ぱたの関心空間

関心空間と徒然なるままに。

COMIN'KOBE@神戸ポートアイランド

2012-05-05 15:31:19 | ライブレポ
4年ぶりのカミコベである。

4年前はまだGOING KOBEだったのね。
前の時ももうだいぶ人が多いなぁ、と思っていたけれども,輪をかけて多かった。一体全体何人集めたんだ?

だってね。
駅に着いたら、その出口から並んでるのよ!並んでるっつってもワールド記念ホールとは逆の方向に向かって並んでるのよ!
市民広場駅についたのが10時25分、ようやく聴けたライブが12時10分 、儂の1時間半を返して。。。orz。

いちおう一番最初のお目当て、「レトロ本舗」が10時35分からだったので、間に合うように行ったつもりだったが甘かった。

上記の列に並んでひたすらホールと逆の方に歩く事10分。まだ列の折り返し点につかない!
いやいや、もうレトロ始まってるがな。っつーか、これ今から順当に行けてもレトロ100%無理やん!サンダーバームも無理っぽい。

ぬー。
ワールド記念ホールは断念です。

というわけで、とっとと向かう夙川学院大学。
んが、大学の結構前からまた並ぶ。おーい!
でも仕方ねー。
やっと着いた―!と思ったら、並んでいたのは夙川学院に行く為の列で、リストバンド交換はまた別の列だとー!?
にゃー。暑い日差しの中どんだけ並ぶねーん。

そうそう。
久しぶりにこういう類のライブに来たので、タオルとか帽子とか着替えとか、1年半前だったら大抵持っていくものをまるっきり忘れている事に気づく儂。
ええい、日焼け必至。覚悟を決める。

なんとかリスバン交換も終え、さて、ライブだ! どーしよー、当初の予定では12時までワールドにいるつもりやったしなー。あ、「SiM」行こー! と思ったら大学の奥にある4ステージへの通路でまさかの入場規制!あんだとー!?おいおいおい、まだ11時過ぎだぞ!?どんだけ人おんねん?

ここにきてようやく、状況認識の甘さに気づく儂。やばい、こ、これは4年前のゴイコベとは違う。
ワールドはマジで断念。見たいの重なってたら、最初から片っ方は諦めた方がベター。ぬー。

仕方がないので、時間つぶしに「well wells」(物販のみ参加)のCD買ってから入場規制に並ぶ。30分前にならんだら大丈夫やろ。と思ったら3分前にようやく入場。こえー。

というわけで,ようやくライブ一本目。

「THE CHERRY COKE$」
KSGUGREEN ステージにて晴天の下、チェリコ。気持ちいい。アルバム買ってないから分かんない曲あったけど,知ってる曲も覚えちゃいねぇ(をい)。BLUE WORKERはやった。ポルカもやったような気がする。BULLET FOR VAPID BEERやった?

「ニューロティカ」
奥のRAINBOWステージへ。ロティカ、ライブ見るのいつぶりだろう。いや,もう彼らこそ変わらない。あっちゃん,今回の出演者の中で3番目の年長者です。来年は午前中の食堂ステージだそうです。

また,GREENステージに移動して「竹内電気」! と思ったが、どうしたどうした?押しているのか?
ぬー,マーサスは逃したくない。というわけで,竹内電気は断念して早々に入場規制かかりそうな食堂ステージに。
竹内電気はいつぞやのミナミホイールで入場規制かかって以来の懸案ではあるが、なにより今日のマーサスにはあの人が出るんだよう!

「MARSAS SOUND MACHINE」
今回のマーサスのステージではLONG SHOT PARTYの飯川さんがペットを吹くのだという情報を入手。これは聞きにいかなくてはマイネ。
飯川さん。相変わらずかっちょえーラッパを吹いてくれる。あの格好よさはなんだかズルい。同じ男として嫉妬。いや,ここで「同じ」という言葉を使うのも憚られる。多分別の生き物。遠慮して後ろの方にいてたから(ていうか,下手に前に行って全力サークルモッシュとか,儂のようなご老体が巻き込まれた日にゃ死にます)人垣の合間からちょこちょこお姿が見られただけだけど、ほれぼれする訳ですよ。
っつーかね。マーサスの曲にトランペットなんかのるのかよ!とか思っていたけど。。。のるんだね,これが。マーサス、か,かっこいいじゃねーか。暴れるのが目的でこのバンドのステージ見ちゃうけど、ちょっともったいないかも、って思った。
とか言いながら、結局今回のカミング神戸で一番踊ったのはこの時だな。踊れる、とかっていうんじゃないんだな,マーサスの場合は踊らなくちゃいけない,って感じがしっくりくるな。いや,強制じゃなくて自発的なものとして。共犯関係な感じ。いいんだ,楽しいから。

場所を移動して体育館。
ずっと聞きたいと思っていた「アカシアオルケスタ」。いやーん,始まっちゃった!と思ったら前の「UNLIMITS」が始まったところだった。25分押しかいな、体育館。というわけでUNLIMITSを聞く。女性ボーカルで意外ととんがった感じ。いや,それよりも儂,全然知らんバンドやけど、めちゃめちゃ人気がある風なのにびっくり。いや,びっくりとか失礼ですが。そういえば,同じ名前で以前パンクバンドなかった?

そして,念願の「アカシアオルケスタ」
おおお,なんだか予想していた感じよりいい!大人びてジャジーな感じ。ちょっとゾクゾクする。

とか感じながらもそれ以上に前から気になっているバンドの時間になっちまったので後ろ髪を引かれつつ移動。

「もるつオーケストラ」
もるつオーケストラは以前どこぞで音源聞いてちょっといいかもと思っていたバンドなのだ。
これが,なかなかにファンキーでいい加減にふざけた感じのウキウキバンドさんでありました。いやいや,クレジットカードが作れなかった,っていう曲とか、エストニアに旅行したい,で,エストニアってどこ?って曲とか、ナルシストの歌とか。メンバーの怪しげなテンションもぐーです。
「どうせライブ終わったらCD買わずに帰っちゃうんだろ!」
いえいえ,とんでもねー。CD買うデスよー。ほらほら,大盛況じゃん?

ちょっと早めにGREENにもどって,ちょこっと鹿殺し見てから

「セックスマシーン」
大人気、セクマシ♪
このオバカさ加減とテンションが,儂の中ではカミング神戸の基本形ですが、間違ってますか?いや,久しぶりに見るけど、森田君のジーンズはもうジーンズじゃないよね,いや,ジーンズだと言い張るかもしれないが、それこそネタ。強く声を張って歌うそのテンションがセクマシの基本だけど、ときおり見せる森田君の優しい感じ(の演出?)が実は好きです。
「持ち時間が終わったら、勝手に音止まりますが、演奏は続ける!」 ステキです。
「お前たちの力で俺をビール売り場まで連れて行ってくれ!」 すてきです。
「いつまで学園祭やってるの!?」と言いながら、ライブを見に来る母。 素敵です。
頭の良くなるラブソングで頭が良くなりたい。3.14159265....(多分ムリ)

次に名前が気になっていた「荒川ケンタウロス」を聞きに体育館へ。
んが,まだ2つ前の「tricot」中。ぬー,押してるねー。
まぁ,ちょこっとでも見られればと続けて「HOTSQUALL」も聞いてみる。わかりやすい感じのパンク。ハイスタ好きな人とか好きだろうなー。と思っていたけど、時間ばかりが気になってあまり乗り切れなかったけどちょっと軽さが気になったなー。結局、時間に余裕が無くなってきたので、荒川ケンタウロスも断念して移動。

「THEイナズマ戦隊」
再びGREENへ。

イナ戦セットリスト
 ・チケット!!
 ・ラッタッタ
 ・Ban&An ~バカ万歳アホ万歳~
 ・ジタバタダンス
 ・応援歌

今回、断念したバンドがいくつもあったけど,イナ戦が聞けたのでとりあえずチャラ。元気を貰える、よくみんな言うけれど、やっぱり儂がライブに行く一番の理由なのだ。
丈弥さん「ライブハウス来たらスゴイで、金太郎の格好しているから」。いや,丈弥さん,それマジで見てみたいです。
ジタバタダンスで足がつった(歳だよ,オメー)。最後、応援歌。いい歌だけど、自分では何も出来ない、無力感を感じる歌でもある。あぁ,でもこの歌は震災で被災した人には歌えない、と思ったら泣けてきた。応援する,そんな事一つとっても実は難しい事だと感じる。

最後は「四星球」で締め。と、思って食堂へ。
んがっ、なんちゅー人ぢゃ?
中にはいれたはいいけれど全くステージ見えません。四星球、小ネタ多いしなー、姿はちゃんと見たいしなーどうしよう。。。と、暫し悶々。
いいっ、四星球は今回は断念するっ!
といことで

「ロマンチップス」
爽やかやのー。ポップやのー。若いのー。
ロマンチップスは初見だけど,サンプル音源があったので知っていた。
ボーカルさん「カミング神戸、今から始めまーす!」いや,ムリがありますが、押し切る若さ(笑)
まぁ,清々しいのでよしとしよう。

最後、押し押しの体育館に入って最後のライブを聴いていたけれど、驚くほど印象に残っていないので(疲れたか?)とりあえずはここまで。

体育館を出て帰り際に見た大きな月がやたらと印象的だったな。スーパームーンだったんだってさ。
ちょっとだけいい気分で帰路につく。

さて,ちょっと苦言。

人数の多さについては最初に触れたけれども、そのせいか,マナーの悪さもやはり目に余る。結論的なものから言えば、やっぱり無料でやっている、ということがマナーの悪さにつながっているところはやっぱりあるんじゃないのかなと思ってしまう。

今回は、会場の行き来をしなかったので道路通行のマナーはどうだったかは知らないが、会場内でもとにかくゴミの散乱のひどい事。いや,往々にしてイベントではありがちと思われるかもしれないけれど、ここは借りているとはいえ学問の府,大学だ。明後日になれば、また学生さんが来て勉強する場所である。そこを使わせてもらっていると思ったら、そうそう汚せないと思うんだけどな。

特に目に余ったのは、学内の植栽が踏み荒らされていた事。
昼に通った時はちゃんと自立していた灌木(?)が,夕方にはみんなの足に踏みつけられ地面にうちひしがれていた。さすがにあれは胸が締め付けられた。人が多かったし、別に柵がしてあったわけでもないし,なんて言い訳はいらない。そこにあるものを破壊しておいて(しかも相手は植物、生き物だ)平気でいられるなんて,そんな神経は信じられない。

他にも出口入り口を守らない、ひどい場合には入り口では入場規制しているにもかかわらず出口からズンズン入っている人がいて,スタッフも制止していないというのがあった。
また,学内の自販機(ちょっと他より安い♪)は,ガムテープが張ってあって「使用禁止」とされているにもかかわらず、夕方にはガムテープがひっぺがされて,軒並み売り切れ表示。つまり,そんだけ沢山の人が「使用禁止」と書いてあるのを無視してその自販機を利用していたという事だ。

スタッフの問題じゃない、スタッフは基本ボランティアが中心だから,責める気にはなれないし,実際募金箱を持っている子も、ゴミ捨て場で案内している子も、積極的に声をかけてくれたりお礼を言ってくれたり、とても気持ちがよかった。
問題は参加している儂らの自覚だ。

無料=何してもいい っつーわけじゃない。当たり前だけど。
#っつーか,上のイコールが出る事自体ナンセンスだけど

そもそもこんなイベントが無料で出来る訳なんか無い訳で(それを無料でするには相応の理由があるのは考えりゃ分かるんだけど、まぁ,それはおいておいて),そのイベントを無料で享受できる儂らにはそれ相応の態度と責任があるのだよ,ま,堅い事を言うんだけどさ。

4年前のゴーイング神戸、前の日記を振り返ってみたら、
「3万1千人来て募金額が160万って、一人当たり50円しか募金して無い」
と。

今年は入場者数は出ていないけれど、募金額は224万だって
仮に、4年前とお客さんの数が一緒だとしても、一人あたり、募金額70円だ。
明らかに4年前と比べて入場者数は増えていると思うから、下手したら、一人当たりの募金額は減っている事になる。

はぁ?
もうやめちまえ,「チャリティーフェス」なんて喧伝するの。
プロモーションの為の無料コマーシャルフェス、って行ってくれた方がしっくりくるぜ!
なんて毒も吐きたくなる。

せめて,
「無料フェス」というよりは「チャリティーフェス」という意識をもっとみんなで共有できないものかなぁ。
でないと,当初の「阪神淡路大震災時の多くの支援に対する感謝を込めて」という,最初の理念が虚しくなっちまいます。

COMIN'KOBE@神戸ポートアイランドの画像

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