日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 



 

 

デッドヘッズとしては、「即買い!」「即読破!」

 

スティーブ・ジョブスが例の有名なStay hungry,Stay foolish演説の際に言及したホールアースカタログ」

アップまでの価値は見いだせなかったが「ウェブ×ソーシャル×アメリカ」は、この関連性に終始する内容だった。

 

 

こういった「カウンターカルチャー」の代表格として、グレイトフル・デッドはいつも身近にあった。

彼らの音楽にいつも感じるのは「自由」。

彼らがやってきたことは「基軸」がブレないままやり通した結果、ネット時代にまた考え方が蘇がえるのな、と。

 

例えば、裏表紙のコピーを引用すると...

<グレイトフル・デッドは従来の音楽産業のルールのほとんどを打ち壊した。

<彼らはファンにライブを録音するのみならず、そのテープを交換することをファンに奨励した

<また、メーリングリストを作成し(ネットのない時代に)

<ライブのチケットをファンに直接販売する仕組みを作り

<アルバムの売上ではなくライブコンサートで収益を上げるビジネスモデルを構築した。

 

かつ!

以下の各章のタイトルがいちいちしゃれている。

 

パート1:バンド

1.ユニークなビジネスモデルをつくろう

2.わすれられない名前をつけよう

3.バラエティに富んだチームをつくろう

4.ありのままの自分でいよう

5.「実験」をくりかえす

6.新しい技術を取り入れよう

7.新しいカテゴリーを創ってしまおう

 

パート2:ファン

8.変わり者でいいじゃないか

9.ファンを「冒険」の旅に連れ出そう

10.最前列の席はファンにあげよう

11.ファンをふやそう

 

パート3:ビジネス

12.仲介業者を排除しよう

13.コンテンツを無料で提供しよう

14.広まりやすくしよう

15.フリーから有料のプレミアムへアップグレードしてもらおう

16.ブランドの管理をゆるくしよう

17.起業家と手をくもう

18.社会に恩返ししよう

19.自分が本当に好きなことをやろう

 

このようにタイトルからして、ものすごくこなれた表現になっている。

このへんは、さすが監修:糸井重里(笑)

 

 

上記のように、本編もするすると読める。

「カウンターカルチャー」入門、そしてデッド入門には最適な1冊だと感じた。

(微妙にひっかかるところを残しながら)

 

 

ところが!

もう一度読み返してみると、全く違う「想い」がふつふつと。。。。

デッドと比較する現在があまりに「業界ロック」的発想に覆い尽くされていることに気付く。

ロックがビジネスになって既に久しいが、その「現在」を悟らされる1冊でもある。

音楽って、もっと「自由」だったはずなのに...

こうして自由を「」で括らなければいけないくらい、ロックが「業界」になっているんだな、と...

そう気付かされるくらい、デッドに力がある、ということなのだろうか。

このようにいろいろ考えさせられる1冊は貴重かも!

 

 



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