自由と壁とヒップホップ＠京都みなみ会館

「パレスチナ」

パレスチナが、どんだけ過酷な状況にあるのか、儂等は想像するに余りある。明らかな人権侵害、民族的差別、、、というか虐殺と言ってもいいような事態がまかり通っているのを知りながら、それに対してちゃんと声を挙げることができないでいる儂らというのは、一体ナニモノなんだろうか、と思う。

たしかに入り口はファッションだったかもしれない。でも今の彼らにとってヒップホップは武器だと言っても良いのだろう。
絶望の中から声をあげ、、、いや、声をあげることは誰だってできるのだけどその声を効果的に届ける方法としても音楽はとても有効な手段であるということだ。

勿論、全ての人に届ける事は出来ないのだけれども、届かなかった多くの場所に届ける事が可能になることはあるんだな。

いやいやいや、「声をあげることは誰だってできる」と書いたのは実はウソだ。
声をあげることもできない程の絶望が彼の地には蔓延しているのだ。あまりにも虐げられれば、人は抵抗することどころか考えることまでやめてしまう。
でも、その中から立ち上がる時に芸術は特別な力を与えてくれることもある。もっとも親しみやすい芸術としての音楽ってのは、儂らなーんの能力も無い市民にとって武器にも匹敵するものになる、というのはあまりに非現実的なイメージなのだろうか。

挙げられる声を聞かないでどうする？
儂らは人間なんだからさ、聞こえる声をきかないとね。パレスチナの声を。

正直言って、儂ら日本人には馴染みが薄かったかもしれないこの「パレスチナ」という場所に住む人々の声を。
知らなかった、というならば覚えておこう、そんで声を聞こう、そんで考えよう。

「パレスチナ」

postscript;

映画の中でメインのフォーカスを当てられている史上初のパレスチナ人HIP HOPグループ 「DAM」を日本に呼ぼうというクラウドファンディングが立ち上がっています。
プロジェクトのコレクター（出資者）になると、映画の本編の視聴も出来る、との事。近くでの上映がなくて断念した人も是非。

SOUL FLOWER UNION ＠ 磔磔

時間ギリギリになったので駅のコインロッカーに荷物入れて正解。
なんとか間に合ったー。と思い、磔磔に飛び込むとギュウギュウの熱気。身動きが取れない。ぬー。
すぐに照明が落ちて、メンバー登場！

オープニングのガヤガヤに紛れてなんとか柱のちょい右あたりにまで移動。しかし、最後までキツキツで思うように踊れない、前の人の頭を二回小突いてもーた。ごめんね。

曲順はいつものように適当ですよー。
セットリストー！

・ラビエベル
・月光ファンファーレ
・松葉杖の男
・新曲（地下鉄道の少年？）
・新曲（風狂番外地？）
・荒地にて
・男はつらいよ
・踊れ踊らされる前に
・ダンスは機会均等
・風の市
・偉大なる社会
・マウンテンバイクフロムヘブン
・世紀のセレナーデ
・ホライズンマーチ
・満月の夕
・不屈の民
・Don't Like
・秋田音頭
・海行かば山行かば踊るかばね
アンコール
・うたは自由を目指す
・こたつ内紛争

世紀のセレナーデ久し振りー。いい加減スクリューボールコメディー買い直そう。NOと言える男とか久しぶりに聞きたい(^^)。引越しで見つからなかったって事はやっぱり無くしているんだからなー。うん。

結局最後まで後ろの方。柱もあるからJIGEN、ミホちゃんはほとんど見えず。いや、中川さん以外のメンバーは結局ほとんど見えなかった。いや、ほとんど踊っててステージなんか見ていないんだけども。

洋子ちゃんいるの嬉しいなー。中川さんもきっと嬉しいだろう、休憩出来て（笑）。洋子ちゃんとヒデ坊がユニオンのライブステージにのっているとか、それだけで嬉しいよね。

ライブは全体的にMC少なめ、そういえば奥野センセ喋らなかったかな？メズラシイ？
そうそう、磔磔はケツの時間が決まっているからねー。選曲もメインストリームでまとめられている感じだし。それはそれで嬉しいのだけれども、なんか聴きたい曲が多すぎて困るんだよなー。

そして、
六月のツアーは内海洋子ちゃん参戦決定。
今年の半ばには新しいアルバムが出るって！

会場で、デモで知った顔二人に出会う。そういうのは初めての経験だなー。

Tシャツは（ビンボーなので）買うまいと、心に誓って来たのでぐっと堪えたが、結局本買った。いやー、買わなきゃ、って思っていた本だからいいんだけど。

今回はなんだかあまりいろんなことを考えずに楽しめたライブ。
磔磔の空気感がそうさせているのかもなー。常にそうでありたいんだけどね。