ぱたの関心空間

関心空間と徒然なるままに。

ジェラシーズパークVol.1@都雅都雅

2010-12-11 17:44:55 | ライブレポ
あーもう去年のレポで恐縮です。

2010年締めくくりのライブはこちらっ。

京都のセックスシンボル(自称)情熱マリ子さん率いる、「情熱マリーとしゃぼん玉ハイスクール」がお送りするイベントの記念すべき第一回。「ジェラシーズパーク」でございます。

出演は
「スキッツォイドマン」
「ワタナベフラワー」
「情熱マリーとしゃぼん玉ハイスクール」

当初予定では「キャプテンズ」が出演予定だったけど、傷彦様の御病気(脳腫瘍!)のためキャンセルに。
がんばれぇ~、きずひこぉ~~~~!

というわけで、代わりに出演が決定した「スキッツォイドマン」
なかなかのキワモノバンド。
何よりもベースの彼が上半身裸で顔はパンダ風にメイク。そして、オカマっぽい身のこなしと突飛な言動、あーんどハイテンション。アヤシイ!怪しすぎるっ!
なのに、音楽的にはワタシ好みときたもんだ!ぱっと見がイロモンなのに、音楽の方向性はちょっと渋い目。いや、2曲しかきけていないから何とも言えませんが。

そして、はじまるイベント「ジェラシーズパーク」。
無駄に完成度の高いイベント用オープニング映像が笑える。
あぁ、そうなのね、珍奇なケダモノを集めて「ジュラシックパーク」なのかと思っていたら、情熱マリ子さんがメラメラと嫉妬心を燃やしてしまう相手を呼んでくるイベントだから「ジェラシーズパーク」。いや、この瞬間まできちんとイベントタイトルさえ認識していなかったわ、儂。
すんまへん。まぁ、よしとしよう。

オープニングも終わってライブへ。

2番手、ワタナベフラワー。
かなり久しぶりですよー。
相変わらずクマちゃんがイタい、もうここ暫くのワタフラはクマちゃんのイタさを売りにしているとしか思えない。どうなんだ、それ?

というわけで、ワタフラセットリスト(覚えているだけ)

 ・ゴーゴーレッツエンジョイサマー
 ・モーターバイクブギ
 ・インスタントコーヒー
 ・ビバ結婚
 ・ふららら
 ・走る男
 ・君とフルーツ
 ・わーい

思いっきり季節外れなしょっ端の曲から、定番のわーいまで。
撮影タイムでは情熱マリ子さんがプラカードを持って登場。

なんだか、サウンド的に厚い感じになったなぁ。ギターが変わったからか。全体的に音の隙間が無くなった感じに聞こえた。でもインスタントコーヒーなんかはもっと隙間がある感じの方が好きなんだけどなぁ。
イクローさんはだいぶなじんだ感じになったような。一方シンスケさんは相変わらず。。。。

走る男はちょっと久しぶりにいい感じの曲ちょっとワクワクです。
自分で曲決めておいて「えっ、こんなに歌うの!?」(クマちゃん)とか。

そして、ゲスト登場

あらびき団に出ていた、「みちゃこ」さん。
儂は全然知らないけれども、にっしーとかおかもさんとか宮原さんがめっちゃファンらしい。ネタは全て「共感の歌」。
共感しにくい内容がどうも多いんですけど。。。

しゃぼん玉ハイスクールに負けず劣らぬ微妙具合。
いや、むしろそれは絶妙と言えよう。

ほんでもって、
情熱マリーとしゃぼん玉ハイスクール。
多分こんな感じセットリスト

 ・GOしてDO
 ・モーレツ!!調教ママ
 ・Don't Stop
 ・とある二人の物語
 ・ワォ!!
 ・ナイーブなセクシーボーイ
 ・寺町別れ歌
 ・私がなんとかするから

ふんふふ~ん。古田さんのトークが相変わらずいい感じ。
おぉ、アルバム出てからもう一年たったのねー。演った曲の半分が未音源化だ。新しい音源が欲しいぞ~!

既に一カ月たっているのでほとんど内容を覚えていないが、なんだか覚えているネタはジャンピング土下座。
あれってなんだっけ?音泉魂(清水音泉、夏のイベント)打ち上げでミスター小西が負傷したジャンピング乾杯の土下座版か!?わけがわからん。

「とある二人の物語」も「私がなんとかするから」もめっちゃいい歌に聞こえるようになってきた。歌詞を気にして聞かなければ(苦笑)
#いや、常識にとらわれなければ歌詞だって悪くないのだ。センスの問題? んんん? ぬー。

個人的には振付のある曲がもっと欲しいかにゃぁ。

-----<思い出したので追記>------

去年のワンマンで、半同棲の彼氏にフラれたという情熱マリ子さん。
「情熱マリ子の彼氏とか、マジ無理!」と酔いつぶれてたとか。
了見セマイなー。こんなにカワイイ情熱マリーをフルなんてさっ。
5年前なら、「じゃ、儂が代わりに同棲しますっ!」って立候補するところだっちゅーねん。

3月5日には七条アフタービートにて再び主催イベントありますよー。
いやぁん、またスキッツォイドマン出るやん。それにMILKBARも!!!

ううう、行きたいっ!

で、ゲストに「芸人」と「超人」って。。。。

ジェラシーズパークVol.1@都雅都雅の画像

ジェラシーズパークVol.1@都雅都雅の画像

ジェラシーズパークVol.1@都雅都雅の画像



ソウル・フラワー・ユニオン@アメ村BIGCAT

2010-12-05 23:43:28 | ライブレポ
またぞろ年明けてから書いてますがお気になさらぬやう☆

ミナミホイールで振られた大猫で、今日は魂花連合に参戦。
年末ソウルフラワー祭り(旧名称)

友人二人(ワンマン初参戦)とともにちょっと時間に余裕をもって会場入り。
普段だったら、前方まで行ける混み具合ですが、まぁ、そんなわけで結構後ろの方で観戦の本日であります。
最初は、途中で前に行こうかなぁ、と思っていましたが、後ろのままでも結構フツーに踊っていたのでそのまま最後まで。ちょっと引きの視線でみるソウルフラワー。

てなわけでセットリスちょ

 ・サバイバーズ・バンケット
 ・ラヴィエベル~人生は素晴らしい!
 ・ムーンライトファンファーレ
 ・ホップステップ肉離れ
 ・ルーシーの子どもたち
 ・戦火のかなた
 ・移動遊園地の夜
 ・平和に生きる権利
 ・陽炎のくに, 鉛のうた
 ・死ぬまで生きろ!
 ・そら ~この空はあの空につながっている~
 ・道々の者
 ・パンゲア
 ・霊柩車の窓から
 ・ダンスは機会均等
 ・風の市
 ・騒乱節
 ・うたは自由をめざす!
 ・海行かば 山行かば 踊るかばね

<アンコール>
 ・アンチェインのテーマ
 ・満月の夕
 ・秋田音頭

あと、新しいアルバムから数曲(タイトル言っていたけど忘れた(汗))とインストなどなど。
終わってみれば21時40分、友人曰く「長いよ。。。」
#スイマセン。。。。

「そら」やっぱり名曲。自然に涙が出てくる。
時節柄、「NOと言える男」なんかも聞きたかったなぁ(笑)

いつもだったら、アルバム出る前に半分くらいの曲はライブで披露済みだから、全然新曲っぽい感じがしないのだけど、今回はせいぜい・ホップステップ肉離れくらい(あ、あとシングルの曲ね)。
ワンマン出席率が低かったからなぁ。

ツアータイトルにも使われた「ダンスは機会均等」は、有りそうでなかった感じではないか?初聞きでちょっと面食らったが、ソウルフラワーを印象付ける新しい一曲かもしれない。

前からの曲は、もう本能に任せて踊るだけだからよいとして(良いのか?)、新しい曲全般のイメージは、「ソウルフラワー、大人になったやん」って感じ。
いや、もう大概いい大人やねんけど。所謂「やんちゃ<>大人」っつーような意味でもなく、渋さに磨きをかけたというか、音楽的にステージを上げたというか、ノリだけで楽しむ事を許さない雰囲気があるというか。
踊り狂ったってもちろんかまわないのだが、それだけじゃぁ勿体無い感じ。大人しく音楽を楽しみたいのだ、という人にも心地よいのかもしれない<残念ながら儂はそういう人ではないのであくまで推測

いや、実際ライブ後、あらためてCDを聞いたりなんかしているわけだが、一曲一曲がしっかりしたメッセージ(というか、テーマ)を持っているので、少しでもきちんと聞いてみようという意識があるなら、どの曲とて気軽に聞き流せない(インストくらい?)。だからと言って、真面目ぶって音楽までガチガチなんとは訳が違う。あくまでサウンドはエンターテイメントなところが凄いのだ。

アンコールの秋田音頭。
敬君、「俺はもう声が出ないけど、まだ出るヤツがいる」
JIGEN「まかしとけー」
頼もしい。
ってゆーか、秋田音頭でオーラスって!、と思ったが大満足じゃ。ぬほほほほ。

ソウル・フラワー・ユニオン@アメ村BIGCATの画像

ソウル・フラワー・ユニオン@アメ村BIGCATの画像



ベトナムからの笑い声「チェーンデスマッチ」@スペース・イサン

2010-12-04 21:29:01 | 演劇レビュー
一体全体何処に行く?>ベトナムよ。

ベトナム社会主義共和国とは関係ありませぬ念のため。

ベトナムからの笑い声という劇団がある。
いや、もう何回もここで書いてるから知っている人は知っていると思うが。
その第28回公演があったので行ってきたのです。

終演後、儂はアンケート用紙に書きましたよ~

「酷い」と!(褒めているつもり)

どんだけ自由やねん?
どんだけ勝手やねん?
どんだけ力技やねん?
どんだけ...どんだけ...

簡単に内容を紹介。
例によって例のごとくオムニバス。
しかも今回は全6話&おまけコーナー
どんだけ盛りだくさん。。。

act1:古代帝国の謎

 みんながどっかでイメージできるような某古代帝国の合コン会場の情景。これを前半日本語版、後半は古代語版で演じる。。。演じきる。

古代語版は。。。すごいな、ちゃんと毎回同じセリフなのだろうか?完全アドリブなのだろうか?どっちにしてもすごい。
にしてもネタは過去のトレンディドラマのパクリとは。。。いや、違うってばこれは儂ら世界からは遠い遠い古代帝国の情景、トレンディドラマのパクリに見えるのはたまたまだってば。。。(+_+)
しかし、焼き直し感はちょっとある。。。
未知の言語で会話するとか、一度演じたものをシチュエーションを変えてもう一度演るとか、アカペラBGMとか。
おなじみのパターンとも言える。だけどやっぱり笑えてしまうのが悔しい。
壁画のモデルとか、奴隷ネタとか。古代っぽいネタでもうちょっと笑いたかったけど。

act2:コント師“東京アンサンブル”

フツーにコント。

普通にコントなのだけど...
ネタで笑えず(つまりつまらない)、キメのどや顔だけで笑わせる力技。
いや、こんなん書いてるけど、ネタ本気やったらゴメン。
しかし、最初からタライが見えているのはどう考えても狙いですよねぇ?

act3:母の愛したバルタン政二と娘の恋した春団治

母(ウルトラの母)が娘(人間)に好きな人が出来たと打ち明ける。その人(バルタン政二)は地球人だと母は言い張るが、どう見てもバルタン星人。

タイトルと、ウルトラの母と、黒川君の演出のトリプルインパクト勝負だけど、はっちゃけたウルトラの母の演技もなんともいえん。
主人公(?)がウルトラの母ということにまつわるくすぐりネタが良い感じ。下ネタ大ウケ。
春団治のくだりについては、とりあえず最初はちゃんとストーリーに入れようと思っていたけど、うまいこと話がまとまらなかったので、あぁいう強引な形で押し切ったということだと邪推してみるが如何なものか?

act4:円周率~ギネスに載り損ねた男~

円周率の暗記をギネス申請すべく、暗誦をする男の様子をドキュメンタリータッチで。

ギネスの記録会場にて、「さん、てん、いち、よん、いち、ご、きゅう・・・・」淡々と始まるが、途中で襲い来る記憶の壁、体調との戦い、華麗なる記憶方法(語呂合わせ)の見せ場、苦悶の表情。これが、なかなかに見ごたえのある内容。セリフを覚える役者と、数字を覚える挑戦者、似ているのかもしれない。でもそれを軽やかに笑いの世界に引きずり出したところがすごい。
そして最後は下ネタオチ。そうくるか!

act5:パン屋のパン子ちゃん

町のパン屋のパン子ちゃんが、おつかいに行くストーリーを教育テレビ風(儂判断)に、しかも役者と話者が別々(つまりアテレコ風)に演じる。パン屋のパン子ちゃんの歌に始まり、セリフは同じことを繰り返し繰り返し。その全てがこれでもかといわんばかりの強い声のトーンで終始。セリフを言う方がそんなんならそれを演じる方は輪をかけてオーバーリアクション、表情も凄い凄い。出演者がかわるがわる前に出てきて演技(当てぶり?)をするのだけど、自分の出番が終われば後ろの椅子に引っ込む。この待ちの間の役者達の気の抜けた虚ろな表情もきっと狙い。演じてる時のハイテンション具合とのギャップが酷過ぎて恐ろしいくらい。きっと演出の狙い通り。

おそらく、今回の芝居で一番酷く、一番盛り上がるact。儂的には一番認めたくないのに認めざるを得ない酷さ。きっと帰り道で脳内エンドレスパン屋のパン子ちゃんだったお客さんは沢山いたにちまいない。
とにかくクドイ。単にクドイと言われるとマイナスポイントでしかないわけだが、そのくどさにくどさを塗り重ね、笑うしかない領域に持っていって、それでいて涼しい顔でもしているのかと思いきや、皆ぐったりして重苦しいというとんでもなくやり過ぎなごてごてact。
こんな芝居、アイディアとして浮かんだとしても、実際に芝居で演じてしまうのはベトナムくらいのものじゃないのか?いや、他はあんまり見てないしわからんが。。。

act6:名作劇場①~キン肉マン編~
こ、これは芝居というよりは。。。。
出演者が出てきて、裸にさせられ、何も言われずにチープな変装用の小道具だけ渡され、イキナリ「Fight!」。
変装用の小道具を身につけると、なんとな~く、キン肉マンぽい感じになるので、それになりきりそのままバトルロイヤル。

筋書きのないドラマ。。。。
ちゃうやん!行き当たりばったりやん!!!
酷い!でもみんな知っているからほくそ笑む。

おまけイベント:奇跡の瞬間
そんなわけで、本編終了。この日はおまけコーナーがあり。
と言っても以前「タショウノハンディキャップハクレテヤル」の時にもやっていた奇跡の瞬間。
この日は黒川君3度の挑戦。いや、蓮舫のネタはなかなか儂的には良かったんだけど、、、拍手とかすればよかったね。ごめんね。今回は彼の作家シリーズに該当するものがなかったので、一番の見せ場と言う事で。。。

いや、しかし。。。。
なんと評して良いのか、上手い言葉が見当たらない。
だから 「ひどい」 なのだけど。

もっともっと「ひどい」のを次回公演に期待してしまっている儂は、もしかして間違っている!?

ベトナムからの笑い声「チェーンデスマッチ」@スペース・イサンの画像