命のバトン。人が生まれ,成長し,結婚し,子どもを授かり,育てる。そしていつかこの世からいなくなる。生老病死。この四苦の中で人は生きる。祖父から孫へのメッセージ,絵本の「なきずぎてはいけない」を読んだ。2009年5月刊行。
ほっこりとした絵。ともに遊び暮らした孫との永遠の別れ。その孫はいつか家庭を持ち,子を授かり,その子に子ができ,いつか祖父と同じ立場になる。
その一瞬に込められたメッセージを,作者の内田麟太郎は訴える。熊本地震で,多くの人が亡くなり,困窮する人たちがいる。望んだ死などない。なぜ,あの人なのか。運命のいたずらか。内田は福岡市,絵のたかすかずみも北九州市。ともに九州州出身だ。
「ないてもいい さびしいのだもの でもなきすぎてはいけない わたしがすきなのは わらっていた おまえだから」「なくなったものは だれも いきているものの しあわせをいのっている ただそれだけを」。
ほっこりとした絵。ともに遊び暮らした孫との永遠の別れ。その孫はいつか家庭を持ち,子を授かり,その子に子ができ,いつか祖父と同じ立場になる。
その一瞬に込められたメッセージを,作者の内田麟太郎は訴える。熊本地震で,多くの人が亡くなり,困窮する人たちがいる。望んだ死などない。なぜ,あの人なのか。運命のいたずらか。内田は福岡市,絵のたかすかずみも北九州市。ともに九州州出身だ。
「ないてもいい さびしいのだもの でもなきすぎてはいけない わたしがすきなのは わらっていた おまえだから」「なくなったものは だれも いきているものの しあわせをいのっている ただそれだけを」。