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通勤 及び 昼間の移動に欠かせない、東京の地下鉄。
誕生してからもう既に90年(あと10年で100年!)
この東京の地下鉄路線網がどのように作られたのか、を掘りまくる一冊。
この誕生の歴史からして、面白すぎる!
パンク状態だった市電にかわる方法論として、ロンドンの先行事例を視察した早川 徳次。
ここで覚醒した彼は帰国後行動を起こし、後には「地下鉄の父」と呼ばれるようになる。
最初に出来たのは、銀座線。
まず浅草駅と作り、上野までのわずか2.2キロだったが、2年3ヶ月かかったそう。
そして銀座線といえば、ぶらタモリで知ったある疑問。
新橋駅の「幻のホーム」ってなぜ生まれたの?
→ 当時の地下鉄2社(早川 vs 五島慶太)が火花を散らした対立がその原因だったと知る(WOW!)
毎日使っている地下鉄に、こんな裏話があったなんて!
だけでなく、
・ある企業の巨額出資の結果、生まれた駅は?
・東京オリンピックに間に合うよう突貫工事で建設されたラインは?
・戦争で工事が中断した丸ノ内線
・丸の内線に地上区間があるワケ
・かつて存在した荻窪線とは?
・三田線と東武東上線の乗り入れ計画があった?
・新宿駅がたび重なる拡張で「迷宮」にワケ
etc… すこぶる面白い!
結論:都心で通勤 及び 昼間に移動するヒト必読の、地下鉄トリビア読本。