ぱたの関心空間

関心空間と徒然なるままに。

東京スカパラダイスオーケストラ@なんばHatch

2006-09-29 02:04:01 | ライブレポ
今回のツアー二度目のスカパラ。
今日は出産&育児の為ライブから遠ざかっていた友達と4年振りに会う。大丈夫かねぇ、そんなにブランクあって?って冗談のつもりで言っていたけど冗談にならなかった。足がつるーとかゆーてたし。
え、私ですか?私は鍛えてますから大丈夫ですよ、はい、何故か腰が痛みますがそれが何か?

前のKBSホールも盛り上がったと思うけど、ハッチはまたなんかちょっとちゃう。
ライブ前から「やるぜ、やるぜ」ってな空気が周りからひしひしと感じられる。一曲目の(あぁ、毎度の事ながら曲名とか遠慮無く挙げていきます、ツアーは年明けまで続きますが気にしません、これから行く可能性がある人はご注意あれ)「ゴッドファーザー」からあがるあがる。京都の時は頭2曲くらいは様子見の雰囲気やったのにね。
あまり前には陣取っていなかったので始まると同時に出来た後ろのちょっとした空間に引っ込んで「今日はここで好きなように踊ろう♪」と思うがこれが大間違い。そこは空間がある事で逆に激しくスカダンスする男子のたまり場となっていました。しかもここは大阪、あたりがきついのなんのって。結局一番激しいところにいたのかも。。。(かといって前の方行ってぎゅうぎゅうに押されるのもちょっとね)

WILD PEACEの曲はライブに映えるなぁとあらためて思いました。ANSWERはいいアルバムだったけど盛り上がりに欠ける感があったのでね。今日はっとしたのは「PINZORO」。なんか前の時は思わなかったけど、今日聞いたらめちゃめちゃかっちょいい。激しくないけど渋さが気持ち良かった、これで儂も大人です♪
年齢と共に激しいライブはしんどいと感じる今日この頃(苦笑)。以前はそれこそ畳みかけるようにアップテンポの曲を続けてたりとかしてた(そしてそれについていってた)と思うんだけど、ハイテンションの曲に続けて大人しい曲とかのパターンが多くなってるかと。「動かぬ男」とか「雨の木曜日」とかね。
曲は新しいアルバム中心。歌もの、やっぱりサファイアはなかったなぁ。来年のさいたまスーパーアリーナファイナルまで待てという事か?(はい、そゆことです)大森さんの「星降る夜に」はえらいラフに歌っているように感じましたが好きです(告白)
あと、「ルパン」やったなぁ、それと「ペドラーズ」うひゃぁ、懐かしい。イントロ始まった瞬間1人できゃっきゃゆってしまった。あと1人で「ほいっ」ってゆってしまった<ちと恥ずかしい。

だいたいステージ向かって左側にいましたが(ってどのライブ行ってもほとんど左にいる事が多いな<儂)加藤さんの狂いっぷりがステキです。煽る時もキテるんだけど、バックで弾いてる時も髪を振り乱していっちゃってる感がなんとも言えません。北原さん、今日は音外したのがいくつか合ったかと。。。それでもすぐにごまかしがきいちゃうのがプロやなぁ。ナーゴのペットは今日は良く鳴っていると友達がゆーてましたなぁ、大阪二日目やし特に良く鳴るんだろうと。そんなナーゴの「SKA ME CRAZY」前のピアニカ、好きです(告白その2)。欣ちゃんバスドラツインにしてるの初めて見ました。あと今日はGAMOちゃんの見せ場が少なかったのではないかと。

ファイナルのゲストってやっぱあの3人でしょうね、パフィとかも来たりして。行きたいけどさすがにね。
あ、そーいえばその前にCDJあるやん!もしかして。。。。(ちょっと期待)
#してたけど、出演日ちゃうやん。うみゅ。仕方ないね。

で、いっぺんアップしてから確認してみたら画像で貼り付けたホールの告知板の写真に自分が写り混んでましたカッコわる~。うみゅ、友達待ってて大急ぎで撮ったからなぁ。ま愛嬌ってことで☆

東京スカパラダイスオーケストラ@なんばHatchの画像



ソウルフラワーユニオン@心斎橋クラブクアトロ

2006-09-26 01:29:19 | ライブレポ
ベストアルバム「ゴーストヒッツ00~06」発売記念ツアー
とかいいながら、さすがSFU、新曲8曲もやりましたよ!(まぁ、アルバムからも結構やったんですが)

ソウルフラワーユニオン。もう日本のロックバンドでソウルフラワーくらい「ろけんろー」してる(ヒートウェイヴっぽいな)バンドを知りません。
あ~、何いってんだ?と思われるかも知れないけど、古くはロックってのは反体制だったわけですよ、でなくてもなんらかの主張があったわけだ。未だに歌う曲に明確な主張があってそれでエンターテイメントで楽しいバンドってのは他にいるかい?いや(儂の知る中では)いない(反語)
「ベストアルバム出しましたが、面白いくらい話題になってません!(MC by 中川敬)」<シャレになってないッス、番長!

っちゅーわけで悪い事は言いません。29日仙台、30日東京、ライブありまっせー暇な人は行くべし。&ニューアルバム、お金ある人は買うべし!

さて、以下に今回のライブレポ。もちろんネタバレあり!ご注意を。

前回に比べて人がちょっと少なく感じたクアトロ。しかし盛り上がりは逆に今回の方があったような気がします。
のっけが「サバイバーズバンケット」で「うたは自由をめざす!」この2曲でもうできあがったっつー感じがしましたから。
3曲目にはもう新曲だった(笑) いや、しかしねぇ、今回の新曲みんないいよ、すごく耳馴染みが良い。曲調もいろいろ、テーマもシビアなのがあったりコーキさんが広島で○○、みたいのがあったりバラエティに富んでるし。「せんこうはなび」ってのは「閃光花火」って歌ってるんですよねぇ?

新曲以外はベストアルバムからが多いんだけど、「青天井のクラウン」やったなぁ。ライブで聞くの多分初めて。めっちゃ嬉しかった。あと何やったろ。
JIGENの秋田音頭はなんかみんなが曲に追いついた感じ。初めてやった時は、おお民謡だぁ、とか思ったけど、もう十分楽しめる曲になったなぁと。樋野さんと奥野さんの「アンチェインのテーマ」はなんか鳥肌たった。「そら」も鳥肌もんやったけど「満月の夕」でも久しぶりに鳥肌、気持ちいいなぁ、良い曲って。
奥野さんと中川さんが「極東戦線異状なし!?」のあとに「ちょっと良い曲」って言っていましたが謙遜でしょ? めちゃめちゃ良い曲やっちゅーねん。

ラストは「荒れ地にて」。でアンコール「潮の路」「満月の夕」。ダブルアンコールで「クレイジーラヴ」。えー、最後そんな大人しめの曲ばかりで〆るの?と思ったら「やっぱりこれやらんと」で海ゆかば山ゆかば。おなかいっぱいです。

今回ひで坊はお休み、ゲストはサックスに樋野さんと、コーラスに上村美保子さんと、ダンス。へ?ダンス!
お名前は失念、三重の方だそうですがここ最近ソウルフラワーのライブに(手弁当で)駆けつけて踊ってくれる白塗りの舞踏家。ソウルフラワー、渋さ知らズ化か?
ダイナミックな彼のダンスも今回の盛り上がりの一助になってる事は間違いないですはい。

何年か前までロックインジャパンとかも出ていたソウルフラワー。年末のCDJ、折角大阪もあるんやし出ないかなぁ。。。


ソウルフラワーユニオン@心斎橋クラブクアトロの画像



ペンギンプルペイルパイルズ@インディペンデントシアター2nd

2006-09-10 02:18:17 | 演劇レビュー
同劇団初の大阪公演「道子の調査」
見てきました。

何故大阪初公演なのにこの劇団知っているのでしょう?
いえ、知りません。
いや、正確には名前だけどっかで見て覚えていたんですね、インパクトはあるから。んでもって、なんかしらん惹かれて見に行ってしまいました大阪日本橋まで。

ストーリーは
6年前、「なみこ」という女性が行方不明になったことを調べるために「砂恵」という調査員がある町にやってくるわけです。彼女はなみこと接触のあったという7人に聞き取りを行うのだけど、彼女自身も行方不明になってしまう。6年経って再調査にやってきた「道子」が6年前の7人にまた聞き取りをするのだけど、その現在と過去が交錯しながら各人のなみことの繋がりと砂恵との関係が露わになっていくというお芝居。

この劇団がどんな芝居をするのかも知らずに名前の雰囲気だけで「おもしろいんちゃう?」って思っていた私がいけないのです、はいそうです。

まず、全体の感じとしてはオフビートに話は進行します、場面転換や時間の前後さえも交錯させてスムーズに見せているのかも知れません、それ自身はそんなに邪魔にならないしむしろ自然で良かったんだけど、話が淡々としておまけに最終的に解決しない。
いや、解決しないのが問題なのではなくて解決しない事で見てる人が持つもやもやを解決しようとしないのが問題ではないかと。
解決しないと言っても、ヒントや憶測は出来るわけですよ、かなり具体的にね。だけども、それを誰も正解だとは言わないし、その結果自体も後味が悪いときたもんだ。
シュールだったりナンセンスだったりするのはアリだけど、それが徹底してたり、笑いで中和できたりといった事があれば見終わっても気持ちがいいんだけどね。
常識的なところで言えば道子は殺人事件の黒幕?が桑島であろう事を見抜いたにもかかわらずそんな事よりも、他の誰がウソをついているかに興味がある。彼女の置かれた状況を察して彼女自身も病んでいたととったらいいんだろうけど、なんだかご都合主義だ。「蕨」の存在もよくわからない。隣にいつき、砂恵とも道子とも懇意になるくせに事件とは関係ない立場、推理もんだったら一番怪しい。けどついぞあやしげな感じを醸し出すことなく芝居は終わってしまった。見落としたのだろうか。

おそらくこの芝居の中で一番大事なのは砂恵。証言者の誰かが「もう誰もなみこを必要としなくなっていた」と言ったけど話を聞いているウチにいつの間にかなみこの替わりになってしまっていた愚鈍な砂恵という存在の切なさでしょ。でも、そんな事も全体的にあった変な空気に邪魔されてぼやけてしまった感じがしたのです。

まぁ、東京の劇団で大阪公演までする事になったわけだからきっと東京では人気があるのでしょう。
たまたま見に行った芝居の感想は儂的には今一やったかなぁ、と。そんな感じす。

ペンギンプルペイルパイルズ@インディペンデントシアター2ndの画像