ぱたの関心空間

関心空間と徒然なるままに。

ベトナムからの笑い声@アトリエ劇研

2006-01-21 17:57:39 | 演劇レビュー
今回のタイトルは
「ブツダンサギ」
相変わらずタイトルから内容を推察するのは不可能です。んで、今回もオムニバスもの3話。っつーか、ここしばらくオムニバスものしかやってないような気が。。。

一話目「ブレーンバスター」
ふと目覚めると頭の中に別の人物がいる事に気づく男。いわゆる多重人格である事に初めて気づく事実。そこに頭の中の人格がつきあい始めた彼女がやってきたからさぁ大変。(つきあってるなんて知らなかった)彼女と頭の中のもう一人と会話しながらのドタバタ会話劇という設定。バタバタしててベトナムらしいなんか喉につっかかった感満点。頭の中の人物がステージ前にいるのとスクリーンで本人のイメージが映し出されてビジュアル的にもややこしさフル♪

二話目「ロールプレイングゲーム」
某RPGの半実写版。スナイムの攻撃に耐えるパーティ。パーティをくむのは簡単だけど、実際に人間が同じようにしようとすればねぇ、そこはそれ人間模様が出て大変だわな。なんにしろ魔法使いの杖は必須ですね。

三話目「ずっこけ三人組~ライフ イズ ゲーム」
某児童小説の30年後という設定。当時のマドンナに持ちかけられた同窓会。人生の絶頂期を小学校6年生で迎え、あとは転がり落ちてしまった三人組。この設定やばい、きけん、ひきょう。
っつーか、ここのホンを書いてる黒川君は常にチャレンジャーなのだが、この「笑えないテーマを笑う」っていうのにやたらチャレンジしまくる。いや、正直笑えない時もあったりするから恐いのだが、今回は笑えた。まぁ、笑いに持ってくところに多少強引さもあるのだが、芝居として暗さにはあえて目を背け、笑いに持っていく事でむしろそのバックにある置いてきぼりになった暗さが頭のどっかで引っかかってるみたいなね。
ちなみに本家の「ズッコケ中年組」が最近出たのは全くの偶然らしいです。



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