雰囲気をつくるもの

2019-07-02 23:12:05 | わらびの家


前回につづき、わらびの家の現場から。
木製窓に徐々にガラスが入り、造り付け家具が据えられ、タイルが仕上げられてきました。
長く続いた大工さんの作業が終わり、一気に仕上げに向けて現場は動き出します。

木製の窓越しに見えるモミジの枝葉は、隣に建つ実家に古くからあったもの。
この眺め、気に入っていただけると思います。
梅雨の時期のモミジは鮮やかですね。
そして何よりも、古くからあったものが、変わらずあり続けるということ。
何かに守られているような、そんな気持ちにもなります。

派手じゃないのに、存在感がありますね。外観を見て、施主にはそんなふうに言っていただきました。
家のなかも、木やタイルや石など、いろいろな材料を使ってはいるのだけれど、それらが優しく調和するといいなあと思いながら、材料についてご相談してきました。

キッチンの壁一面に貼られたタイルも、じっくり時間をかけて選んだもの。最終的に選んだものは、艶が抑えられ、独特のテクスチュアのあるものでした。
すこしグレージュがかった壁の色にもよく合いそうです。

木のカウンターも徐々に着色されつつあります。いくつか色を分けているので塗装屋さんにはご苦労をおかけしますが、タイルとも調和した色を見て、やはり満足した気持ちになります。

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もうすぐ完成!

2019-06-30 00:02:47 | わらびの家


蕨市で建てている住宅の足場が外され、全貌が見えました。グレージュの落ち着いた外観。
防火規制のかかる都会の真ん中ですが、防火ラインを避けながら設計し、木製の窓が実現できました。
これからウォルナット色に防腐着色され、内外ともに落ち着いた雰囲気が現れるのが楽しみです。

庇の下のテラスは雨に濡れず、梅雨の時期にはより有難さを感じます。
そのテラスに面して、フリーハンドイマイさんのオーダーメイドキッチンが設置されました。

大工さんの工事も終盤、現場は佳境にはいっています。
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