ぱたの関心空間

関心空間と徒然なるままに。

長岡京ソングライン@長岡天満宮

2012-09-23 00:09:10 | ライブレポ




雨〜 が降ってたけれども止んだ!
良かったねー、ツイッタのアカウントにわざわざ「harete」っていれてただけの事はあるねー。

というわけで京都のローカル夏フェス(え゛フェスですか?っていうかもう秋なんじゃ?)、長岡京ソングラインです。

家を出た時はまだ雨模様やったけど、到着した時にはもう傘は用無し。

では、今回聞けたアーティスト。

・大村みさこ(広場ステージ)

前にどっかで大プッシュしていて、それで名前だけ妙に覚えていた彼女。ピアノ弾き語り。声はしっかりしているんだけどなんだか繊細な歌い方。曲も比較的おとなしい。予想していたけど、もうちょっと色がついてるといいな。

・こっきり(竹林ステージ)

名前がなんか!?だし、紹介欄にある休日音楽というのが気になって聞いてみる。
なるほど休日音楽。。。?漂うこのいなたい空気はまぁそういうにふさわしいかも。嫌いではない。でも、CDの販売無し?音源欲しかったなー。
演奏後にメンバーがグランドのよこのほうにテントをはってくつろいでいたのがまぁなんともマイペースな感じで良いのではないかと。

・岩崎愛(梅の丘ステージ)

メロディーキッチンをちょこっと聞いて移動。したら、既にもう始まっていた。
ほう!カホンはスカポンタスのウメちゃんではないれすか!ステージ上でいじられるウメちゃん。東京LIFEという曲は蜜の涙ボロケーニャを彷彿とさせた。歌の節回しとかがね。岩崎愛はなんとも飾らない感じでそれでいていい歌を歌っちゃうのだ。終わってから物販行ったらCD売り切れだってさ!

雨が完全にやんだって事でステージ上のシートを取っ払ったりなんだりして、竹林ステージは既に進行は20分押し。
でスタート

・NolenNiu-de-Ossi(竹林ステージ)

去年のプレイベントで初めて見て気に入ったバンド。あら、3人?と思ったら、マンドリンの人はサポートなのね。一曲目、「数を数えるだけの曲です、簡単ですからわかったら二番から一緒に歌ってください」と。
 ♪分厘毛糸忽微~
あははー、そう来るかぁ。
 ♪一十百千万億兆京垓杼穣~
うほー、大きい方なら歌えるわ―。小さい方も日本語であそぼでべべんさんが歌ってたのを覚えようと思っていたけど、この歌で覚えた方が早いかも。
三味線と手風琴をギターとキーボードにした途端に普通のバンドっぽい感じにもどっちゃうのがなんかおもしろい。
とにもかくにも世の中のおかしなことは全て狐狸の仕業です、そーだそーにちまいなーい♪
あら、こちらもCD販売無しか。残念。

こじまいずみさんを聞くつもりだったけど、いつの間にやら梅の丘ステージも押し押し。でもとりあえず一曲だけ聞いて移動。水上橋ステージへ。って、こっちも押し押しかいっ!?

・井乃頭蓄音団(水上橋ステージ)

いやはやこれはまた盛大にふざけてる。演奏前から、「間もなくドリームズカムトゥルーが始まりますよ」とか。「新曲です『水を飲む』」と言って水を飲むだけとか。ふざけているのが大好きな儂だが、微妙にギリギリなラインっぽい(笑)。おそらくこの微妙な感じの原因は、ボーカルさんのやなやつっぽい感じ(演出ですよ、演出、きっと)に由来するのだろう。
でもなー、曲は儂のおふざけゴコロと好みの微妙なラインをなぞる。高田渡の生活の柄とかジョンデンバーさんとの凶作「カントリーロード」とか。オリジナルも、あなた誰ですか?と今までつきあっていた人をなじる歌とか。ヤダヤダ、微妙。このバンド好きになってもいいのか、気にしない方がいいのか、微妙すぎる。
#多分好き

・カルマセーキ(竹林ステージ)

水上橋ステージが押し押しで結局竹林の押しペースを超えていたのか、カルマセーキ二曲しか聞けなんだ。井乃頭蓄音団の奇天烈さのせいで、間瀬さんの奔放な感じもなんか普通に見える(苦笑)。カルマセーキはもっとライブでちゃんと聞きたいな。

・MILKBAR(広場ステージ)

何度か聞いていて、今となっちゃMILKBARってフツーにいい感じのバンドだよなぁ、って思う。最初の印象はえらく奇をてらった感じに思ったんだけど、ありゃぁ演る曲によるよな。こないだ見放題で見た時は、ベースの人すげーイメチェンしたなー別人みたい、と思っていたが別人だったのか(爆)

・スムルース(広場ステージ)

貫禄、、、というか余裕があった、スムルース。
前から評判は聞いていたがやはりうまい。楽曲なんか全然知らなくても十分楽しめる。ボーカルさんの個性が強すぎるきらいがある?
なんかボードを取り出して「ソングライン」と書いたかと思ったら、後から何やら線をシャコシャコ付け足して、ボードをひっくり返したらなんと「愛と夢」と読めるではあーりませんか!ビックリ。この人こんなこと毎回やってるのか?すごい特技だな。

最後までいるつもりだったけど、広場ステージも時間押し押し。
国吉亜耶子さんをチラと聞いてから泣く泣く帰路に。

三年ぶりに行ったソングライン。
お客さん増えたねー。やっぱりフツーのライブではあまり見られないような近所の人的な感じの人が多く見られたし、あと子連れが多かったなー。あと竹林と梅の丘ステージの場所が変わっていてすわりが良くなったのー。ステージも前よりもしっかりしたものになって見栄えが良かったし。

雰囲気のいい、手作り感があったかい良いイベントです。
長岡京ソングライン。
スタッフの皆さんに感謝。


OTODAMA'11-'12〜音泉魂〜@泉大津フェニックス

2012-09-09 01:14:42 | ライブレポ
去年は台風で中止になって二年越しの開催。しかも2DAYS!

いや、儂は去年はライブ自粛の身だったし、今年も1日しか参加してないんだけど。。。

とりあえず、当日の行動記録です。

朝、遅刻する(笑)
8時くらいには家出ないと間に合わないとわかっちゃいたが、まぁいろいろあるわけさ。

というわけで、到着は11時を15分くらい回ってた?大浴場のモーモールルギャバンは早々に諦めて

・イヌガヨ(SET YOU FREE テント)

いや、これもすでに始まってたんだけどね、まぁ入り口やし。
今回気づいた事の一つ。ハスキーなボーカルは儂は基本的に好きじゃないと思っていたんだけど、実はそんなことない。ただし、ライブに限る(苦笑)。
イヌガヨ、なんかいいのだ。なんかまだ初期衝動を引きずってがらがらやっている感じが何ともくすぐったくって良い。

友人と合流しようとしたがわからず、もういっぺんセッチューテントに戻って、

・セックスマシーン(SET YOU FREE テント)

朝から飛ばすよな、セッチューテント。
今回もマイクコードの限界に挑戦する森田くん。露天風呂のビートモーターズに音量で挑戦させる森田くん。挑戦者であり続ける森田くん。Sing a ROCK!(ですよね?)

というわけで、無事に友人とも合流。monobrightを聞きたいがもう少し時間があるので三再びセッチューへ

・ラディカルズ(SET YOU FREE テント)

ルックスは所謂ギャルバン(って、最近言わないのか?)3ピース。ドラムのコがカワイイ(だから?)。結構いい感じのテンション、コーラスのハモリがちょっと気になったくらい?悪くはない。

・monobright(露天風呂)

ようやくOTODAMAのステージへ。
ヒダカさんが入ってから始めて聞くモノブライト。いや、モノブライト自体まだ3回しかライブ聞いてないな。相変わらずひねくれた感じではあるけど、嫌味な感じは全然無くなったなーと思った。でも儂的には以前の初々しさが感じられなくなったのがちょっと寂しい。

・海北大輔(SET YOU FREE テント)

lost in timeの海北さんソロ。
lost in timeはいいと思うんだけど、そんなにちゃんと聞いていない儂です。だから、モノブライト終わってちょっとのぞくだけのつもりだったのに。。。。
メチャメチャいいじゃないですかっ!(>_<)
なんだろう、その人の懐の大きさを感じるような、そんな感じなんですよ。ギター一本弾き語りなのに。いや、だからこそなのかも。
三題噺ならぬ、三題唄。その場で別々の人からお題を募って、即興で歌を作っちゃうと!それを二曲もやった!すげー!しかもフツーにエエ感じの曲!。そんな事毎度ライブの度にやっているって?どんな才能ですか?一体。

・a flood of circle(露天風呂)

カッコいいだけのバンドなら別にどうってことない。
けど、それでいて踊れるというのなら話は別よ。
a flood of circleは以前に二回ばかしライブ見ているはずなんだけど。。。いやいや、なんだよ。こんなに踊れたっけ?自然に体が動くリズムなのだよこれがさ。っていうかねー、見ていて思ったのはこのバンド、カッコいいというよりはなんだかイヤらしいっていう感じと言った方が正しいんじゃないかなと。(褒めてます)

・MONGOL800(大浴場)

不意をつかれた。
「神様」。
キヨサクが呟くように歌う「カミサマ・・・」という歌詞に重ねられる子どもたちの声。ダメだよ、まだ泣く準備なんか出来てないんだからさ。
「神様」と儂らが呟く時、儂らが感じる事ができるのは絶対的な無力感だ。この子どもたちの未来を、もう儂らは神様に頼むことしかできないのか?そんなにもこの国は、世界は、人間はもうどうしようもないのか?それでも、神様。。。と口にせずにはいられない。
この歌が歌うのは希望なんかじゃない、無力感・無常感だ。だからキヨサクは神様に上手に騙してくれと頼むのじゃないか?それでも希望があるとするのなら、この神頼みが叶う事くらいのものだ。でも、儂にはこの歌はそんなネガティブなだけの曲には聞こえないのだ。そう唄いながら、どっかでそうじゃないだろ?とそんな思いを込めている、そんな風に聞こえるんだ。勝手な解釈だけど。
don't worry,be happyだけでは済ませられないのだよな、残念ながら。

・THE TON-UP MOTORS(SET YOU FREE テント)

OTODAMAでしか聞いたことのないTHE TON-UP MOTORS。でももう三回連続で聞いてるTHE TON-UP MOTORS。直前に雨。雨降ってるんだからさ、テントの中に入っておいでよ!一回目の時はスカスカだった観客が、ついにギュウギュウですよ!!!(雨のおかげもあって)。

・筋肉少女帯(大浴場)

THE TON-UP MOTORSと時間がかぶったので諦めてたけど、結構見られたので満足。でも聞き逃した一曲目は「釈迦」かぁ。しかし、大槻さんが倒れた後のインストとか、とてもヘビメタバンドとは思えない爽快感。日本はいつインドになるのでしょう?

・SION & The Cat Scratch Combo(露天風呂)

そしてシオン。
実は最近のシオンを全然聞いていなかったのだけど、去年久しぶりに新しいアルバムを聞いてびっくりした、その声に。ここまでしわがれた声で、それでもまだ歌うのか?っていうか、正直これではライブなんかもう聞くに耐えないレベルだろ?と。正直言ってこれはナシなんじゃないのかと。
大間違いです。あのSIONのオーラ、というか空気感と歌声はセットでSIONなのか。
始まるまでパラパラしていた雨がSION登場と同時に止む。客席の後ろから雲の合間をぬった陽の光がステージを照らす。そして始まった一曲目が「通報されるくらいに」とか!いや、これはやられる。でも、「おっぱいが好きです」という告白は要らないと思います。かっこよさが半減です(苦笑)

・The Birthday(大浴場)

儂が悪いのだ、知っている。でも、期待してしまったのだ、ブッとんだナニカを。
ミッシェルとは違う、当たり前だ。でもチバとキュウちゃんがいるだけで何かありそうな気がするじゃない?比べちゃいけないだろうけど、何年か前のラッシュボールだかで聞いたROSSOの時みたいに、全身に鳥肌が立つような衝撃を期待しちゃってたんだよね。間違いなくかっこいいし、演奏もそつがない。いいバンドばかり集められると逆にこういうこともあるのよ、清水さん(感謝の辞デス)。

・THE NEATBEATS(宴会場テント)

何気に初聞きのニートビーツ。えっ、うそ、ホンマ?と、自分でびっくりです。
ベタベタなロケンローナンバー。踊れ踊れ踊れ!やーん、ここらでちょっと休みたいのに〜^^;

・THE BACK HORN(大浴場)

バックホーンは元々そんなに好きではなかったけれども、いろんなところで聞くにつけじわじわとボディーブローのように効いてきた、そんなバンド。そして、去年からは福島出身というラベルが好むと好まざるとにかかわらずつけられてしまったバンドでもある。儂にとってはキリキリするような鋭い刃物みたいなバンドなのに、目の前で踊り狂うファンの子らの姿を不思議な思いでながめてた。
そして最後の「世界中に花束を」。聞いてたらまた涙が溢れてきて、びっくりした。あぁそうか、この曲は震災後の曲だったんだね。

・Theピーズ(露天風呂)

まったく、バクホンさんたら、ステージの最後に泣く曲なんて困るんですよ、大慌てで涙拭かなきゃいけないし、なかなか気持ちの切り替えがしにくいんだから、ぷんぷん(勝手)。
でも、ほら、次ピーズだから。うっほほーい。だらだらと露天風呂に向かおうとしているところに聞こえる、生きのばしのやり直し(^^)。そうだよ、トモフの言う通りさ!テンポのいい8ビートやっときゃいいんだよ!肉食うー肉食うー肉食うー♪

・サンボマスター(大浴場)

そして、トリのサンボマスター。
サンボマスターは音源も持っちゃいないし、イベントでしかライブも聞いたことがない。ライブで聞くサンボマスターは決して嫌いじゃなかったけど、でも前の方にまで行くような感じではなかった。でもやっぱりここはちょっと近くまで行っておきたい。「I love you &I need you ふくしま」去年リリースされて以来、何度も聞いているけれど、何度も一緒に歌ってみるけれど、その度に涙がこぼれてくるんだ。今年の音泉魂は、これを聞きにきたと言っても過言ではない。山口さんが言うように、この歌は福島が好きなんだ!と叫ぶ歌だけど、別に福島じゃなくてもいい、自分が好きなもの、大切なものを思いながら歌う歌なんだと。でも、その対象は実は必ずしも当たり前のものじゃなかったと気づいた去年、それでも大事なものを歌うその思いのやり切れなさがいつも溢れてくるのだ。

ここに集まっている人が皆同じ事を考えている訳ではない。けれども、ここに集まっている人が曲を通じて似たような気持ちを共有しているこの不思議な感覚がいつも好きなんだ。

今年もありがとう。音泉魂。
今年もありがとう。清水音泉さん。

・四星球(露天風呂)

っと、終わりじゃなかった。風呂掃除があった(笑)
まー、でもすーしんちゅーですから♪

そんなわけで今年も音泉魂に行けた喜び。
来年も行けるといいな。

追記。
帰りの梅田行きバスは、念願叶い男湯さんのカラオケ。そしてトモフの子羊達への忠告。最後の最後までスバラシキカナ音泉魂。