「ウェザーマン The Weather man」最近見たDVD映画の中で、なぜか紹介したくなる1作なので...(世間では日本未公開作品ということもあり、ほとんど何も聞かない)
他に見たのは、「某スーパーヒーローの復活もの」「ウオーク・ザ・ライン」などなど。
その中では、「シリアナ」「グッドラック&グッドナイト」などもおもしろかったのですけど、いまひとつ「惜しい!」という感じ。
同じような】社会派の映画でいうと「トラフィック」にはまいっちゃうのですが、上記2作は、ちょっとの演出力と最終的な構成力の差で大きく水があいてしまいます。
ジョージ・クルーニーがんばっているのですけどね...
さて話戻り、この「ウェザーマン The Weather man」」。
いつだったか忘れましたが、英語版の予告編を見て「コレ絶対押さえよう」と思った作品でした。がこういう場合、実際見て「なんだかア~」というのは多いです。
このウェザーマン The Weather man については、全くイメージ通りに楽しみました。
この映画の主人公、ニコラス・ケイジが、実に40代のちょっと疲れた男をまんま?演じています。
まずは、こういう方にお勧めしたい!
(もう40歳もすぎ)自分というものがだいたいわかるし、これからそんなには変われない自分を自覚している(せざるえない)人。
高名な作家である父親役、マイケル・ケイン(好演!)が言います。
「人生はクソみたいなもんだ」
テレビ番組での天気予報士の仕事は順調で、ネット局からの引き抜き話もあるくらい。
(天気予報士の出演している箇所だけその番組の視聴率が上がるケースが日本でもあります)
にもかかわらず不幸な主人公。
妻とは離婚、かつどうみてもただのカス男に寝取られているらしい。
息子も問題をかかえ、娘は明らかに肥満体型かつ学校でいじめにあっているよう。
さて主人公、どういう選択をしていくか?!
地味だけれども、そのへんがある程度リアリティをもってせまってくるので、最後までバッチリこの世界にはまりました。
演技が上手な証拠でしょうか、ニコラスケイジが完璧にこの役にはまっていると思うのは、ケイジ以外の誰がこの役をやって似合うのだろうとイメージしようにもできないからです。
ということで、前述のような条件にはまり、かつニコラスケイジがキライでない方にお勧めしたい映画、「ウェザーマン The Weather man」です。
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決して嫌いな映画ではありません。
予告ではもう少し軽いコメディだと思ってました。
決してハッピーエンドとは思えなかったし、
教訓が自分自身にグサッときたのかもしれません。
なぜ日本未公開なのかもよく判りません。
大爆笑じゃないけど、重い題材をコメディで進めるこの映画が好きでした。
マイケル・ケインが結構好きなので、それも好きな理由の一つです。自分にしては、あんまり好ましくない父親像でしたが、それも綺麗に演じてくれてよかったと思いました。
KGRさん、dabonさんコメントありがとうございました。
ここ数年のマイケルケインはハズレがないですね。
この作品の彼も良かったです。
こういう作品がもっとアチコチで評判になるといいのですが、まあそういうわけにはいかないのでしょうか。