ぱたの関心空間

関心空間と徒然なるままに。

劇場版『響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~』@MOVIX京都

2017-10-28 12:44:00 | 映画感想
ブラバン経験者として、宇治界隈に住んでたり仕事してたりした者としてはやっぱり観たいよねー。
ま、儂はトロンボーンだけど中低音仲間のユーフォニアムが注目されるというのもなかなか嬉しいポイント。

テレビ版 「響け!ユーフォニアム」の第1期はちゃんと見ていた。
第2期はシリーズ始まったの知らなくて、気づいたのは最終回だったという。
と、いうわけで新鮮な気持ちで見る事のできた映画版。

お話の中心はあすか先輩。
既に第1期の時点で影をちらつかせていたあすか先輩の事情が明かされるわけで、そういう意味では色々としっくりするストーリー展開。

まーでも、それはそれとして、やはり儂的には音楽と、あとは馴染みのある場所がリアルに再現されているという事のゾクゾク。

京阪電車とか(元京阪宇治線沿線住民)、京都駅ビルとか(京都駅ビルを200%楽しむ会会長)アクトパル宇治とか(こないだ行った)。
特に大階段は同じ場所で演奏した事のある身としては感慨深いよねー。



北宇治高校OB吹奏楽団の演奏もいっぺん聴いてみたいものです。

エルネスト もう1人のゲバラ@京都シネマ

2017-10-28 12:39:18 | 映画感想
ゲバラの物語。。。ではなく、ゲバラになれなかった若き日系人青年の話。

ゲバラの事でさえよくわかっているわけではないけれど、彼のゲリラに日系人が参加して居たなんて初耳だった。

それはそれで考えることはあるけれど、やっぱり儂はチェの事をもっと知りたいな。

最後にフレディを捕まえたボリビアの政府軍にいた兵士の一人が、フレディがかつて気にかけていた少年だったという皮肉。そして彼は恵まれた家に育ったフレディを実は快く思っていなかったのだという残酷。

正義とか善意は必ずしも双方向的なものではない。
それはチェゲバラにも言えることなのかもしれない。
でも、二人のゲバラの純粋さを儂は好ましく思うし、多くの人に共有されることを願ってやまない。



映画がゲバラが広島を訪れるところから始めたのは、さて何故でしょうね。

ゲバラは問う「君たちは、アメリカにこんなひどい目に遭わされて、どうして怒らないんだ?」

日系人でありながら国を憂いゲリラに身を投じたフレディも今の日本人を見て同じ事を言うかもしれないな。
彼らの純朴な正義感の前で、儂らはまだ冷笑を続けるのだろうか。それは存外に情けない姿だと、日本人は気づけないものだろうか。