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THE FROGMAN SHOW 劇場版 秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE ~総統は二度死ぬ~@京都シネマ

2008-01-02 01:49:20 | 映画感想
ほっほっほ。記念すべき今年最初の映画鑑賞はコレだ!
#うむ、こんなので今年の幕開けしてホントにいいのか?>ジブン

ええ、きっといいのです。
というわけで、テレビでやっていたフラッシュアニメの映画版。

らしいのですが、テレビ版を見てもいなければ話も知りません。えへ。
以前、日経MJの記事に蛙男商会の記事が載っていたのでそれで読んだ知識だけ。
あ、あとファントマっていう劇団の公演チラシに「『た~か~の~つ~め~』って言っているところ」ってネタが載っていて???だった事があったな。

でも、同時上映の「古墳ギャルコッフィー」はなんか見た記憶がある。なんでだ?

で、この映画のウリ。特徴は、取りあえず「バカバカしさ」と「くだらなさ」と「超ちーぷ感」でしょうか。

もともとのテレビシリーズ自体も同じような感じだったことは容易に想像できるのですが、映画という事でかなり中途半端さに輪をかけた出来になっていると見られます。

そしてチープさをさらに前面に押し出す分かりやすい演出
「残り予算を表示するインジケーター」
  CGを使ったオープニング映像だけで残り予算が半分以下に!うーん、残りの安っぽさが引き立つねー
「唐突に現れ何の必然も感じられない告白タイム」
  ココ、どないせいっちゅーねん。おお、なんと押し付けがましい告白タイム。安っぽい。
「予算が少なくなるとこれ見よがしに現れる広告」
  宇宙船に沢山広告が張り付くととたんに上がる残り予算。おお、なんとゲンキンな。安っぽさ満点だー。
「そして、客席のイスの下にはアンケートに答えるためのスイッチ!!!」
  は無かったけど。。。

ストーリーは。。。紹介しても意味なさそうなので割愛。。。(をい♪)

テレビで元のを見ている人はもっと楽しめるのかも知れんけど、知らなくてもナンセンスさはよく伝わる。判りやすくてナンセンスもののお手本のような作品。
得体の知れない登場人物。100均で買える材料で宇宙船を作る凄い才能を持った博士(でも熊)。正義の味方にしてはあまりにセンスが無さ過ぎるヒーロー。このナンセンスの嵐の中で、世界を平和にするには国境を無くし、人々の垣根を取り払うことが必要だから、そのために世界制服を目指すというベンチャー秘密結社鷹の爪団の理屈だけが一見筋が通っているように感じられるところがナンセンスの極みなのかも知れない。

上映中唐突に画面が消えて劇場の照明が付く。。。
えっ?えっ?何?何?どっきり?どっきり?演出?演出?
劇場の人が出てきて
「映写機のトラブルで 云々かんぬん。。。」
最後に入り口でチケット貰いました。

ホントにトラブルだったのね。
だってこの映画のおふざけテイストからしたら、トラブルの後に映画の中で
「ホントのトラブルだと思ってドギマギしたでしょ? みなさんにスリルを味わってもらうための演出でした。では続きをどうぞ」
とか、平気でありそうやしなぁ。

とにかくくだらないことを笑って許せる方にだけ、おススメします。

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