いやー、久しぶりに話題作見ちゃいましたよー。レイトショーなのに人がたくさんいるって舞い上がるね(<バカ?)
とか言いながら感想は後回し^^;(<いつも通り)
話題作とは言っても儂の知識はぴあで事前にちょこっと見ただけ。日本とモロッコ、メキシコでそれぞれのストーリーが進行し、それぞれがリンクしているっていう程度のもの。それと菊地凛子と役所広司だな。ブラッドピットは知らなかった。っていうか、あまり気にしていなかった。
レイトショーでやってたのでたまたま見たっちゅうー感じです。
3つのストーリー、といっていた筈だけど、厳密に言うと4つのストーリーと入ったほうが良いような気がしますね。
モロッコ人のストーリー、アメリカ人のストーリー、メキシコ人のストーリー、日本人のストーリーとね。
バベルというタイトルが示す通り、それぞれの人種間のディスコミニケーションが描かれるわけだけど、人種間だけでなく、親子間、夫婦間、兄弟間のコミュニケーション不全も描かれていて、結果としてそれがこの映画を散漫な雰囲気にしてしまったのではないかな、と感じました。
それぞれの話がリンクしていると言う、確かに繋がっていると言えば繋がっているかもしれないけど、連鎖反応的にストーリーが進んだだけで、ほんとにリンクしているわけではないの。日本へのリンクの仕方なんて無理矢理でしょう、どう考えても。映画自体は評価されているようだけど、そのストーリー性の緻密さに物足りなさを感じました。まぁ、テーマはそこじゃないと思うのでいいんですが。
ただテーマもどうなの?
はっきりいって凄くわかりやすい映画やと思います、そないにわかりやすく描かなくてもいいやん、という感じ。というか、そんなコミュニケーション不全のというテーマをそんなおざなりな形で今更見せつけてどうするの?そんな事は判っている。判っているけどそれを解消する突破口をもてずにどうにもできないでいる人類がここにいるわけさ。それに対してこの映画は何も提示してくれない。閉塞感は閉塞感のままで終わってしまう。そんな映画にどれだけの意味があったんだろう。
いや、儂の理解力が拙いばっかりに、きちんと映画が表現していた事を読みとれずにいたのかも知れませんけどね。だとしたらごめんなさいです。
ハッピーエンドとは言い難いけど、それでも最期に邂逅する兆しを見せるのはアメリカ人と日本人のストーリーかな。
「神よ、これが天罰か」と宣伝文句にも現れているけれど、バベルの塔では人間の傲慢さに対しての天罰が言葉を分け、人々を分裂させた筈。それならば一番驕っていると思われるアメリカ人や日本人がもっとも天罰を受けてしかるべきではないの? 結局モロッコの兄弟や家政婦のアメリアは救われないんだ。
監督の現代社会に対する皮肉なのか、あきらめなのか、はたまた嘆きなのか。
それぞれの国の人達が持つ雰囲気の違いが凄くわかりやすく表現されていて、そこも監督の狙いなのかなと。
アメリカ人の傲慢さ、日本人の曖昧な不透明さ、メキシコ人のストレートな明るさ。モロッコはよくしらないけど。。。(汗) お、日本の女子高生はみんなあんなんか?とか短絡的に思われたらイヤだけど、あの日本のイメージを「違う」とは否定できないですね。
そうそう。東京のクラブでのシーンは大音響と無音(聾唖の女子高生チエコの視点になった時)を繰り返して、聞こえる人には理解がしにくい音が聞こえないという不安な感覚を効果的に演出してくれました。あのシーンは結構衝撃でした。
#まぁその前のJ-POPカフェでのシーンも違う意味で衝撃的なんですが。。。
ちなみにロデムもロプロスもポセイドンも出てきませんでした。残念。
#トシがばれるな
とか言いながら感想は後回し^^;(<いつも通り)
話題作とは言っても儂の知識はぴあで事前にちょこっと見ただけ。日本とモロッコ、メキシコでそれぞれのストーリーが進行し、それぞれがリンクしているっていう程度のもの。それと菊地凛子と役所広司だな。ブラッドピットは知らなかった。っていうか、あまり気にしていなかった。
レイトショーでやってたのでたまたま見たっちゅうー感じです。
3つのストーリー、といっていた筈だけど、厳密に言うと4つのストーリーと入ったほうが良いような気がしますね。
モロッコ人のストーリー、アメリカ人のストーリー、メキシコ人のストーリー、日本人のストーリーとね。
バベルというタイトルが示す通り、それぞれの人種間のディスコミニケーションが描かれるわけだけど、人種間だけでなく、親子間、夫婦間、兄弟間のコミュニケーション不全も描かれていて、結果としてそれがこの映画を散漫な雰囲気にしてしまったのではないかな、と感じました。
それぞれの話がリンクしていると言う、確かに繋がっていると言えば繋がっているかもしれないけど、連鎖反応的にストーリーが進んだだけで、ほんとにリンクしているわけではないの。日本へのリンクの仕方なんて無理矢理でしょう、どう考えても。映画自体は評価されているようだけど、そのストーリー性の緻密さに物足りなさを感じました。まぁ、テーマはそこじゃないと思うのでいいんですが。
ただテーマもどうなの?
はっきりいって凄くわかりやすい映画やと思います、そないにわかりやすく描かなくてもいいやん、という感じ。というか、そんなコミュニケーション不全のというテーマをそんなおざなりな形で今更見せつけてどうするの?そんな事は判っている。判っているけどそれを解消する突破口をもてずにどうにもできないでいる人類がここにいるわけさ。それに対してこの映画は何も提示してくれない。閉塞感は閉塞感のままで終わってしまう。そんな映画にどれだけの意味があったんだろう。
いや、儂の理解力が拙いばっかりに、きちんと映画が表現していた事を読みとれずにいたのかも知れませんけどね。だとしたらごめんなさいです。
ハッピーエンドとは言い難いけど、それでも最期に邂逅する兆しを見せるのはアメリカ人と日本人のストーリーかな。
「神よ、これが天罰か」と宣伝文句にも現れているけれど、バベルの塔では人間の傲慢さに対しての天罰が言葉を分け、人々を分裂させた筈。それならば一番驕っていると思われるアメリカ人や日本人がもっとも天罰を受けてしかるべきではないの? 結局モロッコの兄弟や家政婦のアメリアは救われないんだ。
監督の現代社会に対する皮肉なのか、あきらめなのか、はたまた嘆きなのか。
それぞれの国の人達が持つ雰囲気の違いが凄くわかりやすく表現されていて、そこも監督の狙いなのかなと。
アメリカ人の傲慢さ、日本人の曖昧な不透明さ、メキシコ人のストレートな明るさ。モロッコはよくしらないけど。。。(汗) お、日本の女子高生はみんなあんなんか?とか短絡的に思われたらイヤだけど、あの日本のイメージを「違う」とは否定できないですね。
そうそう。東京のクラブでのシーンは大音響と無音(聾唖の女子高生チエコの視点になった時)を繰り返して、聞こえる人には理解がしにくい音が聞こえないという不安な感覚を効果的に演出してくれました。あのシーンは結構衝撃でした。
#まぁその前のJ-POPカフェでのシーンも違う意味で衝撃的なんですが。。。
ちなみにロデムもロプロスもポセイドンも出てきませんでした。残念。
#トシがばれるな