goo blog サービス終了のお知らせ 

ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

壊れていく自由民主党 - 14 ( 緊縮派と積極派 ) 

2025-02-25 22:04:54 | 徒然の記

   〈 西田氏の意見  ( 日本版「財務省ディープステイト論 ) 〉

  ・総理大臣は玉木さん、自民党がそれを支えていく、自公がそれを支えていく。そう言う形で選挙をやればですね。私は衆議院も参議院も、もう一度この与党、自民党がですよ、大きく議席を回復するはずだと思います。

  ・しかしそういう私が思っているような意見と、もう片方で、財務省が思っているような、緊縮派と連立すべきだと言う2つの意見がある訳ですね。

  ・要するに自民党の中にも野党の中にも、財政積極派と緊縮派、この2つに大きく分かれていると言うのが、今の現実なんですね。

  ・ということはですね。自民党対野党というよりも、自民党も野党も含めてこの財政の在り方、そこを根本的な対立点として、もう一度政界再編すべきなんですよ。

  ・そして不思議なことにですね。この緊縮派と積極派は財政のことだけじゃなくて、もう一つの共通項があるんです。どういう訳か積極派の方は、保守派の方々が多いんですよね。日本の伝統を守っていく、家族を守っていく、選択的夫婦別姓にはもちろん反対ですよ。

  ・それよりも、旧姓の通称使用でやればいいんじゃないかと考えている方々が、どういう訳か積極派の方に多いんです。

  ・そして財政緊縮派、財政再建しなきゃならないと言っている人に限ってですね。これがまた不思議なことにですね、選択的夫婦別姓を欲しいと言っている人がいるからいいんじゃないかと、そういうことを言う人が多いんですね。つまり、リベラルですよ。

  ・要するにリベラルの方が緊縮派、そして積極派の方が保守派の方々なんですよね。これはまさに見事な形で、政策的な方向性が違います。

  ・この4つの視点で、もう一度自民党も野党も含めて、政界の再編、政党の再編をすべき時期、そう言う時期に来ているのかもしれないと、私は最近感じています。

 あと7行を残して、氏の意見の全てを紹介しました。

 リベラルが緊縮派、積極派が保守派という視点を初めて知り、なるほどと思わされましたが、この視点は日本にだけ当てはまる話で、アメリカや他の自由主義国には当てはまりません。

 他国では財政緊縮派が「自国否定派」「自国憎悪派」とイコールで無いからです。簡単に言いますと、米国内で激しく対立している民主・共和両党は、状況に応じて財政緊縮派になったり、財政積極派になったりしています。

 両党は「財政均衡論」を重要視せず、必要な時に必要なだけドルを印刷して世界に流通させています。自分の国が赤字になったら、他国のせいにしてその国の黒字を奪ったりもします。

 財務省の緊縮路線が「反日」と結びついているのは、日本弱体化計画の「財政法」を戦後利得として同省が死守しているためです。トランプ大統領を見れば分かる通り、アメリカの大統領は誰であっても、世界一の軍事力と経済力で他国に無理難題を言います。

 日本を弱体化し属国のままにしたいと言うのは、民主・共和両党共通の政策ですから、トランプ氏の再登場を単純に喜んではいけないと「ねこ庭」は考えています。

 西田氏はこうしたことを踏まえた上で、トランプ氏について語っているはずです。反日勢力である「アメリカのグローバリスト」が民主党政権で多数派を占め、トランプ氏を批判攻撃していたのですから、氏に言わせれば「敵の敵は味方」と言うことになるのでしょう。

 息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々にはこの点を考慮して、残る7行を読んで頂けたらと考えます。

  ・今回のジム・プリスマさんと『文藝春秋』の赤坂太郎さんの記事を見て、そういうことを強く感じました。日本の将来を考えると、おそらく私が言っているようなことになってくるんじゃないでしょうかね。

  ・そしてアメリカでトランプ大統領が生まれ、リベラルよりもコンサバティブ ( 保守派 ) の方が、財政緊縮派よりも景気拡大派の方が大きな力を持ちつつある。

  ・それを考えたら、日本でも同じ方向で政界再編の動きになるのではないでしょうか、と言うのが私の思いです。

 口先だけなら何とでも言えると氏を批判する人がいますが、「ねこ庭」はこうした意見に反対です。

  1.  現職の参議院議員として、参議院選挙前に首相と党幹部を批判をしている

  2.  財務省の間違いと横暴な権力を、はっきりと説明している

  3.  連立する野党名を、隠さずに語っている。

 この3点には政治生命がかかっていますから、「ねこ庭」は氏の覚悟に敬意を表し、支援します。

 問題なのは、氏の意見を「壊れていく自由民主党」を語るものとして受け取るのか、「再生する自由民主党」への希望として読むのか、いずれかということになります。自信をもって言える段階ではありませんが、「ねこ庭」は希望の一つとして氏の意見を紹介しました。

 次回に紹介するのは、3日間の休みで観た久しぶりの青山繁晴氏です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

壊れていく自由民主党 - 13 ( 日本版「財務省ディープステイト論 ) ) 

2025-02-25 19:09:25 | 徒然の記

   〈 西田氏の意見  ( 日本版「財務省ディープステイト論 ) 〉

  ・『文藝春秋』の記事では、財務省がバックにいるんじゃないかと言うことは書いてないんですけれども、私はそう睨んでいます。

  ・そこで私が申し上げたいのはですね。要するに片方で、大連立構想を立民との間で検討したらどうかという話が自民党の中でも出ていると言うのが、今回の『文藝春秋』の記事ですけれどもね。

  ・そう言う考え方も当然財務省なんかが知恵を回して、これをやる可能性が非常に高いんですよ。

  ・ここに集まっているメンバーの方々はね。見てみると、財務省と非常に近いパイプを持っている方々ばかりですよ。

  ・そして、相手の立憲民主党というのはですね。野田代表が元財務大臣、予算委員長をやっている安住さんも元財務大臣で、非常に財務省との連携、相性がいいんですよね。

  ・だから彼らが、こういう財務省の差し金と言いましょうかね。知恵をつけられて、立民と自民党の大連立をしたらいいんじゃないかということを、考えている可能性が大いにあります。

  ・しかしこれは大失敗するでしょう。ザイム真理教の思いのままに国を動かされてしまったら、必要なところに予算がつけられません。

  ・そして今回でも、税と社会保障の改革や道州制の導入なんてのはですね、まさに緊縮の発想から出ている政策ですね。こんなことやっちゃうと日本はますます国力が落ちて、少子化も止まらず、どんどん破滅へ向かっていきますよ。

  ・そうじゃなくて、私はやるんだったらですね。国民民主党と連立を考えるべきだと、年収の壁を取っ払って、手取りを増やして、そしてその結果国民が沢山お金を使い出すと、景気が良くなります。そうすると税収は勝手に増えてくるんですよね。

  ・つまり初めに国民側にお金を渡して、使わせるところから始めれば税収自体が増えてくる。緊縮とは全く逆さまの発想ですよね。

  ・そしてその方が、経済の理にもかなっているんですよ。そして国民から人気があるのは、どちらか ?  それはもちろん、国民民主党が訴えている政策の方ですね。

  ・しかしこれには、お金が、当初のお金がかかりますからね。国債を発行しなけりゃならない、国債発行額を抑えたいザイム真理教、財務省にすれば、絶対にやらせたくない訳ですよね。

  ・そしてまた、石破総理もですね。今のところ、立民派のような反応を示していますよね。というのはどう言うことか、と言うとですね。

  ・ここでジム・プリマスさんの質問に戻るんですけれども、要するに自民党がやらなきゃならないことは、まずは総裁をですね。今の石破総裁のままですと、立民との連携、維新との連携の方に行ってしまう。

  ・そうなると選挙をしても、そう言う選択をしたら、必ず自民党は負けます。これでもう、日本は潰れてしまいます。

  ・そうなるよりもですね、積極的な財政。財政健全化よりもですね、まずは経済を立て直して、国民の生活をしっかり支えて、その上で経済が大きくなれば税収が増える訳ですからね。

  ・そういう積極財政派の人を総理・総裁に据えるか、もしくはそう言う人を自民党の総裁にして、私の場合は先ずですね、自民党の総裁に、例えば高市さんなり他の誰か、積極派でふさわしい人が総裁になってですね。

  ・そして首相指名を、玉木さんにしてしまえばいい訳ですね。

 西田氏がここまで踏み込んで発言をすると予想していませんでしたので、驚きました。衆議院の予算案審議の段階で石破氏が、立民との連立に踏み切る可能性を考えると、時間がほとんどありません。石破おろしの動きも明確に表れていない段階で、ここまでの発言をするほど状況が迫っているのかも知れません。

 7月の参議院選挙で氏は改選期になっていますので、党幹部の意向にハッキリとノーを突きつけると、どのような妨害をされるのか。衆議院選挙での安部派の議員に対する露骨な干渉をみたばかりなので、氏の覚悟を感じさせられました。

 日本最強の省庁と言われる財務省にも、厳しい批判をしています。政治家が束になっても敵わないほどの力を、なぜ財務官僚は持っているのか。現職の自由民主党の議員としては口にできませんので、代わりに「ねこ庭」が説明します。

  ・財務省の力の源泉は、昭和22年にGHQが作った「財政法」にある。

  ・同法には「財政均衡」と「国債発行抑制」が明記されているが、自分の国 ( アメリカ ) には「財政均衡」「国債発行抑制」を書いた「財政法」は無い。

  ・これはGHQが、「日本弱体化計画」の一環として日本に押しつけた法律だからである。
 
  ・昭和22年にGHQは、「改正皇室典範」「財政法」「日本国憲法」と言う優先順位で「日本弱体化法」を作った。
 
  ・GHQは、「財政法」を「日本国憲法」より重要視していた。
 
 もしかするとここまでは知っている人が多いと思いますが、肝心の話は次です。
 
  ・「日本弱体化法」をGHQに作らせたのは、米国政府内にいる反日グローバル勢力 ( ディープステイト  ) である。
 
  ・反日グローバル勢力は主として、民主党政権の中にいて日本を属国として扱っている。
 
  ・故安倍首相を暗殺し、岸田前首相を暗殺未遂事件で脅したのは彼らである。
 
 アメリカは日本にとって最重要の同盟国ですから、財務省を批判できても、財務省のバックにいる米国政府内の勢力への言及はさすがに誰もできません。
 
 これで氏が日本の政治家として、ギリギリの発言をしていると分かりますので、次回も続きを紹介します。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

壊れていく自由民主党 - 12 ( 西田氏と「ねこ庭」の認識 ) 

2025-02-24 20:48:08 | 徒然の記

  〈 2.  赤坂太郎氏の意見・・・覆面政治評論家 『月刊文藝春秋』の記事より紹介 〉

 赤坂太郎氏の記事を西田氏が読みながら紹介し、時折コメントを入れていますが、記事との区別がつかないのでそのまま紹介しています。

 石破氏の釈明の続きです。

  ・「ただ野田さんも党内左派をどう扱うべきか苦慮しているだろうし、こちらも党内右派をどうしようと思っているでしょ。」

  ・「中道政治をこれからどう作っていくか、話し合いはあってもいい。」

 記事の紹介はここまでです。基本政策で違いの大きな政党が選挙のために集まることを、一般的に「野合」と言います。石破氏と野田氏個人は同じ反日リベラル同士ですから、「野合」と言わないのでしょうが、自由民主党と立憲民主党が選挙のために手を組むのは「野合」になります。国民は細川内閣、村山内閣で経験済みで、「野合政権」はいずれも内紛のため 1, 2 年の短期間で消滅します。

 しかしリベラルの石破氏の頭の中では「野合」でなく、「中道政治」という話になっていることが分かりました。

 ジム・プリマス氏は石破氏を、頭が悪くて、愚かな子供のような人物と評していますが、「ねこ庭」は氏を悪知恵の働く油断のならない人物と見ています。佐藤氏を使って党内の中堅議員4人を集め、密かに立憲民主党との連立を検討させるという画策は、頭の悪い人間にはできません。

 ではこの動きを、西田氏人がどのように見ているのか。これから紹介する氏の意見が、14, 15, 16 の三日間で得た収穫の一つです。

  〈 西田氏の意見 〉

  ・こういうことが自民党の水面下で起こっているということを、赤坂太郎さんが言っているのですけれど、まさにこの話は片方で、国民民主党がですね、国民の手取りを増やすんだと、いわゆる財政の壁、給与所得の課税最低限度額を103万円から178万円まで増やすべきだとずっと言っている話につながります。

  ・ここでは20万円に増やすところまでは、話がついたんですけど、ここから先プラス50万円をどうするのかというのは、まだ決着がついていないんですよね。

  ・これを全部しようと思えば、7兆円か8兆円の税収減になる。つまりやるためには、7, 8兆円の国債を刷らなきゃダメという話になるんですね。

  ・なかなか大きな金額ですから、財務省は絶対にこれを引き上げさせたくないんでね。しかし少数与党ですから、当然のことながら自公だけでは衆議院の予算案は通らない訳ですよね。

  ・そうなった時誰と組むか、今立民と組めばですね、ここまでの金額7兆円8兆円もいらない。維新との場合はですよ、教育の無償化、給食の無償化等々で考えてみれば、1兆円にもならない金額なんですよね。

  ・財務省にしたら、これほど安いものはない。とりあえず予算が通ればいいんじゃないかということで、財務省が後ろで絵を描いている節があります。

 西田氏の持論は簡単に言いますと、日本版「財務省ディープステイト論」です。表に顔をですことはありませんが、「予算配分権」と「徴税権」を持つ彼らは政治家に恩を売り、反対する議員は「徴税権」で得た金銭スキャンダルをリークして失脚させてきました。

 選挙のたびに入れ替わる政治家と異なり、彼らは省内で予算と税のエキスパートとなり政治家を手玉に取ります。「緊縮財政」と「増税路線」を押し通し、他国は経済成長しているのに、日本の経済成長を止め、国民を貧しいままにしてきたというのが氏の主張です。

 財務省を日本のディープステ衣トにしたのは、GHQが作った「財政法」であるというのが意見の根拠です。「ねこ庭」と氏の認識が、ここで一致します。

  〈 連合国軍 ( GHQ ) による日本弱体化政策 〉  

  1.   1947  ( 昭和22 ) 年1月6日    「( 改正 ) 皇室典範」の公布・・・11宮家の皇籍離脱
 
  2.   同年  ( 昭和22 ) 年4月1日     「財政法」の施行     ・・・財政均衡規定  国債発行抑制規定
 
     3.   同年 ( 昭和22 ) 年5月3日    「日本国憲法」の施行   ・・・陸海軍・軍事力放棄

  4.   同年  ( 昭和22 ) 年5月3日     「皇室経済法」の施行   ・・・皇室財産の没収と国有化

  5.   1948 ( 昭和23 ) 年7月29日      「政治資金規正法」の施行 ・・・米国法が下敷き

 「ねこ庭」は「日本属国化 ( 戦後レジーム) 」が、上記の5つの法律から始まっていると考えており、西田氏の意見は茶色で表示した「財政法」の上に立っています。

 日本の問題をGHQ以後と捉え、国民に明確に語っている政治家を、「ねこ庭」は西田昌司氏と青山繁晴氏意外に知りません。青山氏が自分の動画で語っているのは、上記 1. 「皇室典範」と 3. 「日本国憲法」です。

 息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々はご存知ですが、知らない方々のため「両氏を支援する理由を説明しました。

 次回は、氏の財務省批判が具体的になりますので足をお運びください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

壊れていく自由民主党 - 11 ( 水面下での大連立の話 ) 

2025-02-24 01:10:58 | 徒然の記

 本日紹介するのは、2月15日の西田昌司氏の動画「週間西田」です。

 氏は冒頭に2人の人物の意見を紹介し、その後で自分の意見を述べています。

   〈 1.  ジム・プリマス氏の意見 〉  〈 2.  赤坂太郎氏の意見 〉

 短い動画ですから、なるべく省略せずに紹介しようと思います、

 〈 1.  ジム・プリマス氏の意見・・・愛媛県在住男性60代 動画の視聴者 〉

  ・いつも拝聴させてもらっています。西田先生、過激かもしれませんが、単刀直入に言わせてもらいます。

  ・石破首相のような、恥知らずで、自惚が強くて、頭が悪くて、自分の責任も取れないような、愚かな子供のような人物を首相の座につけてしまったことは、日本にとって大きな災危です。

  ・愚かな子供 ( 石破 ) を躾けるのは、周りにいる大人の役目です。麻生氏、高市氏、積極財政派と言われる自民党の議員たち全てが一致団結して、石破首相を辞任させるよう迫るべきです。 自民党議員は大人として、出来の悪い子供 ( 石破 ) の面倒を引き受ける責任があります。

  ・トランプ大統領が一番嫌うタイプの政治家が、石破首相です。トランプ大統領は生やさしい相手ではありません。石破のような人物を会わせるべきでありません。日本のためになりません。

  ・自民党の全議員が、早急な石破おろしを実現することを望みます。先生の意見をぜひお聞かせください。

  〈 西田氏の意見 〉

  ・大変手厳しい投稿ですが、これは2月7日のものです

  ・石破氏はこういう心配をされていましたけれど、一応無事にトランプ大統領と面会して大きな問題点もなし、ということは、大成功だったということに、今新聞やマスコミではなっているようですね。

  ・それはそれで良かったんですけれども、一方で今月の『文藝春秋』にですね。赤坂太郎さんが「水面下で動き出した大連立構想」という記事を書いています。

 子供のようなジム・プリマス氏の意見をさらっと紹介し、赤坂氏の記事に話を移します。

  〈 2.  赤坂太郎氏の意見・・・覆面政治評論家 『月刊文藝春秋』の記事より紹介 〉

  ・令和6年の末に、自民党の中堅議員たち4人が密かに集められた

    選対委員長 木原誠二、    財政健全化推進委員長 古川禎久 ( よしひさ )

    組織運動本部長 小渕優子   衆議院農林水産委員長 御法川信英

  ・4人は現執行部に近い次世代の面々で、呼びかけたのは野党とのパイプが太い元国対委員長の佐藤勉

  ・佐藤は会の冒頭にこう切り出した。

    「立憲民主党のある幹部から、自民と立憲の連立を考えてみてくれという話が来ている。」

    「僕はもう歳だから、未来を担うこのメンバーで検討してくれないか。」

    「もちろんこのことは、総理の耳にいれてある。」

  ・突然の話で、みな顔を見合わせ、一番慎重だったのは小渕優子

    「立憲との連立は、決して見え方が良くない。」

    「有権者の批判を浴びるんじゃないか」

  ・古川の意見は

    「今の閉塞状況を切り開くには、ありだ。」

    「ただ大連立を組む大義名分がなければ、国民の理解を得るのは難しい。」

  ・メンバーからは、税と社会保障改革、選挙制度改革、道州制の導入、皇室典範の見直しなどのアジェンダ ( 公約 ) が上がった。

  ・最後に木原が口を開いた。

    「結果的にやるかやらないかは別にして、布石は早めに打って置いた方が良い。」

    「唐突に大連立の話が出てくると、違和感がある。」

  ・水面下での議論を受けた石破は、12月24日に収録されたラジオ番組で、こう踏み込んでみせた。

    「大連立をするという選択肢は、あるんでしょう。」

    「ただ何のためにというものがない大連立は、一歩間違えれば大政翼賛会になる。」 

    「そこは気をつけなければいかんと、思っています。」

  ・総理自らが大連立を一つの選択肢と認める発言は、永田町に大きな波紋を投げたと気を揉む周囲に、石破はこう釈明した。

    「選択肢としてあり得ると、話をしただけ。大連立をやると言った訳ではありません。」  

 ここまでで動画の3分の1 を紹介しました。亡国の首相石破氏の話がもう少しありますが、スペースの都合でいったん休みを入れます。夜も更けましたので、続きは明日といたします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

壊れていく自由民主党 - 10 ( 佐藤賢徳氏の検討 ) 

2025-02-22 23:37:17 | 徒然の記

 〈 佐藤賢徳氏の検討 〉

 ビジネス雑誌として「ねこ庭」が知っているのは、『東洋経済』『財界』『プレジデント』『選択』などですが、よく似た名前で『経済界』があります。

 『財界』は三鬼陽之助氏、『経済界』は佐藤正忠 ( せいちゅう ) 氏が創設していますから、当然別の会社です。『経済界』についてウィキペディアは、次のように説明しています。

  ・雑誌『経済界』は、昭和39年4月に佐藤正忠が創設。

  ・『週刊東洋経済』などのビジネス雑誌と一線を画し、経営者のインタビュー中心の記事構成を取る。

  ・リコー社長・市村清の私設秘書をしていた佐藤正忠が昭和39年に、前身のフェイス出版を設立。

  ・月2回発行の雑誌『経済界』の他、経営者の心構えなどを説く各種ビジネス書を出版

  ・平成13年佐藤は社長を退任し社主となり、後任の社長は長女の有美が就任。

  ・佐藤は平成17年に、内閣官房副長官・安倍晋三を「グッドウィル・グループ」会長の折口雅博に引き合わせ、コムスン社内報でのインタビューを実現させた事で知られる

 ここで言う佐藤氏は、佐藤尊徳氏が勤めていた『経済界』の社長で、故安倍氏と親交があったことが分かりました。「グッドウィル・グループ」会長の折口雅博氏と「コムスン」について、調べてみました。

 〈 「グッドウィル・グループ」会長の折口雅博氏 〉

  ・人材派遣会社大手の「グッドウィル」や介護サービスの「コムスン」などが属する企業集団「グッドウィル・グループ」の持ち株会社が、「グッドウィル・グループ株式会社」

  ・折口は平成19年12月まで、同「持ち株会社」の代表取締役会長兼CEOを務め、同年6月まで日本経済団体連合会理事

  ・昭和36年大田区生まれ、64才

  ・陸上自衛隊少年工科学校、防衛大学本科理工学卒業

  ・紺綬褒章、厚生労働大臣賞を2回、日本赤十字社社長表彰、経済界大賞、青年経営者賞受賞

 〈 株式会社コムスン 〉

  ・かつて存在した、「グッドウィル・グループ」のグループ会社

  ・福祉・介護を主な事業として展開していたが、介護報酬不正請求事件等が発覚、事業譲渡を完了し、平成21年末に解散、23年に完全消滅

 肝心の佐藤尊徳氏の詳細は不明ですが、故安倍首相の人脈の傾向が一部分かりました。

  ・保守系の経済人と若手実業家

  ・左翼系大手マスコミでなく、保守系大手出版社の経営者たち

 故安倍氏はこう言う人々から業界情報を得るだけでなく、彼らの出版物に挨拶文を寄せたり、彼らと会食したりしていたことが分かりました。政治献金を得ていたかもしれず、ウインウインの関係だったのかもしれません。

 大手マスコミは、故安倍首相と「統一教会」の関係を騒ぎ立てましたが、機関紙に挨拶文を送ったり、会合に出席したりと言うのは、安倍氏の交友関係の中の一部だったことが見えてきました。

 見城氏や井川氏との会食が特別でなく、「ねこ庭」の知らないもっと様々な交友関係と人脈が故安倍氏を支えていたから、自由民主党内で影響力があったのかもしれません。

 保守の中に、自由民主党を堕落させた張本人として故安倍氏を嫌悪している人がいるのは、こうした事実の負の面を知っている人たちなのかもしれません。

 しかし「ねこ庭」は、反対勢力と妥協しながらも、終生「憲法改正」と「皇室護持」の旗を下ろさなかった安倍氏への評価を変えません。ブログを休んだ3日間で見つけた「ネット界の人々」について、検討・紹介する作業の中でこれまでの推測へ確信を深めました

 故安倍氏は「憲法改正」と「皇室護持」と「自前エネルギーの開発」政策を進め、このために他国の反日勢力に暗殺されたという推測です。

 山上徹也という男が手製銃で殺害した単独犯行でなく、警察も司法も政府も尻込みするほどの勢力が関与している事件でないかという事実が、次第に国民の目に見えつつあります。

 2年前の令和5年、岸田前首相に爆発物を投げた木村隆二被告に対し、2月10日和歌山地裁で検察が、「悪質なテロ行為」として懲役15年を求刑しています。

 しかし3年前に安倍氏を殺害した犯人の山上は逮捕され、銃や弾丸の証拠物も確保されているのに、いまだに裁判が始まっていません。どんな罪状で求刑するか、証拠は求刑に足るものかなど、検察と弁護側と裁判員の間で討議が長引き結論が出ないためと言われています。

 国のトップの首相が暗殺されたというのに、警察も裁判所も何をモタモタしているのでしょう。何時もなら大騒ぎするマスコミが、これほどの大ニュースに何を沈黙しているのでしょう。

 自由民主党の議員の中では青山繁晴氏、ジャーナリストで言えば山口敬之氏が、「ねこ庭」とは違った視点から事件を追求しています。

 シリーズの28回で中断したままになっている、「自由民主党への疑問 」とここで話がつながりますが、こうなると最早「自由民主党への疑問 」でなく、「日本政界への疑問」となり、「壊れていく自由民主党」となります。

 本シリーズの4回目に、「ねこ庭」は次のように言いました。

  ・「学びのねこ庭」で色々なことを知ったつもりになっていましたが、3日間の休みが教えてくれたのは意外な事実でした。

  ・15年間学んだつもりでも、この世の情報の一部にしか接していなかった。

 見城、井川、佐藤の3氏を知ることで、3氏の人脈や業界への知識が広がり、3日間の休みでは青山氏と西田氏、高市氏の動画の検討もしました。

 現在壊れつつあるのは自由民主党だけでなく、アメリカもロシアも中国も、韓国・北朝鮮、ヨーロッパ諸国、中東諸国も例外でなく、国そのものが壊れつつあります。「世界史の大河」が濁流となって流れている時、「日本史の大河」が濁流になっているからと悲観する必要はないと、これが「ねこ庭」の考えと覚悟です。

 自分だけが辛い思いをしていると思う時、人の不幸が始まります。周りの人間がみんな苦労して頑張っていると知った時、人間の連帯感が生まれます。愛する者のため親や妻子のためにと、不屈の闘志が悲観論を吹き飛ばします。

 3日間の休みが教えてくれた「希望の灯」といった意味は、このことでした。

 中断している「自由民主党への疑問 」「壊れていく自由民主党」のシリーズは、いずれも手に余るテーマですが、一つずつ整理していくつもりです。「自由民主党への疑問 」をしばらく中断し、次回は「壊れていく自由民主党」の11回目に挑戦します。

 紹介するのは、久しぶりに西田昌司氏の動画になります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

壊れていく自由民主党 - 9 ( 佐藤賢徳氏の経歴 ) 

2025-02-22 09:08:30 | 徒然の記

 〈 石平氏の国会議員選挙出馬に関する、井川氏の意見 〉

  ・だって私が、何らかの事情でですね。日本にどっかの国が攻めてきて、難民としてですね。アメリカかどっかに逃げなきゃいけないとしても、その国で私はですね、帰化したいとは思わないんですよね。

  ・私は日本人として死にたいし、受け入れてくれたその国に感謝はするかもしれないけれども、その国のことを愛するまでいけるかといったら、やっぱり、私の場合はですよ。受け入れてくれた国が。例えばアメリカだとしたら、

  ・もともと私は、アメリカという国が嫌いじゃないんですけどね、アメリカに感謝して好きになれたとして、愛することが出来るかって言ったらね、ちょっとね、もしかすると、私がダメなだけかもしれないけど、ちょっとまあ、分かんないというところです。

 愛することと好きとの違いを考えるのは久しぶりですが、氏のおかげできっかけを得ました。氏がわざわざ区別をしているのは、おそらく大きな違いがあるからで、「ねこ庭」と同じではないかという気がします。

 「愛するもののためには、人は命をかける。」

 日本人に限った話でなく世界共通の常識で、分かりきったことだから、井川氏は結論を言わなかったのではないでしょうか。氏の動画を2月7日見た後で、2月13日に面白い動画を見つけました。

 「さささのささやん」という、ユーチューバの動画でした。

  ・石平さんのご親族は、C国にまだいらっしゃいますよね。

  ・それなのに、数々の反中発言をしていられるのは不思議でなりません。

  ・よくご親族はご無事でいらっしゃるなぁと・・何かあるのかなとも思います。

 おそらくこの言葉の中に、石平氏に疑問を抱いている人々への答えがあります。日本で石平氏は保守論客として知られ、自分の動画で発信をしています。共産党政権と習近平氏への強烈な批判が、多くの日本人に好感を持たれています。

 しかし氏は家族と会うため、年に一度中国へ帰っています。外国にいて政府を批判する中国人は、帰国すると即座に逮捕されます。ささやんが婉曲に語っている意味を、「ねこ庭」が解釈するとこうなります。

 ・もしかすると石平氏は、中国政府公認の工作員ではないのか ?

 それでなければ、何度帰国しても逮捕されない理由が考えられません。ネットの世界で同様の推測が広がっていますから、井川氏も遠回しに語ったのだと思います。

 さて井川氏の話はここで終わり、次は三人目の佐藤賢徳氏の経歴紹介です。

 氏は今回初めて知りましたが、それほど著名人でないらしくウィキペディアの説明もわずかです。従って紹介は、残りのスペースで十分間に合います。

 〈 佐藤賢徳氏の経歴 〉

  ・佐藤賢徳 ( 昭和42年11月26 日 -) は、日本の実業家、WEBマガジン『政経伝論』の編集長、雑誌『経済界』元編集長 

  ・愛称は、「そんとく」さん

  ・元ラグビー日本代表の吉田義人とは、明治大学の同期

  ・神奈川県出身 明治大学商学部卒業

  ・平成3年、経済界出版社入社

  ・創業者・佐藤正忠の秘書を務め、人脈の作り方を学びネットワークを広げる。苗字が同じため、佐藤の息子と勘違いされることが多いが息子ではない

  ・雑誌『経済界』の編集長を務めるも、22年間勤めたのち退職。

  ・平成25年、「株式会社損得舎」を設立。社名の名付け親は幻冬舎の見城徹

  ・『経済界』時代に得たネットワークと経験を活かし、「政治・経済が好きになる」ことをコンセプトとしたWEBマガジン『政経伝論』を創刊

  ・創刊号には安倍晋三内閣総理大臣が巻頭に登場し、インタビュー記事が掲載された

  ・「プラボホールディングス」特別顧問を務めている。

 経歴は簡単でも見城徹、井川意高、佐藤賢徳の3氏は、親兄弟同然の付き合いをしています。ブログを休んだ3日間で見つけた「ネット界の人々」の一人ですから、簡単に終われません。

 社名の名付け親が「幻冬舎」の見城氏、創刊号に故安倍氏という情報も出てきました。次回はさらに検討作業を進めますので、「壊れていく自由民主党」に関心のある方はおつき合い下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

壊れていく自由民主党 - 8 ( 石平氏の出馬と井川氏の意見 ) 

2025-02-21 13:31:15 | 徒然の記

 〈 石平氏の国会議員選挙出馬に関する、井川氏の意見 〉

 氏の意見の続きを紹介する前に、国会議員の国籍に関する「ねこ庭」の考えを述べておきます。

  ・国会議員は日本国民のみとし、他国籍の議員には帰化を促す。

  ・国会議員は日本国民のみとし、二重国籍の議員は日本国籍のみとすることを促す。

  ・上記に従わない議員は、国外退去 ( 追放 ) とする。

 データが公開されていないので噂でしかありませんが、現在の国会議員の中には自由民主党を含め、二重国籍の人物がかなりの数存在すると言われています。日本を敵視する中国、韓国、北朝鮮籍の議員が多いそうですから、問題視するのは当然です。

 国会議員の二重国籍を認めず、自国民に限るとする「国籍条項」を定めているのが世界の常識ですから、相互主義の観点からしても日本が現状を見直すのは当然の話です。

 どうしてこのような状況になったかと言いますと、日本の敗戦とGHQによる戦後統治に原因があります。昭和20年から昭和27年にかけて約7年間の統治期間に、主権を失った日本で、彼らは戦後復興に協力すると同時に「日本をダメにする政策」も次々と実施しました。

 「日本国憲法」、「11宮家の皇籍離脱」、「財政法」、「政治資金法」など、現在の政治の混乱の原因となる政策を強行し、国会議員の国籍問題もいわば置き土産の一つです。

 「ねこ庭」は国会議員だけでなく、地方議会議員、国家公務員、地方公務員と、公共放送であるNHKの役員については、「国籍条項」を法律で明記すべきと考えています。

 井川氏の意見に賛成する理由を述べた上で、動画の紹介を続けます。

  ・帰化したのではない、オリジナルの日本人でもね、反日の連中は山ほどいる訳で、今の自民党なんてほとんどそうじゃないかと思いますよ。まあ、立憲民主党もですね。

  ・そこを考えたら、在日外国人が帰化したその先どうなるのか、どうしようもないんです。誰にも分からない。

  ・でもね、一世の人ってね。例えば石平さんはどうか分からないけれど、一般論としてですよ。生まれ育った祖国の国籍を捨てた人に、私は日本人になりました、日本が好きですと言われたとしたら、私はうーんとならざるを得ないんですね。

  ・やっぱり外形的基準っていうのは、どうしても必要になってくるんですよ。だって、人の内心って分からないものですから・・例は少し外れますけど、例えば選挙権は18才以上じゃないと与えられないというのだってですね。

  ・18才以上じゃないと、やっぱり正しい政治的判断ができないんじゃないか、政策の理解ができないんじゃないかという考えに基づいていますね。

  ・ここには個人差がある訳ですし、私だったら中学生くらいの頃から政治的意識が非常に高かった。しかし個人差があっても、外形的基準で18才以上にしになきゃいけない。

  ・運転免許がそうですよね。別に15才でも、何なら12才でも免許受ければいいんじゃないかと。学科試験で道路交通法を理解して、しかもペダルに足がちゃんと届いて、運転技能ができればそれでいいじゃないか。

  ・でもやっぱり、18才からしか四輪の免許は取れません。18才未満だと社会的経験が未熟だから、ついつい暴走してしまったりですね、万が一人をひいてしまつたりしたときに、自分や相手が負担しなければならない社会的コストっていうことをですね、想像できないんじゃないかという外形的基準であるという訳ですよ。

 文章にすると氏の話は切れ目がなく、分かりにくく見えますが、言葉で聞いていると分かりやすい特徴があるようです。

  ・だから、帰化一世の人に対してはですね。選挙権はあってもいいと思います。でも私は、帰化一世の方にですね。被選挙権をというのは、どうしても違和感を拭えないというのが、正直な気持ちです。

 

 あともう少しで動画が終わりますので、議員の「国籍問題」に関心のある方だけ、次回にお越しください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

壊れていく自由民主党 - 7 ( 井川意高氏の経歴 ) 

2025-02-21 09:37:32 | 徒然の記

 井川意高 ( もとたか ) 氏も、全然知らない人物でありませんでした。大王製紙の社長の息子がカジノで大負けし、会社に大損害を与えたとして、マスコミが大騒ぎしていたことがありました。

 その時の社長の息子が、井川氏でした。見城氏と同様、今回初めて顔と名前が一致したことになります。

   ・昭和39年7月京都市生まれ、60才  東京大学法学部卒

   ・離婚して現在独身 子供は長女、次女、長男、長女の夫は河野太郎の又従兄弟

  ・前大王製紙会長 創業家の3代目

  ・2代目井川高雄の長男として生まれ、弟 井川高博はのちに大王製紙取締役

  ・京都市内で生まれた後、小学校直前まで米国で育ち、その後、小学校入学までを大王製紙本社がある愛媛県で過ごす。その後、家族と共に東京に引っ越した。

  ・昭和63年4月東大卒業後、大王製紙に入社

  ・平成10年6月、常務、専務を経て代表取締役副社長

  ・平成19年4月、42歳で大王製紙の第5代社長に就任

  ・平成23年6月より会長に就任

  ・同年9月、平成22年カジノでの巨額借金の事実が発覚。資料によっては借入金総額が、106億円とも言われた

  ・井川は会長職を辞任。事件が公になった後、大王製紙は井川を刑事告発する準備を進め、翌10月には東京地方検察庁が特別背任容疑で捜査に着手することが報じられた

  ・同年11月、東京地検特捜部に逮捕され、保釈保証金3億円で保釈

  ・平成25年6月、最高裁判所は井川の上告を棄却し、懲役4年とした1・2審の実刑判決が確定し、喜連川社会復帰促進センター ( 刑務所 )  に収監された。

  ・平成28年12月14日仮釈放、平成29年6月刑期満了

 経歴の中で「交友関係」と別立てのタイトルがつくほど、氏は多くの人々と親交を持っています。見城氏との関係は語られていませんが、故安倍首相と佐藤尊徳氏については書かれています。芸能人やタレントを省略し、政治家に限って紹介します。

  ・交友関係は派手であり、国会議員では、大学で同級であった浅尾慶一郎や、高校の後輩に当たる後藤田正純らと交流がある

  ・平成19年に行われた社長就任パーティーには、元首相の中曽根康弘、サントリー社長の佐治信忠など各界の著名人が出席した

  ・雑誌編集者の佐藤尊徳とは、刎頚の友ともいえる間柄で全幅の信頼を置いている。収監中においても友誼は続き、その後ユーチューブ番組において頻繁に共演している。

  ・故安倍首相とは、生前頻繁に飲み合う間柄であった。

 現在氏が持っているユーチューブの動画は、「井川意高が溶ける日本を切る」というタイトルで39.5万人が読者登録しています。
 
 嘘か本当かわかりませんが、本人はギャンブルを卒業したと言い、日本の政治を語っています。ギャンブルに負けて100億円近い借金を作り、自分の会社に損害を与え刑務所に入った人間が何をいうかと、頭から相手にしない人もいます。
 
 しかし「ねこ庭」は違います。亡くなった安倍首相は、こんな氏のどこに引かれたのかと考えるからです。金銭感覚のないギャンブラーの氏は肯定しませんが、次の意見には賛成しています。
 
  令和7年2月5日、氏の動画「井川意高が溶ける日本を切る」の中の意見です。「日本の政治は日本人がやれ !  このままじゃ中国人に乗っ取られるぞ ! 」というタイトルが付いています。
 
  ・石平さんが日本維新の会から出馬するということで、意見が2通りに分かれていますね。
 
  ・石平さんは日本を愛しているのだから、頑張って欲しいという意見とですね。やはり帰化一世には被選挙権を与えるべきではないんじゃないかという、意見ですね。
 
 ・私はですね、今の日本の法律では制限がないので、石平さんが出馬されてもそれはしょうがないんじゃないかと思っています。けれどもですね。内心では、制度としては変更していくべきではないかと思っています。
 
  ・私はよく対日批判を口にするものですから、在日に対しても批判的言動があると思われているんですけれども、戦後の日本で何年も過ごした、例えば2世3世4世5世の人たちが帰化したいと言ったら、全然ありだと思います。
 
  ・その後その人たちがですね、国会議員、国会でなくても地方議員にになりたいと言って被選挙権を持ってもいいんではないかと思うんです。日本で生まれ育っている訳ですからね。
 
  ・バカな右翼が日本で生まれ育っているからと言って、日本を愛しているとは分かんない。反日かもしれない。確かに在日には反日の人が多いし、私もそういう人を批判しているんですけれども、日本の国籍をとってですね、2世3世と日本で生まれ育った人に、被選挙権はあって然るべきと思っているんです。
 
 ここまでで、氏の意見の約半分を紹介しました。スペースの余裕がなくなりましたので続きは次回にしますが、在日の人々に関する考え方は「ねこ庭」と同じです。
 
 令和5年12月現在の在日の人々は、出入国在留管理庁のデータでは次のようになっています。
 
    総数 : 434,461人   うち韓国 : 410,156人  うち朝鮮 : 24,305人

 令和3年と少し古いデータになりますが、帰化者を含めた在日の人々の総人口は、韓国外交部の調査では 818,865人となっています。この数字から分かるのは、帰化していない在日の人々の数がおよそ半分いるという事実です。

 帰化していない43万4千人の在日の人々の中で、過激な反日活動をしているのは、1、2割と言われますから、「在日コリアン」とひとまとめにして批判攻撃する私たちも間違っていることになります。

 井川氏の意見の焦点は石平氏の「国会議員出馬問題」で、在日問題でありませんが、「在日コリアン」「在日中国人」問題は重なっている部分が大きいので注目しています。

 井川氏の意見の続きを知りたい方は、「ねこ庭」へ足をお運びください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

壊れていく自由民主党 - 6 ( 見城氏と角川春樹氏 ) 

2025-02-20 12:27:07 | 徒然の記

 今回は、ウィキペディアの丸写しになりそうです。出版社の話や作家に興味のない方は、スルーしてください。

  ・小学館から出版された矢沢永吉の単行本『成り上がり』は、大ベストセラーとなった。

  ・当時小学館には文庫が無かったため、文庫本は小学館の系列会社である集英社から出るものと思われていた。

  ・そんなとき見城は、角川春樹から「『成りあがり』を角川文庫に持ってこれないか」と言われる。業界の常識としては、集英社で文庫化すると決まっているものをひっくり返すことは通常あり得ない。

  ・しかし、トップである角川春樹との信頼関係を死守し、どんな難題も可能にしてみせると心に決め、見城は毎日矢沢永吉の事務所を訪ねてしぶとく交渉を重ねた。

  ・そして、ついに事務所の社長が根負けする。ただし、角川で文庫化する替わりに映画館の予告編やテレビのスポットで文庫本のコマーシャルを打つことを条件に出される。

  ・通常、文庫本でそこまで多額の宣伝広告費をかけることはあり得ない。原価計算をすると、文庫が50万部売れれば十分ペイできることがわかった。ただし、50万部を達成できなければ広告費を回収できずに大変な責任問題となる。

  ・一抹の不安を抱えながらも、ミリオンセラーを狙える確信に基づき決断する。こうして『成りあがり』は角川文庫から発売され、100万部を超えるベストセラーになった

  ・あるとき角川は「今のやり方だと、講談社、小学館、集英社、新潮社、文藝春秋社などに角川書店が追いつくまで50年かかる。倒産を覚悟で映画を作るしかない。

  ・もし当たれば映画のヒットと同時に本が売れる。そうすれば、10年でウチは大手5社に追いつける。

  ・「横溝正史の本を映画にしてヒットさせれば、本が売れるんじゃないか。」と言い出した。こうして生まれた角川映画の第一弾が『犬神家の一族』( 昭和51年公開 )である。

  ・角川春樹は、悲愴な覚悟で一世一代の勝負に打って出た。打てる手はすべて打ち、最後は神頼みという状況で迎えた映画公開初日。新城は、角川春樹とベンツに乗り込み有楽町の劇場に向かう。

  ・そこで、『犬神家の一族』を見に来た大群衆を目の当たりにし、涙が止まらなかったという。映画は大ヒットし、文庫は飛ぶように売れた。

  ・これを皮切りに翌年以降、『人間の証明』( 昭和52年、松田優作主演)『野生の証明』(昭和53年、高倉健主演)など角川映画は次々と大ヒットを飛ばしていく。

 映画の題名と主演俳優の名前を読みますと、昔の記憶が蘇ってきます。本も映画も華やかな装いをしていますが、知らない苦労があるものです。

  ・平成5年、麻薬取締役法違反の容疑で、角川春樹が逮捕された。

  ・春樹の逮捕を受け、弟の角川歴彦 ( つぐひこ ) が角川書店に返り咲き、社長に就く予定となった。

  ・角川書店では、かつて角川春樹と弟の歴彦が経営方針を巡って対立し、歴彦が会社を去った経緯があった。

  ・春樹派の人物が角川書店を追われ退社する中、歴彦から飯田橋の喫茶店に呼び出され、「会社の再建にはどうしても君の力が必要だから、君だけには残って欲しい」と慰留を受ける。

  ・しかし「僕がここまでやってこられたのは、春樹さんのおかげだと思っています。それに僕は、歴彦さんを追い出した側の人間です。そんな人間が、歴彦さんが戻ってこられた会社に残るわけにはいきません」と、正直に自分の思いをぶつけた

  ・こうして師である春樹に筋を通し、角川書店を退社する

 氏が、角川書店を退社するまでの経歴を紹介しました。幻冬舎設立以後の話がまだありますが、それは省略します。
 
 零細出版社だった「幻冬舎」を贔屓にし、見城氏の経営を盤石にしてくれた作家たちの名前を最後に紹介しておきます。
 
 〈 「角川書店」時代 〉
 
  つかこうへい  有明夏夫  松村友美  山田詠美  影山民夫  森村誠一
 
  五木寛之    村上龍   坂本龍一  松任谷由美 尾崎豊
 
 〈 「幻冬舎」時代 〉
 
  五木寛之  石原慎太郎  唐沢寿明  郷ひろみ  天童荒太  向山貴彦  村上龍
 
  木藤亜也  山田宗樹  劇団ひとり  小林よしのり  白川道  渡辺淳一  宮部みゆき
 
 氏の信条は「義理、人情、恩義」だそうです。残念ながら、安倍元首相や井川意高、佐藤尊徳氏との関係は説明がないのでまだ分かりません。

 次回は、井川意高 ( いかわ  もとたか  )氏の経歴を紹介します。興味のある方だけお越しください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

壊れていく自由民主党 - 5 ( 見城 徹氏 ) 

2025-02-20 08:09:42 | 徒然の記

 見城徹 ( けんじょう  とおる  )、 井川意高 ( いかわ  もとたか  ) 、佐藤尊徳 ( さとう  たかのり  ) 3氏の経歴をウィキペディアから紹介します。

 見城氏を知るのは初めてですが、「幻冬舎」の名前は以前から知っていました。

 神戸連続児童殺傷事件の元少年Aの著作が出された時、出版社は別の会社でしたが、「幻冬舎」の名前がマスコミを賑わせたことがありました。本の名前は『絶歌』だったと記憶していますが、悪評の高かったこの本に、氏がどのように関わっていたのかは知りません。

 今回「幻冬舎」と見城氏の顔が結びついたのが、意外でした。意外感のまま、経歴の紹介に移ります。

 〈 見城徹 ( けんじょう  とおる  ) 氏の経歴 〉

  ・昭和25年12月静岡県清水市生まれ、74才、

  ・編集者、実業家 株式会社幻冬舎代表取締役社長、株式会社タッチダウン代表取締役社長、株式会社キャブ代表取締役社長、エイベックス株式会社取締役(非常勤)

  ・株式会社テレビ朝日 放送番組審議会委員長、株式会社gift取締役会長、株式会社ブランジスタ顧問

  ・慶應義塾大学法学部卒業後、廣済堂出版入社

  ・昭和50年角川書店に入社、41歳で取締役編集部長に昇進

  ・平成5年、取締役編集部長の役職を最後に角川書店を退社

 角川書店でも、売上増大に寄与するやり手社員だったことが分かりました。

  ・同年部下5人と「幻冬舎」を設立し、代表取締役社長に就任

  ・平成20年旧株式会社ブランジスタの取締役に就任後、エイベックス・グループ・ホールディングス株式会社の非常勤取締役、株式会社ブランジスタの取締役会長に就任。

  ・平成25年、秋元康、松浦勝人、藤田晋らと「株式会社gift」を設立するが、3億4200万円の赤字を出して会社売却

  ・数々のミリオンセラーを生み出してきた伝説の編集者である

 以後は出版界の裏話で、「ねこ庭」には未知の話で面白いのですが、真偽の程は不明らしくウィキペディアの「注書き」があるのかもしれません。

  ・廣済堂出版入社後、最初に手がけた本は『十万円独立商法』という本である。

  ・同書について、当時「東京スポーツ」で記者をしていた高橋三千綱が特集で大々的に取り上げてくれた。そのお礼に、本の著者が3万円を出してくれ、そのお金で高橋と飲みに行き親しくなった。

  ・その後、高橋は群像新人賞を受賞する。そのお祝いで再び飲みに行った時、小説家の中上健次を紹介される。以降、ゴールデン街や新宿2丁目で文学論と喧嘩の日々を過ごす。

  ・そこには、村上龍や立松和平、つかこうへいなど多くの若き作家が集まっていた。彼らと過ごす間、彼らの中にある「狂気ともいえる情念、自分にはない治癒不能な何か」があると感じていたという。

  ・作家の中にそうした「何か」を感じられる自分は、それを表現のかたちに生み出す触媒になれるのではないかと考え、文芸編集者を強く意識するようになる。

  ・そんなとき、毎日のように会っていた高橋三千綱が角川春樹へつながる道を拓く。

  ・当時、角川書店では「野性号」という企画を行っていた。古代船「野性号」を建造し、『魏志倭人伝』に記された通りに朝鮮から北九州まで渡るという角川春樹の企画だった。

  ・この企画に魅力を感じ廣済堂出版を退職し、野性号事務局でアルバイトとして働きはじめる。

  ・事務・雑用を懸命にこなし、どんな小さなこともおろそかにせず明け方まで懸命に仕事をしたところ、その仕事ぶりが認められ、当時角川書店で唯一の文芸誌である『野性時代』の編集部に正式採用された

 シリーズのテーマを外れているのかもしれませんが、自分で読んでいても面白いので、そのまま続けます。
 
  ・当時文芸分野の弱かった角川書店に、今まで原稿のとれなかった作家を次々に引き込んでいった。
 
  ・五木寛之も、角川書店には新作を書いてもらえない作家のひとりだった。
 
  ・見城は学生時代から五木の作品を諳んじるほど熟読しており、五木との仕事を熱望していた。そこで、五木が発表する小説やエッセー、対談、どんな小さなコラムでも必ず読み、そのすべてに感想をしたため手紙を出した。
 
  ・最初は返信が無かったが、17通目に夫人の代筆で返信が来た。その後、25通目の手紙でようやく面会がかなった。
 
  ・そして会った当日、当時担当していた文芸誌『野性時代』に『燃える秋』の連載承諾を得る。その後『燃える秋』は映画化され、大ベストセラーとなる。
 
  ・後年角川書店から独立して設立した出版社・「幻冬舎」の名付け親も五木である。
 
 出版社同士の関係だけでなく、出版社と著名な作家の力関係、あるいは作家同士のメチャクチャな交友ぶりなどが伝わったきます。どこまで事実なのか不明と知りながらおつき合いのできる方は、次回も足をお運びください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする