さて、朝食があまりにも美味しかったおかげ、というわけでしょう、きっと・・・お客さまからイキナリわたされてしまったイグニッション・キー・・・
みればポルシェのそれ。しかも私のボクスターと一緒の造り、さらに白く塗られたボディも同色なら、ドアノブもおんなじパーツですよ・・・(感涙にむせぶ)
んが、これ、新車価格なんと2600万円の911!それもターボ!ちなみにこのワタクシ、997に乗るのはなんとこれが最初!その最初の一台がGT2ですよ(驚愕ののち抜腰)!
うう、私のように、こうして地道に努力し続けていれば、このようなシヤワセにめぐり合うこともあるのですねえ(なんの努力だい?)。
ご存じない方のために解説いたしますと、こんかいのこのGT2ってのはすでに先代となった997と呼ばれるポルシェ911シリーズのトップオブザレンジ=「ターボ」が993以降、4輪駆動をデフォルトとしてひたすら安定志向、つまり民主化への道を歩んでいたのに対して、あえて後輪駆動を選択。
仮に500hpを4輪で路面にたたきつけるのか、2輪でたたきつけるのか、そういうリクツで考えますと、まあ間違いなくシゲキをもとめる911オタクアイテムの筆頭といってよい。つまり「本来のポルシェターボ」の味わいを求める顧客に向けてポルシェが放った超マニヤックバージョン。
しかも4輪駆動の911ターボが2000万円前後で買えたのに対して、こいつぁ~それに加えることゆうにボクスター一台分、高いときた・・・ポルシェのみならず、一般のクルマでは4輪駆動のほうが高価なのはそりゃあもう一般常識、なのに2輪駆動のほうがはるかに高価だってのは、いうまでもなく、「モノが違う」とそういうことなんでしょう、たぶん。
かようにお値段とそのあまりの理不尽さだけで十分に35mほどヒクわけですが(爆)、その後車軸後方に搭載される3.6リットルフラット6がターボ過給で発生するのはゆうに500hpオーバー、そいつを後輪2輪であやつれるのか、つれないのか?
うひい、どうなっちゃうんだ、と狂喜しつついつものワインディングへ・・・詳細次号