日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 



 

ソーシャルメディアは、各自のアイデンティティーを屈折させるプリズム?!

私たち自身の心の奥底に根本原因があった?!?、を 本一冊 丸まる使い 論述する。

 

本のタイトル「ソーシャルメディア・プリズム」とは、ここでは否定的なワーディング(汗)

 = 対立意見に触れられるようにすることでお互いの理解が進む、というような常識を否定し、むしろ「逆にネガが強化される」ことを指す。

 

 

 

 

そして本書でもっとも煩雑に登場するワードは、 エコーチェンバー

 

それは【目次】を並べるだけでお分かりいただけそう。

 

1. エコーチェンバーの伝説

・エコーチェンバーについてのエコーチェンバー

・分極化に向ける新たなレンズ

 

2. エコーチェンバーを壊したらどうなのか?

・エコーチェンバーを壊す

・悪いボット、良いボット

・謎の解明

 

3. 実際に壊すとどうなるか?

・群れることを習うパティー

・ジャネット

・正しいことはいい気分

・ハードリセット

 

4. ソーシャルメディア・プリズム

・大して合理的ではない大衆

・ソーシャルメディア と ステータス追求

・プリズムの威力

 

5. プリズムが過激主義をあおる仕組み

・孤独な荒らしたち

・あなたの知らない荒らし

・過激主義というカルト

・プリズムから映し出される過激主義

 

6. プリズムは穏健派を“ミュート"する

・穏健な大多数

・過激主義者との遭遇

・失うものが多すぎる穏健派

・穏健派の抱く絶望感

・穏健派の不在

 

7. アカウントを削除すべきか?

・離れられない理由

・プラットフォームが独力では私たちを救えないわけ

・私たち次第

 

8. プリズムをハックする

・認識のずれを狭める

・プリズムを見て取る

・プリズムを通して自分を見る

・プリズムを壊す

 

9. より良いソーシャルメディア

・コロナ時代のソーシャルメディア

・新手のプラットフォーム

・目的を定めたプラットフォーム

 

ラストで、私たちをこの「エコーチェンバー」「ソーシャルメディア・プリズム」から救い出してくれるという希望を与えてくれているのだろうか?

 

 

 

当ブログのスタンスは基本、一時流行った「質問に答え、解答を得る」パターンの罠をリジェクトすることで問題は回避できると考える。

 

気軽な質問のようで実は確信に迫っていた、例の スティーブ・バノン主催 ケンブリッジアナリティクスの事例がその大教訓。

 

(参考図書)

マインドハッキング あなたの感情を支配し行動を操るソーシャルメディア スティーブ・バノン率いた ケンブリッジ・アナリティカ の吐き気さえもよおす、ダークな活動。  

 

著者の クリス・ベイル はアメリカの大学の教授なため、実際にこの被害の結果に接していることがこの本をこういう構成にさせた要因だと当ブログは判断した。

 

 

 

結論:自分自身をしっかりコントロールすることで「エコーチェンバー」「ソーシャルメディア・プリズム」の罠を遠ざけ、最重要ツールのひとつになってきたソーシャルメディアを活かそう。



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