ > マジで

「夏に交代」では「滑稽に交代する様を十全に表現」したし、「ラインの伝説」は(書き難いのだが)他の組も演奏したのだが、「全く別の超名曲」に聴こえた名演だった!

(続編は水曜日以降に掲載します)

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