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死んだ人の骨を洗うのだ。
そんな風習が未だにあるのだ。
もうそれだけでかなりセンセーショナルでドキドキしちゃうんだけど、映画自体はとてつもなくヒューマンなお話。
いろんなところでグッとくるので、その1つ1つを噛み締めたいのだけれど、ひとつだけ苦言を。
まぁね、良いのですよ。
結構シビアな内容でもあるので、それをソフトにしてくれるというのは観ている儂らにとってはありがたい事でもあります。
でも、でもね。
鈴木Q太郎さんの役はずるい。
もう、これ書いているの映画見てから1年以上経っているので(またかよ)、儂の記憶に残っている映像の8割がたQ太郎さんだわさ!当たり前と言えば当たり前だけど、それに対する水崎綾女さんの素の演技。もうそれがとてつもなく良くできたコントにしか見えなくてシリアスなドラマが全部ひっくり返されている気分です。(決して嫌いではないです)
まぁ良いでしょう。
儂らはいろんなものを抱えて、日々悩んだり翻弄されたりしているけれど、最終的に「命」の事を考えたらなんか全部吹き飛んじゃうな。いや、そんな軽々しくまとめられるものではないけれど、そんな風に潔く考えられる瞬間もある。
伝統っていうのは単に古い習慣じゃなかったりする。
そこに大いなる意味があったりする。んー、主体はその習慣じゃなくて、本来感じる儂ら人間なんだけどね。
去りゆく命も新たな命も全てはつながっていて、生きている儂らはその間をつなぐ大切な役目を担う、やっぱりかけがえのない命でもある。
洗骨というのは、生きている儂らの再生の儀式なのかもしれない。
そして儂らもまた、日々再生しながら生きていこう、そんな風に前向きな気持ちでいたいな。
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