大編成の「フランク:交響曲ニ短調」から、指揮者無しの室内楽「イベール:木管5重奏曲」まで全てが素晴らしかった読響
う~ん、猫頭=私高本 には「聴く前」には全く意図が分からなかった演奏会である。佐伯周子を誘ったら「行かない!」と言われたし(爆
常任指揮者 = カンブルラン が「この演奏会」で求めたモノは、『アンサンブル精度のさらなる向上』による「音楽の感動」
だった、と感じる。
前任部署(SWR)で滅茶苦茶評価の高かった「メシアン」から開始され、2曲続けてのイベール作曲「指揮者抜きの木管5重奏曲」から「サクソフォン協奏曲」に流れ、「フランク:交響曲ニ短調」のプログラムビルディング。これを「振り切る」ことができるのは、カンブルランただ1人だろう(爆
最も感銘が深かったのは「フランク:交響曲ニ短調」
信じられないほど「細やかな情緒」を描いた演奏であり、「フランクの循環形式」だけでなく、「第2楽章が、ブラームス:ドイツ・レクイエム第2楽章を模倣した!」などもはっきり伝わる演奏。猫頭=私高本は初めて聴いた!
これほどまで、「赤裸々に細部を描き尽くした フランク」
はかつて聴いたことが無い。「フルネ + 都響」とか「デュトワ + N響」も含めて。解釈については、いろいろと「百花繚乱」になるだろう。
編成に関わらず「ぶれない読響のアンサンブル力」の仕上げに感動!
って、私高本 の 感覚が壊れているのか?