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ヴァルチュハ指揮読売日本交響楽団マーラー交響曲第3番2024.05.19批評(No.2860)

2024-05-20 10:22:20 | 批評

マーラー交響曲の「壮大さ」を十全に表したヴァルチュハ指揮読響



  2022年8月に初共演した ヴァルチュハ と 読響。マーラー3番とメンデルスゾーン3番の交響曲を振ったのだが、最も強く印象に残ったのは ピアノ=河村尚子 ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 作品15 のピタリと合わせ、オーケストラを充分に鳴らしながら、ピアノを映えさせる 伴奏技術であった。ブラームスの後に、メンデルスゾーンはブラームスが記憶に残り易い。マーラー交響曲は終曲第4楽章は良かったのだが、そこまでが今一つだった。

マーラー交響曲第3番は、第4番までの「角笛交響曲」中、飛び抜けて演奏頻度が低い。第2番「復活」と比べて合唱や独唱が多いワケでも無いのに、圧倒的に演奏頻度が落ちる。何故か?

マーラー交響曲第3番は、長大 かつ 焦点が絞り難い曲。過去名演は インバル指揮都響「第2回マーラーツィクルス」しか聴いたことが無い



ライブ録音CDになる出来だった。Amazon.co.jp: マーラー:交響曲第3番: ミュージック
何度か聴いてはいるのだが、生涯で1回だけか? と思っていたら、ヴァルチュハ+読響にて聴けたのは幸運。

第1楽章の咆哮から開始されて、第4楽章の静寂さを経て、静寂開始の第6楽章の超巨大なダイナミクスを表現は圧倒的



これで、バンダ=ポストホルンが複数回コケていなかったら、ライブ録音クラスであった。21日サントリーホール公演では、ポストホルン 交替して欲しい。
16型オケ、東京少年少女合唱隊=30名、女声合唱=国立音楽大学=42名。ホルン1番だけトラ付。
週末のチャイコフスキー「悲愴」が楽しみでならない。
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