ぱたの関心空間

関心空間と徒然なるままに。

ランニングシアターダッシュ

2005-12-12 12:46:04 | 舞台演劇
「泣ける!熱くなる!元気が出る!青春エンターテイメント」をキャッチフレーズにした関西の劇団。
Pataが知っている限りでは一つの芝居での平均運動量がもっとも多い劇団。

運動量の多さは、芝居のほとんどはスポーツをテーマに取り上げている為、という話もある。
かといって、スポ根お涙頂戴だけに終わらせない、感動シーンの直後にギャグを持ってきてしまえるところがこの劇団を好きでいてる何よりの理由。
もう一つ。群唱とでもいうのだろうか、ステージ上の役者がみんなでセリフを唱える、そのかっこいいこと!

今まで見た中でもっとも感動的だったのは「THE END AGAIN (1997年)」という芝居で、この時は一つの芝居の中で3回もマジ泣きしました、だいの男が!! でも、なのにお笑い度でも最高やったんちゃうかな(Pata調べ)

劇団主催の大塚雅史さんは照明のプランナーとして他の劇団での仕事なんかもされてる方で、当然自分の劇団の照明も担当、これがまたかっちょエエ。


残念ながら、2005年をもって解散。。。



ベトナムからの笑い声

2004-09-20 17:39:14 | 舞台演劇
京都の小劇団。コンセプトは「笑い」
『巷で流行の静かな演劇や,やわなハートフル・コメディや,ありきたりな不条理ものに対抗。どこにもない。騒がしい。無意味。SFほど現実離れしていないけど,シュチュエーションコメディほど緻密でない。時代批評も問題提起もない。ハッピーエンドでもなければ悲劇でもない。ただ,笑える』(劇団紹介文より)
というこの劇団の芝居は、突拍子もない状況設定やありえへんけどひょっとしたらありそうな展開、キャラだちしすぎな登場人物と一癖もフタ癖もある常に見てる人の常識を打ち破るようなお話やったりします。

劇団作家、黒川猛の書く脚本はコントのような小気味よさで(あ、実際にオムニバスものとかコントっぽかったりしますが)テンポがよく見ていても飽きないですし、そこに入り込む宮崎宏康の特殊美術と特殊キャラは・・・・結構ベタです(笑)<いや、それが良い味だしてるわけで。。。 んで、ジラフ教授のわかりやすい演出がそこに絡み合うことで他にはまねできないベトナムワールド(語義的に変?)が展開されると。

実は大学の後輩の劇団なので立ち上げの時から見てるのですが、他の学生演劇と違って(って、もう彼らも学生ではないんだけど)自己満足で終わってないところがエライ。観て後悔しない芝居を約束してくれます。