ぱたの関心空間

関心空間と徒然なるままに。

REVERSLOW & サウラ@メトロ

2006-05-28 15:41:25 | ライブレポ
3A cafeってとこの主催でやっているクラブイベント。

このホストをやっているヒップホップグループ「サウラ」のMCとよじくんが前のバイト先の仕事仲間だったりします。
あたしゃどっちかっつーと、クラブよりもライブ、ヒップホップよりもバンドの人なのですが、このサウラはなかなかにノリが良くって踊れるかなりお勧めですねぇ。

んで、今回はそのサウラとロックバンドであるREVERSLOWのツーマン。
REVERSLOWはPENPALS解散後にハヤシムネマサ氏が始めたバンド。以前にメトロで同じ日にふたつのバンドがイベントやった事で知り合ったらしい。で、今回サウラのイベント「PEACE」に呼んだと。
ジャンル違いだけどそれが惹かれ合うっていうのがおもしろい。

PENPALSはそう熱心には聞いていなかったけど、ライブでの突き抜け感が凄いロケンローな感じのバンド(やべ、日本語じゃねぇ...)イベントに出てくれば間違いなく盛り上がれるバンドだったのに。惜しいバンドを亡くした。。。と思っている矢先にとよじくんに「REVERSLOWってバンド知ってます?」って聞かれて彼から教わった。はやしさんが新しいバンドをやっていた事を。
それは興味あるよ。是非ライブ行きたいっ!って事で今回結実。

イベント自体は4時、基本的にライブというよりは「PEACE」の延長線上だね。2バンドの他にもステージアクトが5つ。間にDJタイムを挟んで9時まででした。それが終わって10時からは通常版「PEACE」もやってたんだけど、前の日徹夜だったので戦線離脱。ごめんね。
ヒップホップ系のイベントに来る事自体希なので触れる機会が少ないけど、たまに来ると中にはいいなぁと思う人達もいる。今回も2バンドの前にやってた「志磨三兄弟」とかね、熱いなぁと。言葉遊びだけじゃなくってメッセージ性も強い。ただ伝えるだけでなくて伝える手段としてのヒップホップを上手に使えているとやっぱりかっこいいなと思う。
サウラも同じだ。かっこいいし、メッセージ性を大事にしてそれがはっきり伝えられる。

なんでもここ数ヶ月は曲作りをしてたという事で今回あたらしい曲を3曲やったのかな。今までサウラのイメージは熱さが信条みたいなとこがあったけど、ちょっと一歩引いた感じ。ミディアムテンポの曲だったしね。2人のMCは声質が全然違うんだけど、新しいタイプの曲に対しての歌い方にまだ慣れていないような感じがするモノの、いままでに無い雰囲気だから幅が広がるのかも知れない。
最後の曲はいい曲だけどKeyの収まりが悪く感じる。まぁ、ゆーてもヒップホップの事はやっぱりよくわかりません。

で、REVERSLOW。どうしてもPENPALSと比べてしまうなぁ。
儂がPENPALSを聞いた頃はもうあのバンドの円熟期だったようにも思うし、それを考えると比べちゃいけないんだろうけど、やっぱり往時のような勢いのあるライブにはならないな。と。
でも「ハイヒール」って曲やってサウラとのセッションしたあたりからの演奏の感じはのびのびした感じになって気持ちよくのれました。あ、もしかして最初緊張していたのか?
そういえば歌詞が全部日本語になりますね。ちょっと意外。

REVERSLOWは東京に即帰りだと言っていたので、正座での反省会は回避されたのでしょうね。
まぁ、サプライズを先に言っちゃうのはやっぱり反則です。秘密にするのは大変だけどね。でも、うひゃうひゃ笑いながら隠しておかなきゃ、うん。

REVERSLOW & サウラ@メトロの画像



SOIL&"PIMP"SESSIONS×SPECIAL OTHERS@心斎橋クラブクアトロ

2006-05-26 00:01:25 | ライブレポ
ソイルも久々です。前回のワンマンは日が合わずに断念。その直前にあった招待ライブは、CDを買ったその日に抽選にはずれた事が判明して涙をのんでたし。(なんか、儂、招待ライブって当たった事無いな、そういえば)

で、今回は心斎橋クラブクアトロの15周年スペシャルセッション、ってなわけでSPECIAL OTHERSとのツーマン。
SPECIAL OTHERSは名前だけ聞いた事があってジャムバンドっていう知識オンリーでのぞみました。端的にいえば目的はソイルだけなんで仕方ないんですけど、SPECIAL OTHERSは僕の中では今一かな。ってゆーか、このツーマンだと明らかにソイルが格上です。2つのバンド、話では結構昔からの旧知の仲のようですが(その点では共演はありでしょうが)一緒にやったら比べモノにならないかなと、ちょっと酷な組み合わせのような気もします。
基本的にちょっとノイジーな感じの音づくり自体が僕好みで無いし、ソイルに比べると音のぶれや処理の汚さといった基本的なあらが目に付いちゃう感じ。ごめんなさい。

ソイルは今まではイベントでしか見ていないので比較的長い時間楽しめた今回。1時間半くらいかな、アンコールまで入れて。それでもめっちゃ短く感じる充実感。
かっちょえー。さすがに今回はタブゾンビ(Tp)と元晴(Sax)も最後には音かすれてました、っちゅうても最後の最後、アンコールのラスト高音ののばしだけ!そこまでどんだけこの二人が全力で楽器を吹き鳴らしている事か!尋常じゃないですよ、はっきり言って。元晴さんのSaxなんか、アルトなのになんでそんな低いぶっとい音でるねんっ!って感じ。これは前に友人といっていた事なんだけど、サックスとペットのユニゾンで2種類の楽器の音が聞こえてこないんですよね。サックスの音がペットの邪魔をしない、そんな音を出してるのだと。ひゃぁ、すげぇー。
ソイルを初めて見たのもクアトロだったけど、その頃と違ってみんなもうこのバンドを知っている。最後に拳を突き上げて「ソイル!」と叫ぶおきまりもみんな当たり前のように出来る、最初の時は社長がなんか説明しながらなんとかみんなに手を挙げさせていたもんな。そんな感じやから、みんな最初から踊る気満々、まさかねぇ、ジャズでモッシュになるとはねぇ。ペズでもこんな風にはならない(あ、渋さ知らズはなるな。。。)。それでも演奏をキチンと聞きたいから儂はセーブしてるつもりやってんけど。自然に動くのですよ、体が。
フロントに立つ社長、タブゾンビ、元晴に目を取られがちだけど、最近CD聞いててキーボードの微妙なリズムの取り方に気づいたので、結構気にしながら聞いていた。丈青もかっちょいいわん。今更だけど、このバンドはメンバー全ての技量が高いのだ。そりゃぁBBCセッションに招かれたって遜色ないですよ。

次回、京都ジャズマッシブのCOOL TO KOOLに来るらしい。
メトロでソイル。うをををを!
上がります♪

SOIL&"PIMP"SESSIONS×SPECIAL OTHERS@心斎橋クラブクアトロの画像



ナイロビの蜂@MOVIX京都

2006-05-24 15:58:38 | 映画感想
二日続けてMOVIX行ってる。なんか凄いな。

「ナイロビの蜂」見るか「グッドナイト&グッドラック」見るか迷ったけど、待たずに見られる方を見た、なんて弱っちい動機でしょう♪

結果から言えばいい映画でした。
立派な社会派映画であり、サスペンスモノであり、しかし実は濃厚なラヴロマンスものです。3つの要素をもっているのに決してイヤミじゃない作りは見終わった後の気持ちの重さと充実感と心地よさの入り混じった不思議な感覚を覚えさせました。
昨日見た「ダ・ヴィンチ・コード」も良かったけどこの映画と比べたあちらはら娯楽大作でしかない(言い過ぎ?)。いや、もしかしたら昨日ダヴィンチコードを見てたからこそナイロビの蜂がよく感じられたのかも知れません。
昨日の日記でも書いたけど、ダヴィンチのよさはテンポの良さでもあったわけで、向こうが「動」の映画ならこちらは「静」の映画。対極だ。静かに展開していくからこそそこに込められたメッセージを深くかみしめる事が出来るし重さも増していく。
両者に共通点するのは「フィクション」でありながら訴えかけている中身は現実にあまりにも直結していると言う事。ダヴィンチでは宗教が内包する問題、ナイロビではアフリカの置かれている現状。両者はそれぞれの方法でそれぞれのメッセージを否応なく伝えてくれる。ねらい通りなら凄い。

浮気を疑いながら、しかし、何も出来ず、妻の死後に誤解と無知と愛に気づくジャスティン。いや、男なんてみんなそんな情けない哀れな生き物なんですよ。気づいてからでは遅い。遅いけれどもそうなってからしか気づけない。気づいてもおまえが帰る場所だ、っていう愚直な情けなさ。愛するが故に嘘をつく事はありうるし悲劇につながる事もある。わかっていてもどうしようもない時もね。
ジャスティンはテッサが殺された湖畔でまた静かに銃弾を迎え入れる。こんなに静かで至福に満ちた殺害のシーンを今まで見た事がない。そして、ジャスティンの葬儀の場でハムの読み上げる書簡に寄って明らかになる事実。愛情の物語はここで終わるが、この映画が想起させる社会問題は僕らの胸中に残る。
(実はっこの映画で一番かっちょいいのはこのシーンのハムです♪)

具体的にどっかの製薬会社が実際に人体実験まがいをしていない、としてもアフリカが現在(日本も含めた)先進諸国の搾取の場所であるという告発には説得力がある。カメラはその現実をフィクションのフィルターを通してありのまま伝えている気がする。
ケニアの6人に1人がHIVポジティブとどっかで言っていた(思い違いだったらごめんなさい)。エイズは確かに不治の病でなくななったかも知れないが、薬が手に入る人にとっての話でしかない。薬を安価に提供しない製薬会社は簡単に責められる対象となっているが、本当に責められるべきは官民一体となってそのシステムを保持している先進国そのものにある事にみんな気づいてるでしょ?それが現実であって、それに果敢に挑もうモノならテッサのようになってしまう現実はやっぱりあるのだと思う。
スーダンの虐殺だってそうだ。テッサが退院した時に隣のベットにいた子の家族(乳飲み子を連れて20キロを歩いて帰らなければいけない二人)を乗せる事は出来ない(例外は認められないから)、と断ったジャスティンがUNFPの飛行機に1人の子供を乗せてあげてくれと願うが当然断られる。そこに今現在の救援活動の限界があるのだろう。
それが、現実。それなのにカメラに映るアフリカのスラムの子供たちの表情は明るい、それが逆に切ない。

正直言ってあまり、注目していなかった映画だけに、見た印象が強烈です。
でも、もう一度言うとあくまで主題はラブロマンス。ただ、どういう視点で見てもらっても多くの人に受け入れてもらえる映画のような気がしています。



ダ・ヴィンチ・コード@MOVIX京都

2006-05-23 19:33:03 | 映画感想
初日の興行成績が歴代二位らしい。凄いね。

期待して見に行った中では久しぶりに満足して帰ってこれた映画でした。
先月くらいにぴあに載ってた特集で予習してたお陰か、ストーリーになんとかついて行けてストレスは無し。まぁ内容的には宗教がらみの事もありーのパズルの謎解きもありーので、1つ1つ見ていけば細かい処まで興味深く見る事が出来るだろうけど、マニアックになりそうだ。それでなくてもモナリザについてはいくらでもマニアックな解釈見解が存在する事は僕のような凡人でも知ってるわけですから。

映画としてのおもしろみも十分、話題性だけじゃなくって実が伴っていたと思う。立派なサスペンスものだし、歴史的なフィクションとしても見応えがありました。
宗教的な論争についてはもういくらでも言われている事だからあまり言おうとは思わないけど、やっぱり宗教的なものっていうのは恐いなっていうこと。特にキリスト教は現在の世界の中でも最も影響力を持つ宗教であるからこそ自らの負の部分に自覚的である必要があるわけだ。という事を気づかせるのにはいい映画なんちゃうかな。
切ないのは(儂の映画を見ただけの解釈では)そういった血塗られたキリスト教の歴史に終止符を打たんと考えていたリーティビングも結末を焦るあまりにピストルを突きつける事しかできなかった未成熟な感じが切ない。また、聖杯伝説の真実がわかったところでどうなるというのか。それが世間の明るみに出ればまたそれを巡って血なまぐさい歴史が繰り返されるだけだし、それを避けて今までと同様世間と隔絶しサング・リアルはガーディアンに守られ続けていくだけならその存在意義が見いだせない。ただのノスタルジーにもなり得ない。
結局考えて行き着く先は今ある宗教というモノの限界、はっきり言ってしまえばいかがわしさ以外の何者でもないのではないか。っちゅうーことかな。

まぁ、キリストに関わる映画が公開されると毎度の事やけど、教会や教団といった宗教関係がこぞって非難するのはそこで描かれている事実が、教義と異なるなんて単純な事じゃなくって、見る人を冷静にさせる危険性があるからなんじゃないの?
特に今回は原作にワザと(?)「ほんまの話ですよー」と書いてみたり実在の教団を悪者に仕立て上げたりとむしろ煽ってる感じもするが、ただの話題づくりのためだとしたらちょっと寂しい。

おもしろく感じたのはテンポの良さってところが大きいでしょうね。サスペンスものですからどんでん返しとかハラハラの展開とかが気持ちいい。いや、ホントは嫌いやねん、サスペンス。だってね、今回だって、スイス銀行から無事逃げ出したと思ったら手引きしてくれたはずの人が銃突きつけてくるし、単に職務的にラングドンが犯人だと読んで追ってるだけだと思ってたファーシュ警部はオプスデイと繋がってるし、頼もしいと思ってた執事も裏切るし、唯一の味方と思ってたリーまで!敵だらけかいっ!って、絶望的なシチュエーションが精神的に苦手。(ってゆーか、それがなきゃサスペンスじゃないっつーの)

とにかく絶対にいえることは
「オドレィトトゥかわいいっ!!!」
ってことですね(はーと)<ばか

ダ・ヴィンチ・コード@MOVIX京都の画像



大江千里@ZEPP Osaka

2006-05-21 01:36:49 | ライブレポ
あー、いつぶりだい?バンドの千里さん。一昨年の納涼以来だな(<わかってるなら聞くな)。

で、ZEPPですよ。前回のHatchに引き続きオールスタンディングのフロアに椅子敷き詰めます。ぴあの窓口でチケット買った時、おねーさんが席を説明しようとホールマップ開いて、目が点になってましたから。
でも仕方ないねぇ、だってアンコールする時すぐ座っちゃうものそりゃぁ23年やっていれば年齢層も上がりますよ。あ、でも2度目、3度目のアンコールの時は逆にスタンディングおべーしょんでしたな、エライエライ。千里さんのファンはまだまだ若いよぅ!

でライブです。
バンドのメンバー完全に入れ替わっちゃいましたよね。いや、実はメンバーよくわかってないので自信がないのですが多分そう。サウンドが全然違う。いや、最初はホールのせいかな、とも思ったんだけどちゃうねん。そういう演奏やねん。いくでいくで、ゆうで!
もっさく感じた。
だー、っつーかね。千里さんって意外とライブの時には曲にアレンジを加えてくるのだけど今回のはアレンジというよりは、細かいところを今まで通りのアレンジでキチンと合わせるよりも、このバンドで普通に演奏する、っていう事を優先させた、って感じがしました。だからね、基本的にアレンジが大味なんだな。
いいよ、いいんだけど、やっぱり決めの振り付けとかあるような曲はアレンジが違ってしまうとかなり違和感を感じる事も多々。あと、やっぱりこの曲はこのテンポでとかもあるのですよ、全体的にもっとアップテンポにしてよ!って事 いえ、ささやかな願いなのですが。「未来乗車券」とか許せへん、「A DAY」もちと辛かったな。
あ、でも「本降りになったら」の今回のアレンジは良かったねぇ。スロージャズっぽいアレンジが今回の女性ボーカルにぴったし。美里ちゃんのかわいらしい感じとは全然違ったけどね。大人ポップのアレンジはどうかとおもったけどこれはOKよん。

でも選曲は良かったなぁ好きなとこ中心です、みたいな。っつーか、今回はそーいやーSloppy Joe3のレコ発みたいな感じやもんな建前上は人気投票で決まった曲中心だ。しかし、「TORCH」とか「塩屋」とかアルバムに入って無くても好きな曲あったしね。逆に「DOG'S LIFE」とか「今日のきみに贈る歌」とかもやってくれー!みたいなのもありますがね。
好みの曲が多かったからこそ演奏の違和感が強かったのかも知れません。手拍子にしろ振り付けにしろ、間奏のリフにしろ。どっか冷静に「あーやっぱいつもとちゃうなぁ」って思ってる自分がいた。
とりあえず、納涼。関西でしないんですかねぇ。。。



大江千里@ZEPP Osakaの画像