ぱたの関心空間

関心空間と徒然なるままに。

ファーストプライオリティは「命」だ。

2021-07-26 23:47:09 | 日記
人は死ぬのだ。
当たり前だけど。

時として思いがけぬほど呆気なく。
時として突然に。

知人の通夜に行ってきた。
知人と言ってもウチの子の保育園の同窓生。まだ6歳。
車の事故で突然旅立ってしまった。

辛い。
葬儀場の入り口に飾ってある遺品、愉しげな写真。
受け止めきれない。

ウチの子とクラスは違ったから接点はなかったけど顔を見知っている子だし、儂も同じ親として自然と我が子とも重なってしまう。
しかし、その当の親御さんの気持ちを想像するには余りある。

自慢じゃないが大抵のことは受け止めて気持ちや考えを整理するの、比較的上手にできる方だと思っている(ぱたくん自己評価)。
でも、命のことは別なのだ。
とても頭の思考が感情に追いつけない。

とてもじゃないが、気持ちをコントロールできない。する自信がない。

そうなのだ。
儂は色々な事にぶーぶー文句ばかり垂れているように思われるかもしれないけれど、結局のところ命を守りたいだけなのだ。最終的に1番命を守れる選択をしたいだけなのだ。違うかな?

こないだブログで書いたところじゃないか。
「儂らは死なないように育てているのだ。 ただひたすらに。」

なんで死なないように育てているか?
死なれた時に耐え切れる自信がないからだ。(語弊があるかな?)

逆縁と言う。以前観た映画で知った。
残された者に課された重みをどうしたら良いのだろう?残念乍ら答はない。

勿論、子どもだろうが年寄りだろうが1人の命の重さに変わりはない。
今言っているのはそういう事じゃなくて、そこに感じる個々の気持ちという根源的な問題だ。

命は繋がっていく。ただひたすら未来という一方行に。
一つの命を亡くすとは一つの未来の可能性を無くす事だ。
この重みがわかるかい?

あらためて言いたい。

命を守れ。

政府に唯一役割があるとするならば「国民の命を守る事」だ。
違うと言うなら儂はそんな政府は認めない。認めたくない。
「挑戦するのが政府の役割」?
ちげーよ、ばか。ふざけんな。

コロナも唐突に人の命を奪うじゃないか。
事故よりも時間の余裕はあるかもしれないけれど、余裕があるだけに残酷でもある。大切な時に側にいられなかったり葬儀に立ち会えなかったり、希望を持たせておいて裏切ったり。

しかも予測不可能な事故と違って、予防可能なのだよ。コロナは。
(知ってたかい?菅クン)
予測のできない事故で亡くなるのは不幸かもしれないが、予防可能なコロナで亡くなるのは人災だ。
(言っちゃうよー)
政府による殺人だ。

良かったじゃん。
オリンピック開けて。
もうそれで満足じゃろ?
欺瞞と偽善と強欲だらけの近代オリンピックなんて早晩世界からそっぽ向かれる。いいよ、もうそんな20世紀の遺物にしがみつかない方が。
そんな腐ったものに固執して、悲しみを広げるな。
これ以上、未来からの評価を下げる必要はないんじゃないの?
親切で言ってるんだぜ、>スガちゃん

とにかく、人を悲しませる政府はもう要らない。

よろしくお願いします。

竜とそばかすの姫 @ イオンシネマ久御山

2021-07-25 08:43:18 | 映画感想
また性懲りも無く細田守作品を観に行ってしまった。

一番の疑問は、しのぶと合唱団の人たちはなんですずがBellだと知っていたのか?
ナイショだったのにね。
まぁ、そこはしのぶも合唱団の人たちもすずの本当の姿を見抜いているから、という理解で問題ないとは思うのだけれど。

毎度の事ながらファンタジー。
ファンタジーに現実を云々する愚をおかすわけですよ、これが。
そんな偶然かーい!そんなご都合主義かーい!みたいなところが幾分かあって1人心の中でツッコミつつ見るぱたくん。

しかし、謎が明かされるその背景は。。。。。ファンタジーの言説の中に持ち込むにはあまりに空気感の異なる社会問題。わかるけれど辛い。辛いけど、まぁわかる。でもその部分だって偶然が重ならずに彼らの居場所がわからなかったら?と思うとぞっとする。ご都合主義ばんざーいである。

ただ、真面目な事を言えば、現実はこんな御都合主義で消化されて終わって良いものではないのにな、って事かな。

さて、この映画で特筆されるべき(というか、きっとは他の人もそう思っているだろうし公に言及もあるだろうけれど<記事とかレポとかインタビューとか全くチェックしてない)は仮想空間「U」の事かな。このモチーフはサマーウォーズの「OZ」だよね。あれを進化させたものと理解すれば良いか。

象徴的なのは鯨だ。
なんだろう?あの鯨は。
サマーウォーズでもバケモノの子でも出てきたな。
あの鯨が持っている意味をちゃんと消化出来ていない。バケモノの子では一郎彦の心の闇が具現化したものというわかりやすさがあったけどOZやUではそういうネガティブなものには見えない、っつーか、なんらかのモチーフとも思えない。思い過ごし?

もう1つ。
Uのアバターは生身の生体情報から作り出されたもので、複数持つ事は出来ない、との設定。
リアルに考えるとなかなかに怖い。
よりリアルに近づく拡張現実という夢は、夢をも現実にしてしまう時点で逃げ場がない。仮想現実での拡張されたリアルな自分という存在は私だけの世界ではないUの世界では別の自分にはなりえないのではないか。映画の中ではあくまでリアルな本人のプライバシーは守られている(からそれを暴かれる事を極度に嫌う)設定だけれど、果たして儂らはそんな世界(リアルな自意識と仮想世界での自己顕示欲を切り離す事で成り立つ世界)を許す事ができるのだろうか?

っていうか、しのぶも合唱団の人たちもわかってたんだから意味ないじゃん!

基本的に細田守作品はキライじゃない(むしろ好き)。

だけど、今回はなんだかちょっとだけモヤモヤする。
なんかよくわからないけれど、ファンタジーとして突き抜けた感がないというか、目新しさに欠けるというか。。。
(うまく言葉にできないので、そこらへんはちょっと保留。後々解消できたらまた書き換える)

あとどうしても言っておきたい事が1つ。

高知はずるい。
(思う壺、県庁おもてなし課の時と同じ)