ぱたの関心空間

関心空間と徒然なるままに。

エルネスト もう1人のゲバラ@京都シネマ

2017-10-28 12:39:18 | 映画感想
ゲバラの物語。。。ではなく、ゲバラになれなかった若き日系人青年の話。

ゲバラの事でさえよくわかっているわけではないけれど、彼のゲリラに日系人が参加して居たなんて初耳だった。

それはそれで考えることはあるけれど、やっぱり儂はチェの事をもっと知りたいな。

最後にフレディを捕まえたボリビアの政府軍にいた兵士の一人が、フレディがかつて気にかけていた少年だったという皮肉。そして彼は恵まれた家に育ったフレディを実は快く思っていなかったのだという残酷。

正義とか善意は必ずしも双方向的なものではない。
それはチェゲバラにも言えることなのかもしれない。
でも、二人のゲバラの純粋さを儂は好ましく思うし、多くの人に共有されることを願ってやまない。



映画がゲバラが広島を訪れるところから始めたのは、さて何故でしょうね。

ゲバラは問う「君たちは、アメリカにこんなひどい目に遭わされて、どうして怒らないんだ?」

日系人でありながら国を憂いゲリラに身を投じたフレディも今の日本人を見て同じ事を言うかもしれないな。
彼らの純朴な正義感の前で、儂らはまだ冷笑を続けるのだろうか。それは存外に情けない姿だと、日本人は気づけないものだろうか。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿