Piano Music Japan

シューベルトピアノ曲がメインのブログ(のはず)。ピアニスト=佐伯周子 演奏会の紹介や、数々のシューベルト他の演奏会紹介等

NHK交響楽団第2018回C定期公演初日2024.09.27尾高忠明指揮「白鳥の湖」抜粋批評(No.2959)

2024-09-28 11:59:01 | 批評

NHKホール音響を全て把握した 尾高忠明


  NHK交響楽団正指揮者 と言うのは、日本人にしか出されたことのない肩書で、現在は 尾高忠明 と 下野竜也 が就任している。ここ数年見ていると、「Ñ響定期年1回」振る、である。つまり、「年1回のN響定期を見事に振れないとそこまで」の判断である。2024年9月-2025年6月シーズンも この 2024年9月C定期 のみである。


前半の チャイコフスキー「ロココ風の主題による変奏曲」は10型オーケストラによる「小さな音」の演奏。私高本は「チャイコフスキー協奏曲は16型オーケストラを突き抜けるが醍醐味」と信じているので、好みに全く合わない演奏。尾高忠明の意向なのか? チェロソリスト=N響首席チェロ=辻本玲の意向なのか? は不明。


後半のチャイコフスキー「白鳥の湖」抜粋が始まって直ぐに耳を疑った。

前々週 ルイージ指揮ブルックナー第8番 よりも「弦が鳴っている」


のだ。ルイージ指揮ブルックナー も充分に弦も鳴っていた。それ以上なのである! 同じ16型なのに。序奏 演奏中、耳と眼に神経を集中した。発見!!!

N響弦楽器が「ルイージよりも1m以上舞台奥配置」


NHKホールは元来、オペラやバレエで「オーケストラピット使用」時が『現在のN響定期公演』の座席であった。オープニング時は、「ピット」相当に5列座席を配置して、客席数を増やしていた。それが、1996年には、前3列を潰して、オーケストラ用に張り出し、2列だけ客席を配置し、P4列P5列として販売していた。ルイージ指揮ブルックナー第8番は未放映なので、直近放映の6月C定期第2014回定期=沖澤のどか指揮映像で確認した。相当に客席寄りに指揮台配置である。沖澤 はN響定期初登場だったので、これが「N響NHKホールでの通常配置」であろう。

尾高忠明指揮「白鳥の湖」は終演後「ブラヴォーの嵐」


尾高忠明ブラヴォーの嵐は、私高本の記憶に無い。ルイージ指揮ブルックナー第8番並みである。客入りは半分以下に2~3階は見えたので、支持率は尾高忠明 の方が高い。
「一般参賀」で尾高忠明は呼び戻された。日本人指揮者では、朝比奈隆晩年や引退発表後の井上道義くらいであった。圧倒的な聴衆支持。私高本 は2日目も「白鳥の湖」聴きに行く。
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