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ねこ庭の独り言

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村上誠一郎議員の動画 - 5 (「獅子身中の虫インタビュー」)

2019-09-16 15:46:27 | 徒然の記
        村上議員の、インタビュー動画の5回目です。
 
   ・中曽根さんは、偉かった。あの人は、自分と考え方の違う、後藤田さんや梶山さんをちゃんと使った。
 
     ・安倍さんは、自民党が右に傾いている時さらに右寄りの人を重用するから、傾きが止まらない。バランス感覚がない。
 
 氏は、衆議院議員を11期務めていますから、党内では、中堅でなく、幹部級に位置する議員です。その議員が、現在の自民党が右に傾いていると考え、総理が右寄りの議員を重用していると、公言するのですから、やはり、安倍氏の党内基盤は、盤石でないと思えてきました。
 
 もし自民党議員の大半が、敗戦で失った日本の独立を回復し、不名誉な過去を本気で精算するつもりであるなら村上議員の発言はありません。
 
 「東京裁判史観」を信じ日本の再軍備をためらう議員が、党内に相当数いるから、氏が堂々と動画で意見を公開できます。「面従腹背」とは、反日・左翼の文部次官、前川喜平氏の座右の銘だそうですが、安倍氏の周りには、こんな議員がかなりいるのだと分かりました。
 
  ・安倍さんが考えなくてならないのは、次の世代にまで日本を生き残らせるには、どうすればいいのか、ということです。
 
  ・優先すべきは、安全保障法案ではありません。財政、金融、経済が重要で、先決問題なんです。
 
   ・国民が、安心して、笑って暮らせる国であれば、それで十分なんだ。安心して、笑って暮らせる国にするためには、自国の通貨を守る、自国の経済を守る。これで十分です。
 
 国民が安心し、笑って暮らせる国にするためには、国防が不可欠なのにバカなことを言います。
 
 こういう意見が、自民党の議員の間で、総理への批判として囁かれている事情がおぼろに見えてきました。経済さえ盛んになれば、国防は必要性がないと、これはおそらく、中国市場に目がくらみ、そのため韓国との結びつきも失いたくない、経済界の考えと一致します。
 
 経済界のトップたちは、
 
「金儲けをさせてくれるところならば、そこが自分の国だ。」
 
 と、日本人の魂を失いつつあります。アメリカ企業だけでなく、日本の一流企業も、国境を越えて利益を求める「無国籍企業」となり、祖国を軽視するようになっています。
 
 ここまで村上氏に総理の批判ができるのは、こうした背景があるからでしょう。
 
  ・安全保障と防衛は、別の概念です。安全保障とは、敵をいかに減らし味方をいかに増やすかという政策です。
 
  ・防衛とは、他国との軍事バランスを考える政策です。相手が軍事費を増やせば、対抗してこちらも増やす。永遠に続く政策で、切りがありません。
 
  ・だから、大事なのは外交努力です。敵ばかり増やすような外交をせず、味方を増やす外交です。
 
  ・日本人は大人になり、近隣諸国との関係をより良くすることを考え、努力すべきです。
 
  ・尖閣問題は石原知事が国有化を言い出し、野田首相が国有化してから、急におかしくなった。日本は、相手を刺激するようなことばかりやっている。
 
  ・誰が原因を作ったのかを考えないで、すぐに相手に反発する方がおかしい。こんな外交をやっているのが、まともな政治家なのか。
 
 戦後74年間、氏の言う大人の姿勢を続けてきたから、今日の日中、日韓、日朝関係があります。居丈高な隣国に押しまくられ、その都度卑屈に腰を落とし、我慢し、金を払い、際限なくむしり取られてきた現在の日本があるのです。
 
 「なんだ、こういう奴らが、今まで自民党内でのさばっていたのか。」
 
 「この虫どもが、日本人の誇りと、愛国心を無くさせ、ペコペコと謝るだけの日本にしてきたのか。」
 
 私はやっと、氏の正体を見ました。自分の信念や歴史観がなく、他人の顔色を伺っているだけということも、次の言葉で分かりました。
 
  ・憲法学者の9割9分までが、「安全保障法案」はおかしいと言っている。
 
  ・多くの法曹関係者も、私の知り合いの最高裁の裁判官も含めておかしいと言っている。
 
  ・国民や学者がおかしいと言っていることを、このまま進めていいのか。
 
  ・今まで日本は「専守防衛」の国だったから、テロの対象にならなかった。この法案が通れば自衛隊だけでなく、一般国民も、テロの危険にさらされることになる。
 
  ・自民党内で、こんな危険な法案を通そうとしているのは、いったい誰なんですか。
 
   と、インタビュアーの質問が入り、氏が答えました。
 
  ・小沢さんや小泉さんみたいな、強引な個性の人がやってるんですよ。
 
  ・独走しているのは安倍さんで、安倍さんの一存です。これをきちんと批判しない、マスコミも悪い。しっかりしてくれと、言いたい。
 
  ・トッブが安倍さんでなくなれば、自民党も変わる。
 
  ・党の幹部が、こんなメチャクチャなことを言いやろうとしていますが、こんなことが、後世の歴史に耐えられるはずがない。
 
 今から4年前、氏はここまで言い切りました。
 
   日中友好議員連盟     日韓友好議員連盟  
 
   日朝友好議員連盟     パチンコ議員連盟
 
 名称はうろ覚えですが、こういう組織にいる自民党の議員たちは、村上氏と気脈を通じる反安倍勢力なのでしょう。
 
   これに、利益第一の無国籍企業が加わっているとすれば、やはり安倍総理の党内基盤は、今も綱渡り状態と考えるのが妥当でしょう。
 
 息子たちに言います。政治の世界の現実がこれです。
 
 村上氏は、立派な「獅子身中の虫」「駆除すべき害虫」の一匹ですが、いかに駆除するのが難しいか。少しは見えたことと思います。
 
 「憲法改正」「皇室護持」の二点において、安倍総理を支持するという信念は、変わりません。村上氏のお喋りを聞き、一層そう思いました。
 
 今回で、「獅子身中の虫インタビュー」ブログを、終了いたします。
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「拝謁記」と「村上議員」が持ち上げられる日本 (成田あいる)
2019-09-16 18:49:22
お疲れ様です。
先週の台風から1週間経ちましたが、千葉ではまだまだ停電や断水や続いている地域があるようです。
昨夜から本日にかけての雨も、追い打ちをかけているようです。
被災された方にはこの場を借りて心よりお見舞い申し上げるとともに、被災地の復興を心よりお祈り申し上げます。

さて、一連の「拝謁記」記事のご執筆、お疲れ様でした。
NHKでは「超一級の資料」としていますが、遺族らの「道義的責任」とNHKの「社会的責任」が問われる事態だと思います。
「世紀の報道犯罪」にもかかわらず、今まで誰もどのメディアも取り組んでこなかったと思います。
そのような重いテーマに、長期に亘って根気良く地道に取り組まれたねこ庭様に頭が下がるとともに、心より敬意を表します。

村上誠一郎議員のシリーズもまた、実に考えさせられる内容です。
この村上氏は、3年前に安倍総理が消費増税延期を決断した時に、「こんな自民党ではなかった」と非難・苦言しました。
まるで、石破茂氏のようです。
岡田卓也氏からも「寄付金」を受けており、どちらかと言えば旧民主党→立憲民主寄りの人物だと感じます。

同議員も、もっともらしいことをのたまっているように見えますが、「国民が、安心して、」「笑って暮らせる国であれば、それで十分なんだ。」と言っているところに、村上氏の「底の浅さ」を感じます。
「安心して、笑って暮らせる国にするためには、」「自国の通貨を守る、自国の経済を守る。」「これで十分です。」など、正に失笑ものです。
それなのに、村上氏をまるで「救世主」の如く崇め、日本のために行動することを望むコメントが多いことに、今の日本のレベルが伺えると思います。
同時に、「拝謁記」が「超一級の資料」と持ち上げられていることに相通じると思います。
返信する
NHK、村上氏、お花畑の国民たち (onecaat01)
2019-09-16 20:20:04
成田あいるさん。

 私には、三人の息子がいます。それぞれ一人前に生きています。私は世間の親と同じように、息子たちを愛しています。

 しかし私と息子たちは、おそらく政治信条、歴史観では、相容れないのでないかと、思っております。彼らは、戦後の平和教育で育てられ、戦前の日本を否定する心を持っています。お互いに大人になり、互いに家族としての情がありますから、政治の話を避けています。

 親しかった出雲叔父がなくなり、葬儀の時、遺品の蔵書の一部を叔母からもらいました。ダンボールいっぱいありました。本を手にし、読みながら、これまで知らなかった、叔父の姿を発見しました。

 お人好しの田舎の百姓だとばかり思っていましたのに、叔父は、愛国の日本人でした。心の中で、ずっと軽視してきた無礼を詫び、己の小ささを反省いたしました。

 このブログを、息子たちへの遺言として残そうと決めたのは、おそらくそれ以後のことです。息子たちが、薄っぺらな人道主義者でなく、自分の生きている国を大切にする人間であるなら、私が叔父の蔵書を読んだ時のように、私のブログを読んだ時、国を愛する国民の一人になってくれるはずと、期待し、夢を抱きました。

 他人から見れば、たかがブログですが、私にとっては違う意味があります。

  NHKや村上氏や、その他多くの害虫たちについて、父親がどんな気持ちでブログを綴っていたか、三人のうちの一人でも理解してくれれば、歴史の糸が繋がります。

 貴方のコメントを拝読しておりましたら、自分の気持ちを伝えずにおれなくなりました。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
返信する
大事なお礼を忘れていました。 (onecaat01)
2019-09-16 23:48:13
成田あいるさん。

 台風による、千葉の惨状につき、温かい言葉を感謝いたします。私の住む地区は、幸いにも通過する台風の目の真下であったのか、激しい風に襲われましたが、停電は免れました。屋根も飛びそうな風でしたが、なんとか無事で、普通の生活です。

 しかし少しはなれますと、あちこち大きな被害です。老人夫婦だけとか、独居老人とか、そういう人たちが多いため、被害を大きくしています。私自身若くないため、自分の家のことだけで精一杯ですが、この暑さと、雨のため、今も苦しんでいる方々を思い、申し訳ない気持ちです。

 マスコミも国も、都内の被害は迅速に大きく伝えますが、千葉はやはり、注意の度合いが少ないようです。後始末や、老人世帯の救済については、人災でないのかと、思うほど、遅々としています。

 電気1つをとってみましても、自然に優しいソーラーバネルが、山の斜面の土砂災害を増やしているのですし、専門家も、正しい意見を言って欲しいと思います。海外に援助する金の半分でも、国土強靭化、災害対策に回すべきでないのかと、思います。

 安倍総理が、これまで海外支援のため支出したお金は、八兆円とも言われています、政府支出で公共工事に回せば、お金は国内に流れ、景気浮揚策にも役立ったのではないかと、素人考えをいたします。

 余計なことまで述べましたが、本当は簡単な、お礼でよかったのです。

 「千葉県民へのお見舞い、ありがとうございます。」
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国を守るのが政治家の務めです。 (憂国の士)
2019-09-16 23:54:44
onecaat01さん、
台風15号で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます、
現在に至るも停電及び断水に苦しむ人々が一日も早く普段どうりの生活に戻れますよう祈ります。

さて、ここにも苦労知らずの二世議員、高学歴者がいる、市民感覚でものを言っておられるが果たして庶民の苦労が分かっているのでしょうか。

時勢におもねる安倍叩き、その根底に日本を守る覚悟はおありか立憲民主党岡田議員、巨大企業のイオンとの関係、私には国民としての日本愛が感じられません。
自民党にあぐらをかき、野党への迎合に、政治家としての矜持は全く感じられない。

愛媛選挙区は自民党の牙城だが今回ばかりは有力新人候補が野党候補者に一敗まみれた。
驕るな村上議員、日本が大事か反日国家にシンパシーか選挙区の選挙民は気が付き始めたのではないか。

衆院選挙に参院選挙の勢いを借りて対立候補を立てられる、ポピュリズは見抜かれる ?
その彼の足跡を見れば本音が見える、腰を据えた政策論争で願います、憲法改正等に対する考え方には愕然とする、国の安全があってこそ社会の安定が図れるのではないか。

まるで南北朝鮮、中国の代弁者ではあるまいが、日本嫌いの政治家は他にもたくさんいるが、国家安泰のために売国議員は選挙で落とさなければなりません。

牙を剥く反日国家に対応する一番適切なことは、憲法を改正して自衛隊を名実ともに軍隊と認める、皇室の護持である。
返信する
獅子身中の虫 (onecaat01)
2019-09-17 08:36:56
憂国の士殿

 村上議員の動画を見て、一番驚いたのは、私自身でした。しかも、このような意見を持つ人物であるとは、思いもよらぬことでした。

 こんな議員がいるのでは、憲法改正の論議すらできないはずです。国を大切にする国民の声を、「右傾化」と称し、反対する反日の少数意見を「国民の声」などと言い、彼は自民党に票を入れている国民の声を、全く無視しています。

 イオンの岡田氏については、言及しないつもりでしたが、村上氏は、多額の政治活動資金の援助を、イオンの岡田社長から受けています。

 彼の反日・左翼思想、中国・韓国寄りの意見はここから出ています。お言葉の通り、落選させるべき議員です。自民党の中にいる害虫です。

 千葉県に住む私は、台風お見舞いの言葉が、身にしみます。ありがとうございました。

返信する
「大人の姿勢」は「大人しい」ではない (HAKASE(jnkt32))
2019-09-17 21:33:15
今晩は。村上誠一郎衆議についての貴記事から、同氏が
貴方が日頃難じられる「獅子身中の虫」の一因らしい事が
一応理解できた様な気がします。

村上衆議は、例えば中曽根元総理の事をかなり評価する
姿勢に見受けられますが、安倍現総理はその流れを汲む
方であり、此度の改造を含め 組閣に当たっての人選に
大きな偏りはなかったと診るものであります。

「安倍総理が交代すれば、自民党も変わる」との主張
は、そう簡単ではないと心得ます。外交の事共にして
も、村上衆議は「日本は大人の対応を」との立場です
が、それは「大人しくすれば良い」事ではないのは明らかです。

民主党政権期に沖縄・尖閣近海で生じた中国大陸漁船
の対海保船艇衝突事件は、我国の行き過ぎた低姿勢
を舐める形で生じました。時の外相の腰が据わってい
なかった証左でしょう。先日交代の、河野前外相であ
れば、当然厳しく向き合っていたはずです。同氏の厳しい
対韓外交姿勢はその現実を反映しただけで、強硬でも
何でもない当然の態度と心得ます。儀礼に留意も、
必要な主張を漏れなく行うのが 真の大人の対応でしょう。

憂国の士さんも触れられた、健全な「日本愛」が政権
与党の議員や閣僚には共通して求められると、拙方も
思います。安保諸問題にしても、時間を要しても憲法
改正で筋を通すべき所でしょう。その方が国民の理解
も得られると信じますね。

片面的で恐縮ですが、この辺りが 拙者が今回貴連載
で学べた 与党側にも問題人物有との現状であります。
或いは、安倍総理の政敵でもある石破元防衛相より
質の悪い、小沢元自由党代表と大差ないかも知れません。
返信する
獅子身中の無視の実態 (onecaat01)
2019-09-17 21:47:54
HAKASEさん。

 村上氏のおかげで、自民党内の「獅子身中の虫」の実態が分かりました。これまでは推測だけでしたが、具体的な思考、具体的な意見を知ることができました。

 「安倍総理の政敵でもある、石破元防衛相より質の悪い、小沢元自由党代表と大差ないかも知れません」・・・と、つまりこういうことです。

 驚きましたね。こんな人間が自民と党の議員として。11期も居座っているのですから、これでは憲法改正もできるはずがありません。政治資金の援助も、反日企業イオンの岡田社長から、毎年多額をもらっているのです。とんでもない害虫です。
返信する

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