ぱたの関心空間

関心空間と徒然なるままに。

orange pekoe@KYOTO MUSE

2008-01-22 23:05:36 | ライブレポ
新しいアルバム「Wild Flowers」のツアー。

NOT standing。 全て椅子席(テーブルも無し)のミューズなんて初めて見たんちゃうかな。

オレペコをライブで聴くのは3回目。
前回はMinami Wheelだったし、その前はご招待ライブだったから、実質的に初ワンマンという感じです。

楽器隊が出てきてちょっとしたintro。 
それに続けて登場ナガシマさん。ほんでもって一曲目に「キラキラ」。
一気に空間が広がるような感じがします。みんな最初から立ち上がったけど「輪舞」から続けてレゲエチックな「Calm Wave」へ、そして「little mermaid」「しあわせになるために」。結構序盤からしっとりモードへ。

MCでも「オレペコの曲にはダンサブルな曲もしっとりと聞いてもらう曲もあるので、その両方が楽しめるようにと、今回は全ての会場で椅子を用意してもらいました」と。そんな配慮のライブ。
でも、これだけ椅子を敷き詰めたらはっきり言って立っても踊りにくいッス(汗;)

ただ、ライブで聴いてみて改めて感じたのは、今回のアルバムの曲はバラードの作りこみが以前よりしっかりしているという事かな。
ともすればオレペコはサウンド的に気持ちがいいのでついつい聞き流してしまう音楽になりがち。でも今回、特にしっとりとした曲の個性がすごくはっきりしている、という感想を持ちました。

さらに中盤「シルキー・ショコラ・ラヴァーズ・ドリーミィ・タイム」「AMULET(lullaby)」といったあたりではキチンと皆を座らせての演奏。ここらへんはちょっとしたこだわりを感じる、あ、あと遊び心と。ナガシマさん一人で弦ベ弾き語りの「シルキー~」はめっちゃかわいい感じ、危なげなピッキングと、ちょっと気持ちの抜けたふらつき気味の歌声が妙にマッチしてとてもいい雰囲気なのです。

アレンジ的な部分では作りこんでいるCDと違い、ラフさなジャジーさが出て、やっぱりライブ!って思ってしまうところがいくつも。「7月の太陽」とかね、音数は少ないはずなのに、間を埋める音があることで、ライブ感がすごい出てました。「Calm Wave」も音源ではピンとこなかったけど、心地良かった。それと、音源よりももっともっとやわらかい「やわらかな夜」とかね。

サポートにkey,b,drを入れてのバンド編成。
そうだ、前回も前々回も演奏は一馬さんのアコギだけだったはず。アコギ一本でも遜色ない所がオレペコのすごい所ではあるけれど、やはりバンドでやればその分表現も豊かになる。どっちがいいとか好きとかではなく、別物として楽しむのが正解かもしれない。

久しぶりに目を閉じて音の心地よさに酔うようなライブ。
もちろん、わたしはもっと楽しく踊れるライブでもOKなので、ヨロシク。
#って、誰に言っているんだ?

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