ぱたの関心空間

関心空間と徒然なるままに。

キサラギ@京都シネマ

2007-06-24 00:27:56 | 映画感想
これって映画って言うよりも演劇なんちゃうん?
いや、映画なんですけどね。間違いなく。

大きな場面転換があるわけではなく、会話から生まれる意外な展開、どんでん返し、そして一つところに収斂していく過程。キャラの立ち方とそのバランスのよさ、ありそう加減となさそう加減の妙。話の緩急の心地よさ。最後のくすぐりまで。なんと演劇っぽいことか。芝居で見ても良いよねー、っていうか芝居で見たいですっ!

素直におもしろかった。
とりあえず、今年見た映画の中で今のところ唯一、素直におもしろかったと感じた作品。

いや、作りはチープなのだ。
お金、あまりかかっていないでしょ?多分。
でもそんな感じもひっくるめていいんだ、気取りすぎてないっていうかなー、なんだかその距離感も含めてすごく心地の良い映画だったわけです。

作りはチープかもしれんが、配役には力が入ってますよ(ここに金をかけたのか!?<下衆の勘ぐり)

儂の中で一番意外だったのはユースケサンタマリアさん。 終始低いトーンで生真面目さを見せ付ける役というのをはじめて見た。<ま、ここらへんはテレビでの彼を見たことの無い儂の感想です、何しろ儂の中で彼はこないだまでビンゴボンゴのボーカルでしたから(いつの時代やねん?)抑えながらも見せ付ける内側にある大きなわだかまりが効いています。
塚地さんと香川さんの味がしっかり出てるし、小出さんの使い方もおもしろい。小栗旬さんって正直言って見た事(記憶)がなかったけど、良い!好きだ、この人の味。

休みだったって事もあるけど、館内は満員。
あとで、小栗旬さんが人気あるから満員やったんちゃう?って言われた。そうなのかー、塚地さん人気ぢゃ無いのか。。。

でも沢山の人にこの映画が見てもらえることは嬉しいね。芝居好きとしては
#あ、映画やったっけ。。。

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