現在ならではのラブストーリー(と言いたい)
その理由は、この作品のストーリー構造。
500日間にわたる恋愛の経緯が、「時制」をぐちゃぐちゃにぶった切られて! 並べられている。
映画中にも登場する、名画「卒業」
もしこの映画がその時代に封切られていたら?!
(話の内容は普遍的なのだが)この時間軸のぶった切り具合は、どうみても当時の「2001宇宙の旅」級の大ブーイングを受けていただろうことは容易に想像できる。
ところが現在では。。。。
その散りばめた「切れ味」がビッタリはまる。
翻弄され続けた主人公の精神状態を言い表すかのように。。。。
そして、さすがMTV上がりの監督だけあって、音楽のチョイス、音を出すタイミングからミュージカル的展開まで、見事な仕上がり。
各パートのガイドラインとなるイラストレーションも次への軽いイントロとなり、気が利いていていちいちにくい。
このセンスの良さがマル!
先にあげたインセプションでも大活躍のジョセフ・ゴードン・レビットの出世作というのもうなづける。
今年のベスト10に入れたい作品がまた生まれてしまったではないか!(日本公開もまだ今年だし)
| Trackback ( 0 )
|