ぱたの関心空間

関心空間と徒然なるままに。

MINAMI WHEEL 2008 1日目@大阪ミナミ一帯

2008-10-31 00:18:50 | ライブレポ
儂にとってフェスっちゅーたらフジロックでもロキノンでもRSRでもございませんっ!なんつーてもMinami Wheelですよ!
#今年は夏フェスに一つも行けなかったからって僻んでる訳じゃないんだよ。ホントだよ。

ミナミホイールもなー。なんと今年で10周年なんだって。確認してみたら儂、3回目の時からずっと参戦している。
どんだけ好きやねん?

ほんでもって今年はなんと4日間開催!参加バンド450組以上!。。。。。
                                                 やりすぎですヨ。。。。
そんなんね、4日間通し券買って行くバカがどこにいる?。。。。。
                                                 って、通し券ソールドアウトになってるし!


あー。えーと、儂も通し券ですが…。 しかも金曜土曜と仕事ですのよ☆ 
えぇ、ただのバカですがナニカ?

てなわけで行動記録です。

5時半仕事上がりでスーツのままですがなんとか到着、BIGSTEP。すぐにパス交換して今年のパンフを開く。
7時半からのシークレットがシャカラビだったので、んー大猫にしとくか?と一瞬思ったけど、いちお前にチェックしていたバンドを見に行く事に決定。


 「JinnyOops!」 (FANJtwice)
ガールズロックバンドだけどホーンズが2本入る、ってところに惹かれる。んー、まだステージ慣れしていないと言うか。ペット&ボーンの音は飛んでこないし曲としてアピールがあるわけではなくちょっと単調な感じ。勢いはあるけどね。残念だけど2曲聴いて移動。

 「A」 (KINGCOBRA)
あと考えてなかったんだよなー、この時間。てなわけで隣のキングコブラへ。「全て謎」という❍にAと書いたバンド。正統派のろけんろースタイルで楽しげに演奏しているけどボーカルの声質がちょっと浮き気味で苦手だったのでここも2曲で流れる。

 「SHAKALABBITS」 (BIGCAT)
ほんでやっぱりシャカラビかいっ!?シャカラビをライブで見たのはもう何年前でしょう?その当時はUKIの声がキンキンするだけで全然いいとは思えなかったのだけど。久々に聴いたらなんだかいい感じに落ち着きがあるではないですか。盛り上げる感じも決して悪くないし。2曲ちょいしか聴けなかったのがちょっと残念。

 「オトナモード」 (BIGCAT)
以前インストアで一度だけ見た事のあるオトナモード。このバンド、どこまでもイヤミなくらいの爽やかさ加減といい人度の髙さ加減といい。なかなかいいのだけれど、儂的にはちょっと毒っ気が無さ過ぎか? 心地よすぎて聞き流すだけの音楽になってしまう一歩手前ぐらいにちょっとスパイスが効いている感じ。音楽のセンスは良いので聞き込んだらめちゃめちゃ好きになりそうなんだよなー。

 「8otto」 (心斎橋クラブクアトロ)
ようやく聴けたotto。うぉ~、かっちょいい。かっちょいいよザクザク来る感じ。ただなー、切り込みが強すぎてそればかりが耳について儂的には面白みに欠けるか。3曲目まで聴いて早くも飽きた(苦笑)ので取りあえず会場を後に。

 「redballoon」 (OSAKA RUIDO)
で、もう時間も無いのでクアトロから近いルイードに。初めてのハコだ。ルイードっつーたら何て言っても新宿ルイードを思い出しますが、多分全く関係ないですね?で、このバンド。ottoの対極を行くようなさわやかさではござらぬか!あぁ、なぁ~んてかわいらしいのでせう、若者よ♪ まぁ、演奏はアオい感じがするのですが、初日のラストにこの清清しさはありです。

初日にして途中移動3回。早速走る。飛ばし過ぎちゃう?<儂

今年も初日にいくつかのシークレット枠がオープン。おぉ、オレスカバンドにフラワーカンパニーズにベースボールベアだ!
喜ぶのも束の間、どれも他に見たいバンドがある時間に被ってるっつーの! 悩みの種が増えただけなのですけど。。。(T_T)

明日に続く。。。

崖の上のポニョ@TOHOシネマズ二条

2008-10-13 00:20:30 | 映画感想
藤岡藤巻が主題歌を歌っているという事で話題沸騰の宮崎アニメです。
#違いますか?

なんか今回の作品は、画像が手書きだというのがウリらしい。
ウリらしいが儂にはそんな事よりもトコロさんが声で出演している事のほうが気になったりするのだ。

ってな~、
そんな枝葉の事は置いておいて、やはり宮崎アニメ。なんだかんだ言って気になるわけですよ。気になるって事は期待するってわけですよ。そして期待と言うのは往々にして裏切られるわけですよ。

乱暴に言って宮崎アニメには2つの系譜がある。ラピュタやナウシカのように冒険的な要素の強いものとトトロに代表されるメルヘンなものと。まぁ、それ以降の作品はその2つの要素が混ざり合っているわけだけど、今回のポニョは完全にぶっちぎりでメルヘンですから、冒険モノを期待する人(含儂)にとっては、どーもなー的なモノなのではないかと。

もうね。
余計なこと考えずに単に子供向けのメルヘンSFとして楽しんでしまえばいいのだよ、きっと。

でも無理でしょう? 深読みするでしょう?
月の存在とかフジモトのいる海の世界観とか、ポニョとその妹たちの意味するものはなんなのかとか、古代魚のなぞとか、ボートの夫婦が象徴しているものは何、とか、トキさんの重要性とか。

とにかく、過去のジブリ作品の虜である儂は、そーいったディテイルになーんか意味があるにちまいない!、と思わずにはいられないわけです。
#あぁ、ヤダヤダ オトナってのはどうしてこうも理屈で考えたがるんだろうね?

まぁ、その深読み衝動に加えてオトナ目線の常識的感覚での不条理とイヤラシサが邪魔をしてしまうわけですわ。
あれだけ酷い高潮だったら被害はどうなっとんねん、とか、なんでそんな魔法とか簡単に信じるねん、とか、あんだけ船を沢山集めてしまって後どうなんねん、とか、アンタ5歳にしてそんな大それた事決めてしてしまっていいの?愛は永遠とちゃうねんで、とか。
#おっと、問題発言。でも下手をすると人魚は最後には泡になってしまうのですよ!?

子供に見せる映画、という事を意識しているのだなと感じさせる一番のポイントは登場人物がほとんどみんな素直でまっすぐで迷いが無いという事。悪く言えば能天気なのだ。そうでない(大人らしい)のはフジモトとトキさんだけである。だからフジモトは娘たちに嫌われてしまうし、トキさんは憎まれ役として登場する。でも最後にはその二人も取り込んで半ば強引にハッピーエンドに持ち込む(そんなように見せる)感じ。いやはや、よくできています。

あと毎度の事だけど声優がなぁ。
所さんは儂の尊敬する人物の一人で大好きだけど、声優としてはどうなのでしょう。

一方で、お話のテンポ構成はとてもよく、上記のように余計な事を考えなければ楽しく見る事が出来ると思います。透明感のある絵柄も象徴的だし、波のスピード感や海中の情景の楽しさもとてもいいです。(おお、これが手書きのなせる業か!?)

#波に目ができるヤツ(水魚?)はちょっと怖かったっす。

Yum! Yum! ORANGE@梅田Shangri-La

2008-10-11 12:59:58 | ライブレポ
ツアータイトル
‘ORANGE ROCK FES 33’
そんなアルバムの発売に伴うツアーのセミファイナルでございます。

10月25日にはいよいよ名古屋でファイナル!
だから、それに行く人は以下読んじゃダメよ。

2回続けてのShangri-Laでのワンマン。前回のライブでは「お客さんが少ない!と書いていましたが、今回は若干増えたかな。相変わらず会場内に物販置いていたけど。。。。

さて、セットリスト(順番ところどころあやふや)
 スカイウォーカー
 Daisy
 マイペンライ
 Clover
 シャングリラ
 USA
 Hate you but...
 Sweet my lover
 パンクソング
 Mr. Candy
 Rock you
 Merry Go Round
 Switch
 アシタハレルヤ
 SUPER SUMMER DAY!
 星のカケラ
 Precious Days
アンコール(その1)
 パヤパヤ
 YOU & ME
アンコール(その2)
 Welcome To The Wonderland

人は増えたけれど全体にマッタリ気味のフロア。無意味に当たりのきついモッシュとかダイブは要らないけど、スカダンスが少ないのは寂しいな。
でもKUMIが「大阪、ダンスうまいね、特に左側の方とか。。。」っていってたからそっちは盛り上がっていたのかも。(儂がいるのは大抵下手側なり)

メンバー出てきてまず目に飛び込んだのがHIDE。指に包帯巻いていますけど。。。MCにて「Rockでしょ?」 そ、そうなのか。。。?危なげないピッキングだったけど、あまり冒険はしません。そりゃぁ仕方ないよ、1週間入院って言われた(でも一日で帰っていいって言われた)怪我なんだから

新しいアルバムを聴いて、クセが無いなと感じていました。
うーん、変なクセではなくて、なんていうかヤムヤムらしさ、というかヤムヤム節というか(演歌?)。そのバンドらしいという独特のクセってあるやん。そういうのが聴いていて残らなかったのだけど、ライブで聴くとそういったイメージも一変するねー。
かと言ってアルバムと全然違う、というわけでもない。アレンジ変えたりもしているけれど、なんだか収まりがいいのだ。きちんとした型にパッケージングされたお菓子のようなブレのなさを感じます。

前の「Candy Candy Candy?」とともにプロデューサーがレピッシュの杉本恭一で、前にどっかのインタビューで「今までと全然違う楽曲へのアプローチや弾き方をするようになった」みたいなコメントしていたから。
悪く言えば、前のらしさがなくなったし、よく言えば型にあう耳馴染みのいいサウンドになったって感じかしらん。
まぁ、ライブで楽しければ文句はないのですけど(笑)

そうそう。そこで「パヤパヤ」ですよ~。
そうかそうか、レピッシュなんて知らないよなぁ。
もうちょっと磨いてもらって次に出るレピッシュトリビュート(あるのか?)には参加してもらいたいものです。

「Rock you」ではKUMIがギターを持つ。
ってゆーか、もうSaxはしないのかしらん?もっと練習して管3本状態になってもらうのが理想なんだけどなぁ。
小悪魔カチューシャは愛嬌で♪

最後のアンコールには
「やっぱりねー、これやらないと終わる気がしないよねー」とKUMI自ら言って「Welcome To The Wonderland」
アルバムに若干の不安もあったけど、やっぱり最後まで楽しいヤムヤム。

11月2日にはビジュアルアーツ専門学校の学園祭でまた大阪が有りますよー。
にしゃしゃしゃしゃ。無料だおん♪

Yum! Yum! ORANGE@梅田Shangri-Laの画像



トウキョウソナタ@京都シネマ

2008-10-05 17:05:18 | 映画感想
久しぶりに見る暗いトーンの映画。

まぁ、でもこの暗さが日本の今の閉塞感なのかもしれないと思う。
家族間のディスコミュニケーションがリアルです。

家族の崩壊と再生がテーマみたいです。
映画の中では家族のバラバラさがだんだん明らかになって(進行して)行くのだけれど、一晩のカタルシスをきっかけに再びやり直しの道に進んで行く、かのような雰囲気でまとめられています。
が、どうだろう。
現実はそんなに生易しく無いだろ?と見ている人の多くは逆に落胆しているのでは?

家族のうち弟がたまたまピアノの才能を持っていた。と、そういう事ですね。そんな事情は万に一つしかない特殊な事であって、フツーの庶民にはなんの慰みにもなりはしないわけです。
父が自分の威厳を保つために反対していたピアノによって救われる家族というのも皮肉ものです。

#アメリカ軍に志願しちゃう兄も特異なのだけれど、兄の思考は今この国の若者にとって恐ろしくリアルなものでしょう。かなり単純だけど日本の置かれた状況に素直に従って捻くれたナショナリズム。それに対して、きちんと説得できない父の姿は、日本の現状についてきちんと認識して教える事の出来ない今の大人達の代表です。

大人の身勝手さに翻弄される子どもたち。
そして、自分の弱さを必死でかばうかのように虚勢を張る大人たち。
そんなにして必死で守ろうとする実のない威厳のせいでより人間はぎすぎすしていくと。

映画で出せばみんな分かりやすいのですねぇ。
分かっていても出来ないのだろうけど。

ねぇ、プライドなんか捨てちまえばいいのにねぇ。

しかし、小泉今日子さんはアイドルの面影が全然無いなぁ。
いつのまにこんなに良い女優さんになっちゃったんでしょう?

トウキョウソナタ@京都シネマの画像