Piano Music Japan

シューベルトピアノ曲がメインのブログ(のはず)。ピアニスト=佐伯周子 演奏会の紹介や、数々のシューベルト他の演奏会紹介等

ピアノソナタ D568 の稿問題4(No.1718)

2009-12-07 23:53:33 | 作曲家・シューベルト(1797-1828
 D568最終決定稿の番号で記述する。

D568/3 と D593/2 は『トリオ』がほとんど一致している!


が原因。D279/3 と D277A が「姉妹稿」であるのと同じ理屈で、この2曲は「同一ソナタの同一楽章」である。

第3楽章は、「小節数優先」か? 「調性優先」か?


 この問題に尽きるだろう!


 ドイチュは「小節数優先」にした。他の側面では、「第3ソナタ」と「第4ソナタ」が見付からない! のも一因であった。
 しかし「調性問題」は大きい。

変ニ長調 → 変ホ長調(ソナタ完成稿) → 変ニ長調(独立させた?)


と言う変遷に「ドイチュの考え」ではなる。マジか??

シューベルトには「完成稿」から1楽章を取り出して「単独曲」にした曲は一切無い


が実績である。
 さらに「調性が元の調に戻る」と言う例も皆無。
コメント
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