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この秋、話題の一作。
クリストファー・ノーランと言えば、出世作「メメント」、そして「ダークナイト」「インセプション」etc、かなりの手練れ。
その彼が、初めて本格的 S F に挑戦!
いつものメンバー、マイケル・ケイン、アン・ハサウェイに加え、マシュー・マコノヒー、ジェシカ・チャステイン、とかなり豪華。
さらにチラシなどの情報ではクレジットされていない、ある有名俳優 も登場する。
それが誰かは、観てのオタノシミ!
プロットは極めて シンプル。
地球の星としての、寿命が尽きかけ、人間が住めなくなる日が迫っていた。
宇宙での居住惑星を探す必要に迫られたNASA。
主人公は唯一の希望として、ほぼ一方通行の旅のパイロットになるはめに陥る。
残した家族には「必ず帰る」と約束して…
最後の希望の突破口は、土星のリングの近くに存在する「ブラックホール」
ここを一点突破し、既にここを通った12隻のうち「居住可能」の連絡を送ってきた3つの星、を目指す。
面白かったのが、この映画のベースになっている理屈系にリアリティを感じる事。
あとで調べたら、理論物理学者のキップ・ソーン氏が発案したものをベースにノーランがまとめあげたとのこと。
ソーン氏は映画の科学面のガイドブックとして「The Science of Interstellar」を出版までしたそう!
どおりで…
一言で感想、と問われれば、まずはタイトルのように、
1.ノーランが切り開く、2001年宇宙の旅の先(汗)
2.地に足がついた上で (凄くね?)、ノーランが切り拓く 21世紀型 イマジネーションSF!
あるいはもっと単純に、
3. 2001年宇宙の旅 + インセプション(笑)
2001年宇宙の旅、では最後に黒板モノリスに接触した人間が、ブラックホールを通り?新人類となる。
木星と土星の違いはあるものの、基本「その後の世界」を描いていることから、そういう比喩になった。
そしてこの映画でも主人公は、人間の感覚・想像を遥かに越えた体験に遭遇する。
2001年宇宙の旅、では抽象でしか描けなかった?次のディメンション。
これを先に述べたように、この映画ではそっちの世界を「よりリアルに」
なので、最後にこう言いたい。
ノーランが「2001年宇宙の旅」の先、を見事に映像化したことで、これでやっと S F も21世紀を迎えた!
(って、けっこうマジで言ってます 笑)
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ブラックホールの先に、世界があった、それは地球に繋がっていた。それも我が家に。
それが感動シーンに繋がっていくなんて、ノーラン恐るべしでした。
それでこそ!
これでやっと S F も21世紀を迎えた、と思います。
この映画に関してトラックバックを2個ありましたから、かなり入れ込んでいるのを感じました。
クリストファー・ノーラン監督は、文字通りノーヒット・ノーランを地で行っている気がします。
面白いっす!
今日発売のキネ旬の評論も、3人全て5つ星。
日経の評論の人(3つ星)、どこに目をつけてるの~
終盤に引き込まれたのが「ブラックホール」で、違うものだと思ってたんですが…勘違いですかね?(^^;)
難しすぎて自信ないです。(汗)
2回目でも、そこは改善されませんでした(笑)
Wired で初めて、それに気づきました。
すぷーきーさんの観察力に、脱帽!!いたします。
一方でWiredの特集を読み、元々は5個も6個もそれらが登場する設定だったのを、ノーランが軌道修正した、というくだりが。
その判断は全く正しい!
2つでさえ私は...なので(笑)