それを「風評被害」と呼んではいけない。
と、3月以降ずーっと言い続けてきた。
#え、どこでかって? あ、スイマセン。プライベートでです。(わかんねーよ、バカっ)
まったく、
これほどまでに「風評被害」という言葉を安売りした年は無かったのじゃなかろうか?
新聞でもラジオでも一時期連日のように踊る「風評被害」という言葉。
なんだかわけがわからない。
多分に言葉の使われ方が間違ったまま、新聞でもラジオでも当たり前のような顔をして「風評被害」と言われていた。
そうですよね?
ね?ね?ね?
>「風評被害」
>根拠のない噂のために受ける被害。特に、事件や事故が発生した際に、不適切な報道がなされたために、本来は無関係であるはずの人々や団体までもが損害を受けること。
(goo国語辞典よりコピペ)
根拠は。。。。あるでしょ、十分。( 一一)
間違いないのは
「風評被害」と言う時には、実際には「問題視されるような事象は存在しない」
というのが前提となる。
ところが、問題はありまくり。
もちろん、放射性汚染されたものを「必要以上に」危険視したり、実際には汚染されていないものまで拒否したり、偏見の目で見たり、という不合理な事になってしまう事にたいして警鐘を鳴らすというのはあってしかるべき事。
しかし、そこに相応しい言葉は絶対に「風評被害を広めるな」ではないという事。
んと、いろんなところで話も出てるし、冷静に考えりゃわかる事なんだけど、一応確認ね。
放射能に汚染されてしまった農作物、動物、地域があるのは事実。それが前提。
検査結果がNDでも、検出限界以下、という意味であって汚染されて無い、と証明しているわけではない。
#勿論、それでも低い検出限界が示され、その上でNDということであれば少なくとも危険だと思われるレベルでないという事は、社会的に受容されているとは思います。
全ての食材の放射能検査がなされているのであればまだ分かるけど、されていないのは明白。ならば、汚染されている食材が流通している可能性がある、というのはあたりま枝野クラッカー(誤変換が面白いので残しておく)。
ならば、現状で放射能に汚染された可能性のある場所の作物を避ける事も、放射性物質を取り込みやすいと言われる食材を避ける事も、当然であり、それで与える影響は「風評被害」ではなく「原発事故による実害」でしかない。
ですよね?
さて、今月になって
福島のお米から、暫定基準値500ベクレル/㎏を超える、630ベクレル/㎏という値が出てきた。
そのニュースを聞いて、
「うわー、マジか。また、テレビとかマスコミが『風評被害が心配』とかワンサカ言うんやで。だから、風評被害とか言ったらアカンって。実害なんだから」
と思ったが、なんかちょっと今回はしっくりこない。
なんだろう、とモヤモヤしていたのだけれど、そのモヤモヤは
「やっぱり、風評被害は起こるんじゃないか?」
という事のような気がしたのだ。
「風評被害とは違う、って言った舌の根も乾かないうちに風評被害と言っているよ、コイツは!」
いやいや、ちょっと待ってもうちょっと聞いて。
儂は、端っから、検査しているから大丈夫、なんて言葉を信用していなかった。
それは先に行われ、福島県知事が安全宣言を出したお米の放射能測定も勿論だけれど、他の農畜産・水産物についてもだ。
理由は先に書いたように、きちんと全てが調べられているわけではないから。
調査は基本的に抽出検査だし、調査の方法だって不十分、そもそも調査されていない食材だって多い。
汚染されているものが、物流の目をくぐって店頭に並ぶなんてのは十分想定内。まだ乳飲み子がいるウチみたいな家庭にその言葉を信じろなんて言うのは、正気の沙汰じゃぁござんせんよ。
が、しかしだ。
震災からすでに半年以上が経過し、測定機器を備えるところも増え、儂ら消費者にも知識が付いてきた。そして、流通業界も安全を売るために全量調査や、暫定基準値よりも厳しい独自基準をもうけるようなお店も出てきた。
つまり、徐々に信用できそうな条件が整いはじめているし、何よりも実際に放射能検査されて汚染されてないよ、と言えるレベルの食物はあるわけだし(その検査結果にまで疑いを持とうとは思いません)。実際にそんなふうに汚染をまぬがれている作物だってたーんとあるのだ。
身も蓋もない事を言ってしまえば、汚染されたのは決して東北と関東の作物だけではない。日本中の(ひいては世界中の)食べ物が既に多少なりとも汚染された現代に住むという諦めを持つのならば、ならばその中で極力汚染されてないと信用できるものを選択して食べるのが儂ら現代人に課せられことなんじゃないだろうか。
そして、その信用は供給する側の放射能調査の信頼性にかかっているのだ。
「安全ですよ」「汚染されていませんよ」、言葉だけでは信用に足らなかった状況が少しずつ改善され、多少なりとも信用してもよさそうな状況が醸成されつつあったと感じていたのだが、その信用が崩れたのだ。
いや、そこまで考えている人はどれだけいるのか?
フツーにテレビだけを観ている、といったような人たちには
福島の米の調査をした > 県知事が安全宣言を出した > なのに630ベクレル/㎏が出た
という流れだけで十分なんじゃぁなかろか。
はい。
オオカミ少年の話をしているのです。
「狼が来たぞ!」 >「マジか!」 >「うっそぴょーん」 >「もう次は信じない。。。」
「安全ですよー」 >「良かった~」 >「ゴメンゴメンやっぱ汚染されてたわ」 >「もう次は信じない。。。」
3月11日以降、東京電力と政府のやっていた事も同じだ。
本当の事を隠し、後から後から
「建屋しか爆発してません」>「実は爆発してました」
「放射能漏れてません」>「実は漏れてました」
「メルトダウンしてません」>「メルトスルーまでいっていました」
「安全です」>「実は汚染されてました」
そんでもって
「身体に影響を与えるレベルではありません」>「実は影響、びんびんにありました!」
って言うんだぜ。
いやいや、もう芸が無いねー ( 一一)
信用できるか、あほ!
そう。
もう信用できないという状況が完全に出来上がってしまった。
極端に言いますよ。
おそらく責任逃れのためにそしてお金のために、為政者や東電をはじめとした当事者が、中途半端で無責任な対応や発言に終始したが為に。。。
もう、どんなに間違いない情報が伝えられようが、信用されない。
疑いが先行し、政府が言えば言うほど信じられない。
そうして、本当の風評被害が始まるんじゃないだろうか。
当然、全て、中途半端で無責任な政治家と電力会社と、そしてなによりマスコミの責任である。
と、3月以降ずーっと言い続けてきた。
#え、どこでかって? あ、スイマセン。プライベートでです。(わかんねーよ、バカっ)
まったく、
これほどまでに「風評被害」という言葉を安売りした年は無かったのじゃなかろうか?
新聞でもラジオでも一時期連日のように踊る「風評被害」という言葉。
なんだかわけがわからない。
多分に言葉の使われ方が間違ったまま、新聞でもラジオでも当たり前のような顔をして「風評被害」と言われていた。
そうですよね?
ね?ね?ね?
>「風評被害」
>根拠のない噂のために受ける被害。特に、事件や事故が発生した際に、不適切な報道がなされたために、本来は無関係であるはずの人々や団体までもが損害を受けること。
(goo国語辞典よりコピペ)
根拠は。。。。あるでしょ、十分。( 一一)
間違いないのは
「風評被害」と言う時には、実際には「問題視されるような事象は存在しない」
というのが前提となる。
ところが、問題はありまくり。
もちろん、放射性汚染されたものを「必要以上に」危険視したり、実際には汚染されていないものまで拒否したり、偏見の目で見たり、という不合理な事になってしまう事にたいして警鐘を鳴らすというのはあってしかるべき事。
しかし、そこに相応しい言葉は絶対に「風評被害を広めるな」ではないという事。
んと、いろんなところで話も出てるし、冷静に考えりゃわかる事なんだけど、一応確認ね。
放射能に汚染されてしまった農作物、動物、地域があるのは事実。それが前提。
検査結果がNDでも、検出限界以下、という意味であって汚染されて無い、と証明しているわけではない。
#勿論、それでも低い検出限界が示され、その上でNDということであれば少なくとも危険だと思われるレベルでないという事は、社会的に受容されているとは思います。
全ての食材の放射能検査がなされているのであればまだ分かるけど、されていないのは明白。ならば、汚染されている食材が流通している可能性がある、というのはあたりま枝野クラッカー(誤変換が面白いので残しておく)。
ならば、現状で放射能に汚染された可能性のある場所の作物を避ける事も、放射性物質を取り込みやすいと言われる食材を避ける事も、当然であり、それで与える影響は「風評被害」ではなく「原発事故による実害」でしかない。
ですよね?
さて、今月になって
福島のお米から、暫定基準値500ベクレル/㎏を超える、630ベクレル/㎏という値が出てきた。
そのニュースを聞いて、
「うわー、マジか。また、テレビとかマスコミが『風評被害が心配』とかワンサカ言うんやで。だから、風評被害とか言ったらアカンって。実害なんだから」
と思ったが、なんかちょっと今回はしっくりこない。
なんだろう、とモヤモヤしていたのだけれど、そのモヤモヤは
「やっぱり、風評被害は起こるんじゃないか?」
という事のような気がしたのだ。
「風評被害とは違う、って言った舌の根も乾かないうちに風評被害と言っているよ、コイツは!」
いやいや、ちょっと待ってもうちょっと聞いて。
儂は、端っから、検査しているから大丈夫、なんて言葉を信用していなかった。
それは先に行われ、福島県知事が安全宣言を出したお米の放射能測定も勿論だけれど、他の農畜産・水産物についてもだ。
理由は先に書いたように、きちんと全てが調べられているわけではないから。
調査は基本的に抽出検査だし、調査の方法だって不十分、そもそも調査されていない食材だって多い。
汚染されているものが、物流の目をくぐって店頭に並ぶなんてのは十分想定内。まだ乳飲み子がいるウチみたいな家庭にその言葉を信じろなんて言うのは、正気の沙汰じゃぁござんせんよ。
が、しかしだ。
震災からすでに半年以上が経過し、測定機器を備えるところも増え、儂ら消費者にも知識が付いてきた。そして、流通業界も安全を売るために全量調査や、暫定基準値よりも厳しい独自基準をもうけるようなお店も出てきた。
つまり、徐々に信用できそうな条件が整いはじめているし、何よりも実際に放射能検査されて汚染されてないよ、と言えるレベルの食物はあるわけだし(その検査結果にまで疑いを持とうとは思いません)。実際にそんなふうに汚染をまぬがれている作物だってたーんとあるのだ。
身も蓋もない事を言ってしまえば、汚染されたのは決して東北と関東の作物だけではない。日本中の(ひいては世界中の)食べ物が既に多少なりとも汚染された現代に住むという諦めを持つのならば、ならばその中で極力汚染されてないと信用できるものを選択して食べるのが儂ら現代人に課せられことなんじゃないだろうか。
そして、その信用は供給する側の放射能調査の信頼性にかかっているのだ。
「安全ですよ」「汚染されていませんよ」、言葉だけでは信用に足らなかった状況が少しずつ改善され、多少なりとも信用してもよさそうな状況が醸成されつつあったと感じていたのだが、その信用が崩れたのだ。
いや、そこまで考えている人はどれだけいるのか?
フツーにテレビだけを観ている、といったような人たちには
福島の米の調査をした > 県知事が安全宣言を出した > なのに630ベクレル/㎏が出た
という流れだけで十分なんじゃぁなかろか。
はい。
オオカミ少年の話をしているのです。
「狼が来たぞ!」 >「マジか!」 >「うっそぴょーん」 >「もう次は信じない。。。」
「安全ですよー」 >「良かった~」 >「ゴメンゴメンやっぱ汚染されてたわ」 >「もう次は信じない。。。」
3月11日以降、東京電力と政府のやっていた事も同じだ。
本当の事を隠し、後から後から
「建屋しか爆発してません」>「実は爆発してました」
「放射能漏れてません」>「実は漏れてました」
「メルトダウンしてません」>「メルトスルーまでいっていました」
「安全です」>「実は汚染されてました」
そんでもって
「身体に影響を与えるレベルではありません」>「実は影響、びんびんにありました!」
って言うんだぜ。
いやいや、もう芸が無いねー ( 一一)
信用できるか、あほ!
そう。
もう信用できないという状況が完全に出来上がってしまった。
極端に言いますよ。
おそらく責任逃れのためにそしてお金のために、為政者や東電をはじめとした当事者が、中途半端で無責任な対応や発言に終始したが為に。。。
もう、どんなに間違いない情報が伝えられようが、信用されない。
疑いが先行し、政府が言えば言うほど信じられない。
そうして、本当の風評被害が始まるんじゃないだろうか。
当然、全て、中途半端で無責任な政治家と電力会社と、そしてなによりマスコミの責任である。